alternativeway

パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

可愛さとにくたらしさのはざまで

2010年09月13日 | 子育て


 今日は蓮太郎が いかに最近可愛らしいかを
書こうかなーと思っていたにもかかわらず
先ほどお風呂に入る直前 私たちは大げんかして
もう虐待の通報が近所から来るんじゃないかと
ちょっとおびえてしまうほど 蓮太郎は泣いていた。

 なんで泣いていたかって?
お風呂に入りたくないからだ。
それだけのこと、、、(そんなもんです!)


 それでなんて泣いてたかって?
「にゅうにゅう(牛乳)飲みたい!!」
「アンパンマンうんちする!!」
(普段めったにトイレになんか行かないくせに
私がお風呂に入っている時に限ってトイレで
おしっこするという)
あとは散々わめき散らして
お風呂の扉を開け放しては私の側に寄ってきて
だけど断固としてお風呂になんかはいってたまるかと
彼は一歩も譲らず泣き続ける。


 そういうシチュエーションがずっと続くと
さすがに堪忍袋の尾も切れて
「もう怒らないぞ」と決めてるくせに
ほとんど毎日怒鳴ってしまう「うるさいんだよ!!」
もー本当に いい加減にしろ!!と思う毎日だ。


 だけど息子は可愛くて
昨日の夜なんて私にむかって「大丈夫?」と
言ってくれ そんなことを言われてしまうと
「うん大丈夫よ ありがとう 優しいね」と
つい言いたくなって そんなこと の繰り返し。

 今日も結局このお風呂号泣事件の後は
どうせ泣くならもう同じだ、と無理矢理つかまえ
シャワーを浴びさせ身体をふいて、しばらく部屋に
放っておいたら 私がお風呂を出て来た頃に
膝によって来て眠ってしまった。
そんな我が子はかわいいのだけど
憎たらしいときは本当に腹が立ってしまう。


 昔はなー 可愛い8割 憎いの2割くらいだったけど
今は可愛いのが3分の2で 憎たらしいのが3分の1くらいに
なってしまった気がするなあ それでも可愛いとは思うけど
それでも彼が 寝てしまった時 あの小さな足や手を見ると
ああ この子のことを守らないと 私が守ってやらないと
と 思うけど だけどお前にゅうにゅう にゅうにゅうって
いい加減にしろ!それから靴はくって決めたのに長靴に
するって言って後からワーワー泣くな! お店に入って
買い物かごの中に靴はいて入るな!!と
もう嫌にもなってしまう。(これ全部本日)


 私は一時保育があるから まだ精神的に楽だけど
それがなくて しかもこの子みたいに6月生まれで
まだ来年も幼稚園なしな状態じゃ
「一体いつまで続くんだろう、、、」と本当に
恐ろしくなりそうだ。


 ところでこんな感情を抱いているのは私だけ?
かと思いきや ママサークルでちょっと本音を
話してみると「私も朝はめちゃ怒ってたよ!!」とか
「毎日どなってばっかりだよ!仲良さそう?全然!」とか
「この間ものすごいわがまま言うからもう絶対嫌!と思って
抱っこしないことにして 道端でだっこだっこ言うのに
構わなかったら中学生が「抱っこしてあげなよ、、」って
顔して見てくるの。あなたもいつか母になったら
この気持ちがわかるわよって言ってやりたかったわ!」と
言っている人もいて なるほど!!と思ってしまった。
そう あなたもいつか ママになったら、、、
この気持ちがわかるわよ。


 ママ達に聞いてみるとたいていの人は
「虐待する人の気持ちもわかる」というし
新聞を見ると「しつけのつもりだった」と
いつも書いてあるけど「ほんまかいな」と思っても
でもどこまでどんな風にしつければいいのかなんて
母たちは誰も知らなくて 「今は子供だから
仕方ない」と思っていいのか「子供だからって
これはだめ!あれもだめ!全部ダメ!!」と
すればいいのか 私にはまだまだわからない。


 我が子は生後5日目にして沢山の赤子をみてきた
助産婦さんに 「頑固な子ねえ!
誰に似たの?」と言われたくらいの子なわけで
その頑固さには私もほとんど負けてしまうから
どうしていいのかわからない。
我が子の笑顔はかけがえのないくらい素敵だけれど
このわがままっぷりも激しすぎ
まあ 怒る 怒鳴るよりは機嫌を違う方向に
持っていくのが 得策だろうと思うけど
なかなかどうして難しい。
そう 子育ては修行です。


 そんなだけれど 最近はあー子供って可愛いなあ
もう一人くらい居た方がいいのかしらと思ってしまう
それくらい可愛い!ということもいっぱいあって
どういうことかといいますと

その1 私がどこか痛いときに「いたいのいたいの
飛んでけー! 飛んでった!」と言ってくれる。

その2 バスやしらないおじさん、おばさんにも
「いってらっしゃーい」と言って手を振っている
(けっこう無視されてるけど一向にめげない)

その3 ご飯を食べてくれないのでお母さん悲しい!
れんちゃんのために一生懸命つくったのに、、、と
悲しい顔をしてエンエンすると「食べる!」といって
食べてくれるようになった。

その4 しょっちゅう歌を歌ってる。
得意な歌はアンパンマン、七夕の歌など
ごはん中まで歌わなくてもいいんだけど、、、

その5 ボールを投げるのも上手になった!
「一緒にあそぼー」と言ってくる。

その6 今日は愛用の帽子、ケロちゃんにもパンを
わけてあげようとしてた「ケロちゃんも食べる?」
かつてはクマのぬいぐるみの歯を磨いてました。
そういうとこ大好きです。

その7 なんと肩を叩いてくれる!「母さんお肩を叩きましょう♪」
を歌うとけっこうちゃんと叩いてくれるのです

その8 たまにゴミを捨ててくれる
あー子供がいてよかったと思う瞬間(笑)

その9 たまにお菓子をわけてくれる!信じられない
以前は絶対くれなかったのに!今日もいちじくをもらいました

その10 カフェに行くとお金を払う役目を引き受けてくれる。
ちゃんとおつりももらってきてくれて可愛い。

その11 今日は初の写真も撮れたみたい!

でもカメラ壊さないでね、、

 なーんて そんなことなんだけど
彼は日に日に成長していて 毎日とても楽しそう
(まあ大泣きもしょっちゅうだけど)


 「子供ってさ いるのといないのと
どっちの方がいいんだろうね?」
それは永遠の課題かもしれない。
特に自由に生きたい人にとっては
とても難かしい選択だけど
子供がいるから笑えることも
子供がいるから学べる視点も
子供がいるから変われる自分もあるのだろう。
私はおばかな息子にずっと付き合っていて
私もかなりおばかになって だいぶ自然体になったみたい。

 かつてスタバで執筆してたときに
毎日顔を合わせてたおじさんが
先日違うカフェで偶然隣り合わせたときに
こう言っていた。「だいぶ表情が変わりましたね
前はもっと なんていうか とんがっていた感じでしたよ、、、」
あー なるほど。 とんがっていた、
そんなの自分じゃわからないけど
確かにそうかもしれないなあ

 蓮太郎がいなかったなら 
私はカフェで 路上やバスで
見知らぬ誰かと話をすることなんて
なかっただろう だってこんなじゃなかったわけで
もっとギスギスしたオーラを持っていたから
だけど今はオープンになり
沢山の人の話を普通に聞けるようになってきた。
それが職業だからじゃなくても
「そうかー」と思えるようになってきた。
私もひとつの大変さ を 経験してみたからなのか な




 子育てをするということは
まわりの人からしてみたら
「子供がおっきくなるだけじゃない
その間あなたは何しているの?」と
思われたりもするかもだけど 本当は
親がおんなじくらい学べるもので
関係性をつくる間に 両方が沢山成長している。
それが子育てなんだよな だから「専業主婦」というのは
今では劣った目でみられがちだけど
意外としっかり大きくなってる
そんな気も私はするな。

 この2年間 沢山の出会いはあったけど
どんな本を読むよりも どんなイベントに行くよりも
蓮太郎との長い時間で 私は変わっていった気がする
子育てって きっととっても奥が深くて
だから難かしいのだろう。

フランスに行くなら

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