生き生き箕面通信

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1850 ・藝術的な大三角連携が成立――細川・小泉・小沢氏による「文明史への挑戦」

2014-01-15 07:10:40 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信1850(140115)をお届けします。

・藝術的な大三角連携が成立ーー細川・小泉・小沢氏による「文明史への挑戦」

 実に見事な”芸術的大三角形”と申しましょうか。細川護熙・小泉純一郎・小沢一郎の三角連携が実質的に形成されることになったといえます。

 表に出るのは、細川・小泉の両氏だけです。小沢氏の姿は見えません。しかし、そこにこそ”藝術的”と評せる所以があります。

 細川・小泉の両氏が表舞台で、脱原発社会の構築という「文明史への挑戦」を意味するドラマを始める。小沢氏はあくまで舞台裏の目立たないところで選挙戦の実務に携わる”勝手連”です。これが安倍政権打倒の舞台仕立てです。

 小沢氏に対しては、「小沢嫌い」のアレルギーが依然強いから、あくまで勝手連の形をとる。小沢政経塾の塾生は420人ほどいるそうです。この小沢軍団は、ポスター貼りやチラシのポスティングをはじめ、さまざまな選挙活動に欠かせない 実動部隊として東京という大きな舞台で縦横に働きます。それは彼らにとっても、いずれ来る総選挙戦への実戦訓練になります。つまり、小沢勝手連は大きな戦力として期待できます。

 「人類が太陽を手に入れた」と喧伝された”原子の火”である原子力発電は、そのあとにできる超高濃度の放射能の廃棄物、いわゆる核のゴミを処理できないことが判明しました。プロメテウスがゼウスの目を盗んで天界の火を人類に与えてくれた物語は、その後の文明史としてはプロメテウスに返還せざるを得ない結末を迎えようとしています。

 ところで、宇都宮健児氏ですが、なんとしても細川氏への一本化を進めていただきたい。細川氏は76歳の後期高齢者です。宇都宮氏は9歳若い67歳。一本化にあたっては、共産党の判断が決め手になりそうです。

 共産党はこれまでも「自分だけが正しい路線」で、数々の選挙では民主勢力の票を割り、結果的に保守勢力を利する動きをしてきました。しかし、今回は歴史的な判断を下してほしいものです。

 主たる敵を明確にすること。主たる敵は、安倍政権であることは明確です。安倍政権を打倒することが、日本の喫緊の課題であることはいうまでもありません

 宇都宮氏は、細川氏の次に回ることで何の問題もないではないですか。いやむしろ、細川氏の後継までも視野に入れた候補者選びは極めて重要です。

 日本の新しい歴史を開こうとする、平和・民主勢力は力を結集し、一本化のエネルギーで安倍政権をぶっ飛ばしましょう。やればできる。

 南の夜空に輝く「冬の大三角」は、オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンだそうですが、いまも天空で静かにギリシャ神話の世界を語っています。日本の「冬の大三角」は、今から新しい日本を開く歴史の物語を始めてほしいものです。それは、日本の民主主義勢力が幅広く連帯できるかどうかの物語でもあります。

 日本の”希望の連帯”は、4日後の名護市長選でまず1勝をあげ、続いて2月9日の東京都知事選で2勝目。希望の年です。やればできます。きっと。