おはようございます。
生き生き箕面通信1843(140108)をお届けします。
・おかしな顔が登場する都知事選ーー脇役には石原慎太郎という男も
いかがわしいコンビが首を揃えたもんです。昨日1月7日に田母神俊雄という元航空幕僚長が都知事選出馬会見で並んだ時の石原慎太郎氏とのツー・ショット。
この二人に共通するのは、中国や韓国など近隣諸国を蔑視、あるいは敵視する世界観です。「日本は核武装すべき」という考えでも共通しています。田母神氏は従来から、「核武装による核抑止力」を強調してきました。石原氏も、尖閣諸島買い上げを宣言したアメリカでの講演で、「占領憲法破棄、日本の核武装」を同時に主張しました。
「われわれエリートが日本をつくって来たのだ。弱者は黙ってついて来い」という点でも同じです。
自民党は結局、舛添要一氏を推すようです。自民党は、新党を結成して出ていった舛添氏を4年前に除名処分したところですが、それでもほかに適当な候補者が見つからないのでしょう。要するに、ご都合主義の候補者選びです。
民主党も、適当な候補者を見つけられない。仕方ない。舛添氏を推すか。なんとも情けない民主党の低迷をくっきりと示しています。
その点、宇都宮健児氏(日本弁護士連合会前会長)は、次の5つの基本政策を発表して、信を問うことを明確にしています。
①世界一働きやすく、くらしやすい希望のまち東京をつくります ②環境重視、防災、減災重視のまち東京をつくります ③原発再稼働、原発輸出を認めず、原発のない社会と経済を東京からめざします ④教育現場への押しつけをなくし、いじめのない、子どもたちが生き生きと学べる学校をつくります ⑤安倍政権の暴走をストップし、憲法を守り、東京からアジアに平和を発信します
石原慎太郎、猪瀬直樹と2代続けてひどい知事を選んだ東京都の有権者には、こんどこそまともな首長を選びだして、地方自治のお手本を示してもらいたいものです。なにしろ日本の首都なんですから。そのプライドにふさわしいリーダーを選択してほしいと期待します。