「迷想中・迷走中・750」

ある気功師・355

尼僧院での実体験の話。
あまりの残虐さ、悲惨さにツアーのほとんどが泣いた。
女性ならではの器官を破壊されるのだ。
それは過去の話ではない。
今も続いている話だ。

ここダラムサラに住むチベット人。
おそらく、その全員が知っている話だ。
亡命するまでの自分の身、身内の身。
近所、知り合いの身におこった話だ。

それなのに、私達に出会っての笑顔と挨拶。
そこに嘘はない。
ここに住む人達は、凄すぎる。
尊敬、そんな程度のものじゃない。
畏敬すら覚える。


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「迷想中・迷走中・749」

ある気功師・354

どんな理由であれ侵す、犯すのは禁止なのだ。
基本的に生きるのは自由だ。
社会的な法律や常識などは禁止事項ではない。
上手くやればいいのだ。

だがほんの僅かに禁止事項がある。
生物としての禁止事項だ。
法律でも宗教的禁忌でもない。
生きている限りの最低の禁止事項だ。

自分の自由は相手の自由でもある。
対立はあるだろう。
違いもあるだろう。
それらはお互いのすり合わせで何とかなる。
侵す、犯すのだけは禁止なのだ。


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「迷想中・迷走中・748」

ある気功師・353

今も世界のアチコチで行われている戦争、侵略。
敵対する人への残虐行為。
兵士だけではなく、一般住民にも行われている。
戦場地では常識だ。
国際公約違反など当たり前に行われている。

特に大国といわれる国は非難されても平気だ。
平気で言い訳、嘘をつく。
他民族、他宗教に対する残虐行為は特に酷い。
人類は古今東西で行ってきた。
もちろん、日本も例外ではない。

為政者という下劣な人達。
国を守る、という言い訳。
国を守ると言い始めたら、アヤシイのだ。
それを信じ、応援する国民も同罪だ。


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「迷想中・迷走中・747」

ある気功師・352

ノルブリンカの次は尼僧院に行った。
ここでも法王がいろいろ準備をしてくれていた。
ここでは通常聞けない実体験を本人から直接聞いた。
チベット関係の本でも書かれている。
だが、本人からの生々しい話だ。
とても平常心では聞いていられない内容だ。

本来のチベット国で何があったか。
今も何が行われているか。
中国が侵略した少数民族に何をしているか。
チベット民族だけではないが、征服した民族への扱いだ。

特にチベット民族はチベット仏教徒が多い。
その僧、尼僧たちに何をしたか。
こんな事、ここでは書けない。
肉体だけでなく、誇りや経典への破壊行為だ。
常識を遥かに超えた残虐行為だ。


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「迷想中・迷走中・746」

ある気功師・351

日本の今の問題。
少子化と高齢化。
もっと性を正面から取り組んでいれば・・・
もっと深く真面目に取り組んでいれば・・・

浅い、勘違い、間違いの常識の弊害だ。
もちろん、今からでも遅くはない。
ないが、今の政治家や社会のトップにいる人達。
テレビなどに出る専門家やコメンテーター。
入れ替えなければ変わらない。
先の暗さは、変わらない。

少子化は改善できる。
高齢化しても先は明るくなる。
健康で長生きするなら問題はないのだ。
病気は減り、若返りも可能なのだ。
私よりもアホなエライ人達が変われば・・・


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「迷想中・迷走中・745」

ある気功師・350

あれから25年。
今はある程度私なりに理解できる。
だが説明はしない。
出来ないのではなく、しない。

公の場で話すには無理があるからだ。
私の尊敬するО医師もその本で書かれていた。
性は病の回復、生き方、健康などに大きな影響をする。
うまく活用すれば、とてつもなく医療、健康に貢献する。
だが、書く事はできない。

今の人達の意識では受け入れないのだ。
しかも攻撃してくる。
人は不明なモノに攻撃する癖がある。
閉じられた人達だけに、そっと話す事しかできない。


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「迷想中・迷走中・744」

ある気功師・349

俗世間に汚染された私だ。
性交姿にはとても興味がある。
私はスケベだ。
だが曼陀羅図や仏画に描かれるとマトモになる。

そこには複合深遠な意味がある。
理屈としては知っていた。
性には深い意味があり、深い力もある。
深すぎて、見通せないだけだ。

この時から数年後、少しづつ理解する。
性と生と聖と精は同じだ。
更には、星や整にも関係する。
性、セックスはとても大切なのだ。


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「迷想中・迷走中・743」

ある気功師・348

真実もサトリもこの世の理も解らない。
いわれても判断できない。
ほとんどの人は判断できない。
だからむやみに信じるか、疑う。
信者というのは、むやみに信じる人。
私はアホだから信者にもなれない。

それでも曼陀羅図の中心に感じるものがある。
チベット仏教の本尊は宇宙交合神。
平たく表現すれば、神様の性交姿だ。
インド寺院でもよく見かける。

陰と陽。
雄と雌。
凸と凹。
それらの調和姿が交合神だ。


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「迷想中・迷走中・742」

ある気功師・347

この世の真実を描く。
仏教の本質を描く。
人の目指す境地を描く。
曼陀羅図は様々な意味を内蔵している。

このノルブリンカには見事な曼陀羅図が多い。
歴代のダライ・ラマ法王が入っている大曼陀羅図があった。
とても巨大な曼陀羅図だった。
（今の法王はダライ・ラマ14世だ）

曼陀羅図の中心は宇宙の中心。
この世の真の姿。
仏教のサトリの姿。
生き方の境地。


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「迷想中・迷走中・741」

ある気功師・346

国を挙げて伝統文化を守り、推進する。
日本はどうだろう。
アレコレ威張り、エラソウな事を言う政治家は多い。
立派な言葉だけなら詐欺師だって言える。
私だって、言うだけならエラソウに言えるのだ。

政治家は言うのではなく、成果を出してくれ。
だが幾十年経っても、様々な問題に手を付けない。
付けるのは原発とか防衛費とか・・・
伝統文化は民間に任せきりだ。
費用も守りもしないから衰退の一途だ。

本物の指導者がいる国から学ぶ事は多い。
本物の指導者がいる国は笑顔が多い。
物質的に貧しくても幸せは多い。
毎朝、人とすれ違うのに笑顔で挨拶が出来る。
そうでない国に明るい未来が来るわけがない。


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