alternativeway

パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

パリのカフェで

2010年09月22日 | パリのカフェ的空間で


 昨日今日、と東京の気の合う友達に会い
沢山のことをカフェで話して
私はこれからこうしたいとか パリにいたいとか
いろんなことを言ってたら 彼らはとても
受け入れて 応援してくれ
本当にありがたい友達だなあと嬉しくなった。




 もうネガティブなのはやめるんだ!と
思ってみても 1日のうち 数回は
ネガティブ時間が私をおそって
今日は友達に会う前なんかに そんな気分になってきて
あーなんて言われるかなとか もっと現実を見なよとか
ちょっと恐ろしかったけど 会って話をしてみると
とってもポジティブな話ができて
本当にとっても 温かかった。


 彼らは私と話をしながら「美樹ちゃんが
京都とか東京にいるっていうのは なんだか
変な気がするなあ」と言ってくれ
「やっぱりパリにいそうだよ そんな
イメージが目に浮かぶ」とまで話してくれて
そういう風に言ってもらえて 私は本当に
嬉しくなった。そう どっちにしたって
どこでも適応障害で ママサークルでも
団地妻でも 適応しようと必死の努力を
するのだったら パリにいた方がいいではないか
私はメトロのエスカレーターをのぼって
パリの街を見ながら そんな風に思ってしまった。
どうせどこに行ったって 私には大変なんだから、、、


 昨日今日と話した彼らは日本を出たい「脱出組」で
今の日本にこれ以上留まっててもちょっとねえとか
10年くらいしたら帰って来てなんか大きなこと
してみたいねとか そんなことを言い合っていて
今の日本に足りないものは?と話してみると
うーん 人生を楽しむ姿勢?それはないよね
それから議論する文化 それもやっぱりないだろうし
何かを変えて行こうという熱い動きも 
ないわけじゃないけど 圧倒的に少数派。
そんな話をしていると 私がパリで色々学んで
日本に伝えて行けることって きっと沢山あるんじゃないか
なんだかそういう気になっていく。





 先日お話をしていた人は 私のブログと本を見ながら
「飯田さんの中ではクリエイティブなことをしよう
何かを変えようというベクトルと ゆったりした
出会いを楽しもうというようなベクトルがどうやって
共存しているんですか?」と私に尋ねたのだけど
私にはよくその質問の意図するところがわからなかった。
「え?だってそれがカフェでしょう」とか
「一人の人間の中で共存はできますよ、、、」と
思ってしまったけれど 多分これはもっと深い質問で
つまり議論を生み出し 変化を起こすようなところと
日常のゆるゆるした ご近所さんのちょっとした挨拶がある
そんなカフェやら出会いの場やら人生と が
どう両立できるのか という話なのだろう。


 もちろんカフェでは いつも議論!!なわけじゃないけど
おそらくこの質問をした人は 日本では圧倒的に
後者ばかりで 議論や変革を生むような そんなカフェも
そんな場も そんな人さえ 非常に少ない
そのことについて案じていたんじゃないのかな。
確かに「ほっこりカフェ」だとか ふれあいの居場所的な
おばあちゃんたちのたまり場みたいな空間からは
近所のつきあいは生まれるけれど 大きなうねりは?と
問われてみると うーん イベントくらいならあるけどね、、、
それは全く別ものなのかな?
実際のところ 私自身 パリにいって 人生の
劇的変化を感じたあとに 近所のカフェに
戻って行ったら ほとんど変化もしてなくて
なんだかとっても哀しくなった そんな経験もあるわけで。


 議論をしても? イベントだったり
1回きりで終わっちゃったり イベントはやっぱり
イベントだから 疲れてしまって 続かなかったり
イベントはイベントを生むけれど(キャンドルナイトとか)
それで社会が変わったのかと問われてみると
なんだか微妙な気もするし
(ちなみに今年夏の電力消費量は例年の13パーセント増
なんだそうな!チームマイナス6どころじゃないですよ
秋から省エネに励みたいところ、、、)
社会が実際に変わるというのは 本当に難かしいけれど


 だけどパリでは パリプラージュとか
町中にできた貸し自転車とか マルシェとか
いろんな取り組みもあるわけで 社会は変わらないわけじゃない。

 「日本では だれも変化を望んでないよ」
友人たちはよくそう言っている。
だから変化を望む自分が出てったほうが手っ取り早い。
だってまずは 自分自身も もっと幸せになりたいし。
だけどそれでも何か伝えられることはあるはずで
私がもっと つっこむべき視点というのは
議論をする文化であったり 会話のある場所であったり
いかにしてそれがおおきなうねりになっていったか
いかに変革に結びついたか そんなところ なのかしら?

 
 カフェ という場所を通してわかったことは沢山あるけど
わからないこともまだまだあって 私は自分の本の
第六章を もっと深めたい気がしてて
まだまだカフェには謎がある し
カフェを通してわかってくことも沢山きっと あるのだろう。
私にしか できない視点
私だからこそ 書ける視点で
もっと今の日本に参考になり 10年後の役に立つような
そんな本が パリのカフェ で 書けたらいい。

フランスに行くなら

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