生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

1809 ・日本を壊す安倍政権――アメリカ追随主義の帰結

2013-12-05 07:34:34 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信1809(131205)をお届けします。

・日本を壊す安倍政権――アメリカ追随主義の帰結

 風雲急を告げる事態。安倍政権は、本日12月5日中にも「特定秘密保護法案」を参院本会議に緊急上程し、強行採決する構えと伝えられています。稀代の悪法が、かくも荒っぽく成立させる政治状況は、日本が荒っぽく壊されていく過程を示しています。日本の良さが荒っぽく破壊されつつあります。

 和食が昨日12月4日、ユネスコの世界無形文化遺産に登録されることが正式に決まりました。歓迎します。和食が高く評価されたのは、「ちゃぶ台を囲む一汁三菜の家族団らん」を中心とする地域の結びつきです。「映画 三丁目の夕日」などに描かれた世界です。日本人の日常生活の底流に流れる「自然を尊重する精神」が認められたわけです。それなのに、残念ながら最近の傾向は、和食は”絶滅危惧種化”し、いわばガラパゴス化しています。

 最近の子どもの好きな食べ物は、1位がハンバーグ、2位はカレー、3位スパゲティだそうです。みそ汁つきのご飯など、「食べたことがない」子どもも多いのだそうです。もちろん、ちゃぶ台そのものがない。一家そろっての「いただきます」よりは、それぞれが好きな時間に自分だけで食べる「個食」も珍しくない。パンを中心とするアメリカ型の食生活を受け入れ、日本人自身が「和食」を駆逐しています。日常生活そのもののアメリカナイズが進んでいます。

 政治・経済の分野でも「グローバル化」という触れ込みの、その実アメリカナイズが強行されています。

 その仕上げとも言えるのが、経済分野におけるTPP(環太平洋経済連携協定)であり、政治分野における「特定秘密保護法案」です。安倍政権下で「日米連携」という名の属国化が深化し、日本の国富がアメリカのために使われ、自衛隊がアメリカのための先兵として使われる状態が日常化すると見られます。

 その「運命の日」が早ければ、本日です。

 ただ、それは「静かなる氾濫」につなげる「出発日」とすることも可能なはずです。次の総選挙をめざし、静かながら確実に私たちは賢くなり、政治の選別力を身につけて、行動する。今回の安倍政権の仕打ちに対し、「倍返し」です。

 先は長い。これからが、私たちが本物の民主主義を確立する市民革命のスタートといえます。