おはようございます。生き生き箕面通信2670(160503)をお届けします。
・改めて、憲法は、「非改憲」が朝日新聞です。「改憲」は読売新聞です
日本国憲法は、改めていうまでもなく施行から来年が70周年です。そして、今も憲法9条が争点です。安倍晋三氏は、「憲法改定は、自民党の党是です」といい、近くあるはずの衆院選では党を挙げて戦うつもりです。それに合わせて、読売新聞も同調します。
一方、朝日新聞は、「断固、反対」です。本日5月3日の朝刊一面でも、「改憲不要55%、必要37%」と、同社の世論調査を掲出しました。なかでも、「9条改正 反対68%」と、圧倒的多数です。
この日の社説でも、「歴史の後戻りはさせない」と掲げ、「それを許してしまえば、『普遍の原理』を社会に根付かせてきた歴史の歩みを、後戻りさせることになる」と、決めつけています。もちろん、今の憲法にも多くの齟齬がありますが、それを除いてまでも憲法9条に踏み込む必要はないといえます。
民進党の枝野幸男幹事長は、「憲法を政局的テーマから外すべきだ」と唱えています。これに詳しく論ずると、民進党のほころびが露呈してくるという思惑のようです。そんなバカげたことがあるか。野党第一党なら、あくまでも受けて立つべきです。敵陣から出されてきたボールをしっかりと受け止めてこその野党でなければならないはずです。ましてや、憲法論議をしっかりと受け止めてやれるほどなら、いままでもやりました。
なにしろ、憲法は、「国を縛るもの」です。国民を縛るものではありませんよね。それを、自民党は、「国民を縛るもの」として律しようとしています。
本日、憲法について、改めて考えてみるべきではないか。
国民が決めたものを国民が守らなくていいなんて、
そんな都合のいい話があるわけないじゃないですか。
決して縛られるものでないのです。
国民は納税の義務を負うって書いてあるんですよ。
どうして、解放されるんですか。
私人間効は間接適用説が通説判例です。
多かれ少なかれ憲法の縛りの中にいるんですよ。