生き生き箕面通信

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161118 ・「電通鬼十則」は削除へ。しかし、社長の謝罪だけは絶対にしない

2016-11-18 07:50:05 | 政治

おはようございます。生き生き箕面通信161118(2807)をお届けします。

・「電通鬼十則」は削除へ。しかし、社長の謝罪だけは絶対にしない

 新入社員の高橋まつりさん(当時24歳)が昨年12月に過労自殺した際、大方の人が社長の石井直氏がすぐに謝罪するとみられていましたが、電通はそんなことはまったく意に介していないようです。いまだに、高橋さんに対する謝罪はやっていません。

母・幸美さん(53)が問題視していた社員心得「電通鬼十則」が削除される方向については検討され、来年の社員手帳から削除されることがわかりました。これは読売新聞の記事から取っています。電通では、「鬼十則」からは削除されるが、社長の謝罪は絶対にやらないという「新ルール」をつくったことになります。それほど電通の社長は、「権威」があるということです。

 たしかに、「鬼十則」は「取り組んだら、殺されても放すな」「周囲を引きずり回せ」など相当過激な項目が並んでいます。しかし、その過激な背景は、社長の日々の空気がかもし出しています。

 1991年に過労自殺した男性社員の場合も、「鬼十則」があると指摘されましたが、結局残されました。そして、今回の自殺。それはいくら社長が叱咤激励しても、「鬼十則」を超える社内の空気があります。つまり、それは社長の謝罪から始まるのではないでしょうか。社長が心から謝り、社内の空気を変えることからしかはじまらないと思うのです。


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