水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「虚心・41」

2011-03-30 21:27:57 | Weblog

今回の大地震で、私への心配メール等ありがとうございます。
当群馬県北部みなかみ町は大きな被害はありません。
一つの行い、一言でも大きな被害に遭われた地域の皆様、関係者の皆様に
それぞれが、自分なりの温かい意識と行動を切にお願い致します。
義援金、物資、人力、もし、それらが何も出来なくても
温かい言葉と温かい想いも大きな支援になります。
(私は私の専門分野で。娘は学校で。本妻は職場で。複数の愛人達は・・・)
人であれ地域であれ、活力は生命力の活性です。
一人一人の個性ある活動が全体の活性になると思われます。
義援金箱に寄付する形は他の人と同じでも、自分の決断なら個性なのです。


「虚心・41」

別な事件後の弥七との話もある。
人を見抜く能力があっても勘違いした話だ。
「人間は誰でも勘違いするものだ」
「人の世は勘違いで成り立っている」
弥七が「まさか?」と言う。
勘違いはあっても、勘違いで成り立っているとは思えないのだ。
すると秋山小兵衛が諭す。
「お前ほどの御用聞きが、その事に気づかぬのはいけないよ。
それほどに、人が人の心を読むのは難しいのじゃ」
ここが中途半端な人生相談のセンセーとの違いだ。
解らない事を認めているから達人なのだ。

そして続ける。
「ましてや天地の摂理などみきわめられぬ」
更に、その後に続く言葉が素敵なのだ。
「できぬながらも、人はそうしたものじゃと、
いつも我が心をつつしんでいるだけでも、
世の中はマシになる」
生きとし生けるモノに優しいから達人なのだ。
人の暮らしを優しく見つめるから、達人なのだ。
         
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
治療・若返り・悩み相談受付中。日本中出張します)
コメント
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