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いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

?にはウヨはいないのかな

2007年01月04日 21時16分23秒 | 中国出張/遊興/中国事情

続・北京の壁絵

■続、文革体験記■
『私の紅衛兵』陳凱歌、講談社現代新書、に続き、『ビートルズを知らなかった紅衛兵』唐亜明、岩波書店、を読む。これもすごい話で、『私の紅衛兵』よりさらに際立っているのは、父親が中国革命の戦士で建国後は党幹部。その息子の自伝。というか父親の生い立ちから記述。その父親も、周恩来などと同じく、日本留学経験あり。

その父は党幹部だから紅衛兵に拘束されたり、批判集会で頭押さえつけられたり、毛沢東にあったり、一方、息子であり著者の唐亜明は、周作人の紅衛兵による「襲撃」に邂逅している。

文革の台風の目の出来事の記述。んー、少し出来すぎで、おいらは、慎重になってきたけど。

その本のなかで著者・唐亜明は、毛さんのキチガイじみた無茶苦茶を、

彼の偉大さは、その非凡とも言える大胆さにある。故意に中国を一時的に混乱させ、「乱中求治」をもって、自分の地位を確固たるものにし、自分の志を実現しようとしたのであった。

と書いている。結構、的を得ていると思う。こういう見解を、書かれた物として、見たのは初めて。あたりまえの見解なのかな?

■こういう戦争状態に叩き込めば、民は覚醒し、混乱した世は自分たちを治者とするであろうという考えは、吉田松陰もしていた(らしい)。出所を忘れたので、調べよう。


▼話変わって、今日見つけたブログ記事;
はてなサヨクと希望の時代

なんていうか、はてなサヨクは気持ち悪い。教育基本法改悪反対とか、共謀罪反対とか、ABE ENDとか気持ち悪い。なに本気になってるの?って感じだ。なんか違うんだよな。根本的に。そういう言説にすごい違和感を感じる。

いや、別に主張自体に反対している訳じゃなくて。なんか教育基本法改正とか、安部首相就任とか、おもしろいネタを手に入れてイキイキしている感じがする。なんだか嬉しそうな感じがする。そういうのが何か気持ち悪いんだよね。


印象ある文章になっていると思います。1980年生まれの見解という点も興味深い。はてなブログの(なんちって)人文系さんはもろプチブル子弟って感じだよね。双風社の誤字だらけの本を読んでるってイメージ。

おもしろいネタを手に入れてイキイキしているという言い方・視線の投げつけ方・物の突き放し方は、明らかに仲正センセ由来のもの。仲正センセが分節化した、イキイキ文化左翼を<はてな>で大量発見すましたという記事。「おち」は気持ち悪い、気持ち悪いという感情の発露であるので、ガッコのいじめの「おまえ、キモイ」と同じ。サヨの方々は理性的で倫理的にも高潔である(らしい)ので、「おまえ、キモイ」が彼らにどこまで影響するかが興味深い。 

▼で、<はてな>って画像だめかと思ったら、違うんだね。

http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/