お早うございます。
生き生き箕面通信2119(141012)をお届けします。
・世界経済は「成長できない時代」に突入したのでしょうか
世界経済を動かす政治・経済の専門家が集まって協議しましたが、結局、好転させる明確な戦略は何も打ち出せませんでした。どうも「世界経済は成長の限界」にぶち当たり、戸惑っている感じが強まってきました。
主要20か国・地域(G20)の財務相・中央銀行総裁会議がワシントンで開かれていましたが、閉幕のまとめは「各国が成長を底上げする対策を検討する」という内容のないものになってしまいました。日経新聞の電子版は「世界経済の持続的な成長シナリオが揺らぎ始めた」と、報じました。
会議を覆っていたのは、「ユーロ圏経済の失速が世界経済に悪影響を及ぼす」という認識でした。ユーロ圏は過去12か月連続で物価上昇率(インフレ率)が1%を割り込み、デフレに落ち込みかねない状況で推移しています。
このため、経済がしっかりした歩みのドイツに対して財政出動による景気刺激策を要請しているのですが、肝心のドイツはあくまでも財政規律の健全性を守り抜く決意を崩していません。
IMF(国際通貨基金)は、景気後退に陥る可能性を「35~40%」(ラガルド専務理事)と想定しています。
問題は、あくまでも「成長を目指す世界」であり続けようとするのか、それとも「経済成長はしなくても心豊かな人生を可能にする世界」をめざすのか、地球に生きる人間すべてが問われているということです。
現在でも、世界の国々が振り向けている軍事費を、世界の貧しい国々の人々と分け合うようにすれば、貧困はたちどころに解消し、そこそこのの生活水準を可能にできるのですよね。
にもかかわらず、いがみあい、闘って、みずから不安な世界を作り出しているわけです。人類はなんという愚かな生物でしょう。地球上で一番お粗末な生物といえるのかもしれません。
結局、行き着くところまで行くほかないのでしょうか。