おはようございます。生き生き箕面通信160809(2755)をお届けします。
・天皇の「お気持ち」をないがしろにする安倍政権
天皇が一生懸命に作った「お気持ち」を、そのあとで、ポイと捨て去るように評した安倍首相。わずかちょいの間、評したものでした。ここに出ているように、安倍首相は、この「お気持ち」がどうにもならないくらい、あてつけがましいものでした。
事実、NHKの宮内庁詰めH記者が出したものがあったらしいのですが、官邸の「ストップ」で取りやめになりました。今回は、参院選が終わった後で、もう一度、出したものでした。つまり、今回は安倍官邸を通さずに出したものでした。だから、NHKも驚き、官邸は、また出したと、激怒したようでした。
「リテラックス」というブログに、この間のいきさつが書いてあります。それによると、天皇・皇后は、象徴たる天皇の位置について十分に考え抜いてこられました。しかし、時の政権側はなんの考えもないような雰囲気。
結局、秋篠宮に近い宮内庁詰めH記者が、天皇のお眼鏡にかなって選ばれたようでした。そうでなければ、官邸がストップするようなものを、完全に通り抜けるはずがありません。
安倍政権は日本会議ともども、戦前回帰へ戻そうとしているようです。そうすると、天皇が考えてこられた「護憲と皇室改革」が水泡に帰すのです。
いずれにしろ、安倍政権は、天皇の問題は「ワシに任せよ」くらいにしか、考えていません。要するに、天皇もオレより下、くらいにしか考えていないのです。
表向き、安倍政権は天皇と真っ向勝負にはならないでしょう。ただ、裏面では、日本の政権は、天皇の言葉を蹴散らかしています。
象徴の天皇は「お気持ち、お言葉」を奇異に考えられるのでは。 本欄を精読します。