「迷想中・迷走中・1073」

ある気功師・678

本当の事など知らない。

それなのにいろいろ解ってしまう感覚。

最初に入った大駐車場の違和感。

その理由がこの雑木林を歩いて気づいてしまう。

あそこには大雑木林があったのだ。

訪れる人々の穢れを祓う役目の雑木林。

それを金に目がくらんだ神社関係者によって切り取られた。

神社の事を何も知らない関係者・・・

裏から入った本宮だったが、すぐに引き返した。

あの宮には何もない。

お守りを売る売店だ。

そんなところに神様がいるわけがない。

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「迷想中・迷走中・1072」

ある気功師・677

小さな宮だった。

何の飾りもない、ただの宮。

前に立ったらドキドキした。

カメラで写す。

この宮に会いに来た。

そう思ったが、そんな事は言えない。

アブナイ人のようだし・・・

それに、まだ何かが呼んでいた、気がした。

二宮、三宮とまわり、本宮には裏手側から入った。

雑木林の中を通る。

昔はこうだったのだ。

大木の雑木林は通るだけで人の穢れを浄化する仕組みだ。

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「迷想中・迷走中・1071」

ある気功師・676

実は大駐車場に入る前から違和感があった。

ここだけど、ここじゃない。

この駐車場は・・・作っちゃダメだろう。

どうして？・・・もったいない。

案内図を見ていると、ここには幾つもの神社（宮）がある。

広い敷地に神社が散らばっている。

離れた場所に護国神社がある。

車で移動する距離なので、そちらに動いてもらった。

そこへの道は狭く、一台分がやっとだった。

つまり、あまり人が来ない宮だった。

私が行った時には誰もいなかった。

大駐車場には多くの人がいたが、こちらは誰もいない。

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「迷想中・迷走中・1070」

ある気功師・675

祀られる神様にはランクがある。

管轄する大きさが違う。

例えば氏神様。

その地域内を守る神様だ。

宗像神社は大海原の神様だ。

日本を取り巻く神様だ。

管轄する地域が極めて大きい。

日本全土を管轄する神様よりも大きい。

大きな神社だった。

広大な敷地だった。

一度正面の本宮の大駐車場に車を止めた。

そこで案内図を見た。

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「迷想中・迷走中・1069」

ある気功師・674

10年目の気功師。

やっとプロ側の世界、自分の道で歩き始めた時だ。

そして九州で10年間の変化を確認できた。

これからが始まりでもある、と感じた。

九州最後の日。

幾組かのクライアントとの仲立ちをしてくれたМ氏。

お世話になりっぱなしだった。

氏の御母堂様に気功をさせてもらった。

それから宗像市に連れていってもらった。

そして宗像大社に立ち寄った。

引き寄せられるように立ち寄った。

海の三姉妹神が祀られている神社だ。

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「迷想中・迷走中・1068」

ある気功師・673

私は病になった意味には興味が無い。

様々な原因や要因があるのだろう。

原因探しは医者などに任せる。

前世だ霊だと勝手に言う人も多いし・・・

それよりも回復への意味に重きを置いている。

回復改善にその人の生き方が活かされると思っていた。

誰だって間違い、勘違い、無知、感情優位がある。

原因探ししても直せない。

人は間違いを繰り返して一生を送る・・・

その中でも病からの脱却、回復、改善の方向。

それは生命の活性という本筋のベクトルでもある。

間違いだらけの一生で、マトモな生き方の部分でもある。

マトモでなければ回復、改善しないからだ。

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「迷想中・迷走中・1067」

ある気功師・672

氣は万物の素。

量子物理学でいうクォークかそれよりも微細なモノ。

空間、物質を通り抜け、時を無視する。

だが微細すぎるものは、意識の影響を受ける。

量子研究者によって結果が異なる事が多々ある。

それらは研究者の意識の違いなのだ。

同じ条件なら同じ結果、という科学的に当てはまらない。

気功をする者の意識によって氣の影響が変わる。

私と故師匠の違いは単なる力量ではないのだ。

意識の自由度。

だから、凄い・・・

私もかなりいいかげんなのだが・・・

まだまだ、まだまだ、なんだなぁ・・・

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「迷想中・迷走中・1066」

ある気功師・671

アインシュタインは理論物理学者だ。

彼の頭脳に科学は追いついていなかった。

やがて世界一周できるジェット機が発明される。

僅かの誤差も検出できる時計も発明される。

そこで検証がおこなわれた。

高速で世界一周した時計と地上の時計。

誤差が検出された。

アインシュタインの理論が証明されたのだ。

天才って・・・凄い・・・

空間と移動速度。

その物質の変化。

それが、時、の正体だ。

通常は、そんな認識はないだろう。

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「迷想中・迷走中・1065」

ある気功師・670

数時間なら時を超えられる。

だが数年前、10年前までの過去にはいけない。

未来も行けない。

私の概念が想像を超えられないのだ。

時というのは空間を移動する変化をいう。

この宇宙に存在する全てのものは常に動いている。

空間を移動しているのだ。

自覚できなくても我々地球生物は、とてつもなく速く動いている。

地球の移動速度、太陽系の移動速度、銀河系の移動速度が加わる。

物質の変化はその速度によって変わる。

アインシュタインが指摘したように、速度が速いと時は遅くなる。

光速に近い宇宙船で数十年飛ぶと、地球にいた息子の年齢が自分を上回る。

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「迷想中・迷走中・1064」

ある気功師・669

電話とメールの違い。

それに気づいてから、少しは時をずらせるようになった。

電話は直接交信する。

時のズレは無い。

メールは一時保管場所に入る。

メールセンターだ。

それを受信者が受け取りに行く仕組みだ。

交信にズレが生じる。

いつでも、どこからでも通じる。

故師匠が言った時は解らなかった。

だって、相手が眠っていたら通じない。

そう思っていたのは私の狭い固定概念。

それが、その時の私の能力だった。

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