生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

2254 ・民主党は一体、何をしておるのか――この体たらくの自民党をいわば野放し

2015-02-24 08:30:03 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信2254(150224)をお届けします。

・民主党は一体、何をしておるのか――この体たらくの自民党をいわば野放し

 「衆院選は実質的に敗北だった」とする民主党の総括が昨日2月23日、明らかにされました。来年の参院選に向けて準備を急ぐそうです。

 しかし、参院選まで1年余りありますが、民主党への期待は少しも盛り上がらないだろうという予感があります。今の状態なら、選挙調整、候補者調整で多少議席数は伸ばせるかもしれませんが、対して期待は持てない。

 同じ昨日、自民党の西川公也農水相がついに落城しました。安倍政権がグラッときたわけですが、民主党はそこからさらに打撃を与えることはできません。いわば野放し状態で、自民党に悠々と回復する余裕を許しています。

 民主党には有権者の期待を集めるだけの魅力がありません。それもそのはず、民主党は一体何をしたいのか、この機にいたってもまったく分からない。国の基本となる国防について、具体的にどのような姿を描いているのか。

 辺野古基地は絶対に作らせない。普天間基地は海外移転をと、なぜ打ち出せないのか。なぜ、「憲法は守る」、とりわけ「9条は守りきる」という明確な旗のもとに党内をまとめることができないのか。

 「原発は即廃炉」を、なぜ打ち出せないのか。再生可能エネルギーへ全力投球という政策を、なぜ打ち出せないのか。

 経済問題では、安倍政権の新自由主義、つまり「強いものがより強く」というトリクルダウン方式への対案を、なぜ出せないのか。格差是正を解消するための具体策は、どうか。消費税増税には当面反対し、まず官僚利権を徹底的に改めると堂々と打ち出さないのか。

 民主党の党綱領としては、平和主義に徹し、真の民主主義国をめざす。一人ひとりが大切される豊かな福祉国家をめざす、となぜ明確にできないのか。

 岡田克也、枝野幸男のコンビでは、党を再生させる路線を打ち出すことはムリです。二人の頭の中は、「第2自民党」といっても過言ではない路線があるからです。

 といって、共産党にも期待はできない。共産党には、烈々たる「党内民主主義」というけったいな主義があり、要するに家父長的独裁主義が強固なDNAだからです。自民、民主がいずれもどうしようもなく堕落しているから、行き場のない良心的な有権者の受け皿として”漁夫の利”を得ているだけで、限界があります。

 かくして、来年の参院選へ、ズルズルとなだれ込む。日本という国は腐り続けるということにならないでしょうか。ひとえに有権者の覚醒いかんです。

 


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (とろ)
2015-02-24 09:46:49
辺野古基地は絶対に作らせない。普天間基地は海外移転をと、なぜ打ち出せないのか・・・

そりゃ,鳩山さんが沖縄に米軍は必要ですって認識を示した以上,それに反する形での軍基地の移動は言えないですよ。言ったら,余計堕ちていく。民主党内にも,米軍の存在を肯定している人いますしね。長島さんとか。
返信する
Unknown (Unknown)
2015-03-01 04:24:09
そもそも民主党の支持母体が労組なんだから官僚利権をぶっ壊せなんて期待するのが土台まちがってる。


そもそも消費税増税は野田が国際的にやると言ったもので、そのときに法案通してるが既に規定路線だ
返信する

コメントを投稿