おはようございます。「日本で『緑の党』を創ろうと努力している動きを、この『箕面通信』で取り上げるべきではないか、とご提案を頂きました。僕もこの「緑の党」の運動に大いに期待しています。
生き生き箕面通信1075(111118)をお届けします。
・ないなら創ろう「緑の党」
「緑の党」の先輩、ドイツから「緑の党」国会議員のシルビア・コッティング=ウールさんが本日11月18日、再び来日します。日本での「緑の党」結成を準備している「みどりの未来」が招いたものです。大阪では明日、梅田で「ドイツの脱原発」について講演が予定されています。東京では20日に、シルビアさんも参加し、「緑の党」結成に向けての呼びかけ集会が開かれます。
「世界にある。日本にない。ないならつくろう日本にも『緑の党』」を掲げて、準備を進める「みどりの未来」グループが精力的に努力しています。杉並区議のすぐろ奈緒(32)さんや、尼崎市長の稲村和美さん(39)ら若い人が中心となり、着々準備が進んでいるようです。来年夏に正式に党として立ち上げ、再来年の参院選でとりあえず2、3人の当選をめざすようです。
めざすのは、もちろん「脱原発社会」。主張は「原発の即時全面停止」「サヨナラ経済成長神話」と明確です。それだけではありません。
政策目標(キーワード)として6つ挙げています。
①エコロジカルな知恵――自然との共生、GNH(国民総幸福)、7世代先を考える
②社会正義――反貧困、年金・保険一元化、同一価値労働・同一賃金、国際連帯税
③参加型民主主義――公正な課税、子どもの政治参加、小選挙区制廃止、脱官僚制
④非暴力――丸腰国家、東アジア非核平和圏構想、防衛省解体・平和省創設
⑤持続可能性――脱石油・脱原発、核リサイクル計画からの完全撤退、炭素税導入
⑥多様性の尊重――多宗教共存(エキュメニズム)、障害者権利条約、市民連帯契約
目の前の問題、TPP(環太平洋経済連携協定)などグローバリズムには反対の立場を鮮明にしています。
自民党じゃない。民主党でもない。共産党でも、公明党でも、社民党でもない。めざす社会は、新しい日本の地平を切り開く意欲に満ちています。じっくりとエネルギーを蓄えつつ大きなうねりを起こしてほしいと願っています。
講演会などの詳細は、「みどりの未来」で検索してください。