おはようございます。「言うなれば狐と狸の合体論」(今朝の朝日川柳より)
生き生き箕面通信912(110607)をお届けします。
・「真の民主主義」を考える契機に
急浮上した大連立論に対し、新聞各紙の論調は分かれています。本日6月7日の社説は、ナベツネ氏ひきいる読売が昨日に引き続き「大連立実現のため環境整備を急げ」と、連立を催促する立場を強調しています。一方、朝日は「直ちに大連立というのはちょっと待ってほしい」と「待った」をかけました。社説の見出しで「何のためにやるのか」と疑問を呈し、ブレーキをかけています。
読売の社説には、大連立が民主主義にとっていかなる意味を持つのか、どんな危険性を内包しているのか、については一言も言及がありません。何が何でも大連立がいいのだ、という思いが強い前のめりの主張になっています。例によって「大連立イコール救国内閣」と耳触りのいいキャッチフレーズも持ち出しました。
毎日は「復興・復旧を進めるためには、大連立もひとつの方法だろう」と、消極的容認の立場。
いずれにも共通するのは、大連立を国難を乗り越えるための政治の「便法」とする考え方です。
そのなかで朝日だけは、「2大政党の場合は、政策ごとに接点を探るのが本来の姿だ。民主主義の基本であり、その努力が足りないのは明らかだ」と、民主主義の本質を指摘しました。
どのような政治状況であれ、民主主義のルールにのっとって問題を解決する。これこそ最上位に位置付けるべき根本中の根本原理だと考えます。
「国難だから民主主義は一時棚上げして大同団結。対立は横に置いて”救国”政府を」というのは、極めて危険です。大連立は、要するに民主主義に対して幼稚であることを自ら告白するものにすぎません。こういう難しい時こそ、連日、徹夜してでも議論を続け、つまり徹底的に話し合って、国民のための政治へ一致点を探る努力が求められます。
国民のため、生活第一の観点から議論を煮詰めていけば、必ず妥協点、一致点は見つけられるはずです。次善の策で妥協し、最善の策へ改善していくことも可能のはずです。厳しい議論が保障されるためにも、対立する立場が不可欠。それこそ民主主義です。そうした努力を欠いた大連立は、ろくな結論は導き出せない。断言できます。それこそ冒頭の「狐と狸の合体論」に堕するのが関の山ではないでしょうか。
生き生き箕面通信912(110607)をお届けします。
・「真の民主主義」を考える契機に
急浮上した大連立論に対し、新聞各紙の論調は分かれています。本日6月7日の社説は、ナベツネ氏ひきいる読売が昨日に引き続き「大連立実現のため環境整備を急げ」と、連立を催促する立場を強調しています。一方、朝日は「直ちに大連立というのはちょっと待ってほしい」と「待った」をかけました。社説の見出しで「何のためにやるのか」と疑問を呈し、ブレーキをかけています。
読売の社説には、大連立が民主主義にとっていかなる意味を持つのか、どんな危険性を内包しているのか、については一言も言及がありません。何が何でも大連立がいいのだ、という思いが強い前のめりの主張になっています。例によって「大連立イコール救国内閣」と耳触りのいいキャッチフレーズも持ち出しました。
毎日は「復興・復旧を進めるためには、大連立もひとつの方法だろう」と、消極的容認の立場。
いずれにも共通するのは、大連立を国難を乗り越えるための政治の「便法」とする考え方です。
そのなかで朝日だけは、「2大政党の場合は、政策ごとに接点を探るのが本来の姿だ。民主主義の基本であり、その努力が足りないのは明らかだ」と、民主主義の本質を指摘しました。
どのような政治状況であれ、民主主義のルールにのっとって問題を解決する。これこそ最上位に位置付けるべき根本中の根本原理だと考えます。
「国難だから民主主義は一時棚上げして大同団結。対立は横に置いて”救国”政府を」というのは、極めて危険です。大連立は、要するに民主主義に対して幼稚であることを自ら告白するものにすぎません。こういう難しい時こそ、連日、徹夜してでも議論を続け、つまり徹底的に話し合って、国民のための政治へ一致点を探る努力が求められます。
国民のため、生活第一の観点から議論を煮詰めていけば、必ず妥協点、一致点は見つけられるはずです。次善の策で妥協し、最善の策へ改善していくことも可能のはずです。厳しい議論が保障されるためにも、対立する立場が不可欠。それこそ民主主義です。そうした努力を欠いた大連立は、ろくな結論は導き出せない。断言できます。それこそ冒頭の「狐と狸の合体論」に堕するのが関の山ではないでしょうか。