おはようございます。
生き生き箕面通信2286(150328)をお届けします。
・安倍官邸が4月の番組改編を機になりふり構わずテレビ支配
安倍官邸のマスメディア支配の動きが露骨です。その背景は、4月以降は重要な政治日程が立て込んでいるため、その前にメディアを完全に抑えておきたいという官邸の事情があります。
NHKの夜9時の看板番組、「ニュース9」の大越健介メイン・キャスターが”更迭”されました。原発事故の現場に飛び、「原発については慎重の上にも慎重に考える必要があるのではないでしょうか」とリポートするなどが、安倍首相の感情をことごとく逆なでしたのだそうです。
籾井勝人というNHK会長に、官邸筋から矢継ぎ早にクレームがつき、籾井氏は局内の反籾井派を更迭しました。その流れの中で、早めに「大越を切る」ことが規定路線となり、4月の番組改編を機に実行されたものだと言われています。
実は、この籾井支配に危機感を募らせたNHKのOBが署名運動を起こし、NHK始まって以来の7万通もの署名が寄せられた。OBたちは署名に賛同するよう大越キャスターに働きかけた経緯があり、その動きを察知した籾井派が手を打ったとも伝えられています。
4月の統一地方選に続き、大型連休明けにはいよいよ集団的自衛権の行使のためのさまざまな安保法制改定案が上程され、審議が始まります>
「大越を切れば、そのあとのキャスターも『分かっているよね』ということにできる」というのが、籾井という男のやり方です。
ABCテレビ(大阪など)の「報道ステーション」では、今月3月27日を最後に、コメンテーターの古賀茂明氏が切られました。古賀氏は番組の中で、「I am not ABE」というプラカードを掲げてべ首相を批判した硬派の下経産官僚です。
すでに、テレビ、新聞は、編集人が萎縮し、現場の記者も、局内で実際に読者や視聴者に届ける内容を扱う段階で、政権側の意向を忖度しています。だから、最近のニュース番組はまったく面白くありません。お上の情報伝達ニュースが、それがニュースであるかどうかは別として面白いはずがない。かつてのソ連のイズベスチヤや、中国の人民日報が面白くないのと同じです。
このようなメディア空間で、集団的自衛権をはじめとする安倍法制が次々に成立させられ、国民はその法律に縛られます。なにせ、安倍氏がいう「わが国は法治国家だから」なのです。
最近は、まだ少し元気な、東京新聞や週刊誌、ブログなどで情報収集するしかありません。私たちは、耳をそばだて、鳥の目で高い所から俯瞰すれば、まだ事の成り行きをつかむことができます。そうした一人ひとりの努力がいよいよ欠かせなくなっています。
遅きに失した感があるが、官邸には頑張ってもらいたい
鬼畜米英の米(産軍コリカタマリ)の忠僕。冷戦時代そのままの地政感覚。仮想敵国として中国を想定。
これでは日本国を危険に陥れる。
大越さん、古賀さんなどメディアへの圧迫は悪名高いマッカーシズム、反共主義を想起します。 猜疑、いやな人間の心性です。また、伝染力も大きい。
「アイアムノット安倍」なんて露骨に公共の電波で政権批判したら,放送法の政治的公平に触れまくってますからね。このまま放置したら局自体が危ないとテレ朝が思っても不自然ではないですよ。今後,これをちらつかされたら取材にも支障が出るでしょうし。実際椿事件のこと言われましたしね。
古賀さんは民主党政権でも官邸の圧力で降ろされるって話していたようですから,被害妄想的なとこあるんでしょうね