alternativeway

パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

あたたかいカフェ

2010年09月11日 | サードプレイスとしてのカフェ

 今日は朝から息子と2人で何故かカフェを
3軒もはしごして けっこう面白い日に
なるのかなあと思っていたけど
以外にも街中のカフェはちょっと微妙で
私はまたしてもショックを受けて
やっぱり京都にいられる時間も
もう長くないのかも と
ちょっと確信してみたりする。


 なにがどう合っていないのか
言葉にするのは難かしいけど
京都の街中 いわゆる「市内」というとこは
小さな子供に対する目が厳しくて
あまりあたたかいまなざして見られることがない。


 私は蓮太郎と行動するとき
もしかして彼は生粋の 場を感じる力を
持っていて その空間の空気感 が
どうなのか を 一瞬で悟り
そこにいたいかどうかを見極めているんじゃないか
そんな気がちょっとしてしまう。

 というのも彼はもっと小さいときから
バスに乗ったり電車に乗ると
(うちは車がなくて 私が外に出たがりなので
かなり小さいうちから公共交通機関に乗っていた)
けっこうちゃんといい子にしてて
それが満員電車で殺気だった雰囲気だとか
雨の日のムシムシした気持ちの悪い環境でなければ
叫んだり泣いたりすることもなく
意外といい子にしててくれ
よく年の変わらないお母さんから
「どうしてれんちゃんはいい子にできるの?」と
言われてた。


 私には明確な理由はわからないけれど
彼女達との違いといえば うちには車がなかったことで
「公共交通機関とはこう振る舞うとこだ」というのを
彼は言葉を発する前から身体で覚えていったのだろう。


 そういうわけで けっこうすごいなと思うんだけど
彼は場の空気感を察知していて どうも私が思うには
うんなるほど!ここは居心地いいよなあ というところでは
意外といい子で長居ができて うーん微妙と思うところは
20分も間がもたない。それは私の勝手な解釈?
でも本当に不思議なことに 私の大好きな喫茶ゴゴでは
彼は1時間半でもいられる。それはもちろん
お姉さんがかまってくれて サービスをしてくれるからでも
あるのだろうけど 彼はほとんどぐずることもなく
楽しそうに過ごせるんだな。2歳児がカフェで1時間半!
驚きじゃないですか?(別に子供専用カフェじゃないですよ)


 
 ところで今日は 近所の喫茶けやきで
本当に感動的な光景を目にすることができ
あーこんな日が ついにくることができたのも
私が生後2ヶ月の時から蓮太郎をカフェに連れ出していた
おかげかも とちょっと思えて嬉しくなった。

 今日はその喫茶店のすぐ隣でヨガのサークルがあり
おばあちゃんたちと蓮太郎が仲良くなって会館を出ると
実はヨガサークルの昼食会がけやきであるということで
私は知らなかったのだけど 今更いいか いやでも
なんだか仲良くなれてきてるし 隣でお茶でも飲んでくか、、、
と躊躇してたらカフェの常連の蓮太郎は 当然のように
スタスタと店に入っていって 「ケーキたべる!」というので
一緒にケーキをわけて食べてみることにした。


 隣に並んだヨガのおばちゃんたちの目の前には
めちゃくちゃ美味しそうなサラダに小さな小鉢が沢山。
この店で1300円のランチだなんて よっぽど
豪華なのだろう(いつもランチは600円なのだ
ちなみにコーヒー、オレンジジュースは250円!)
おいしそう、、、、 と思ってつい眺めてしまってたからか
おばちゃんたちは「れんちゃんもちょっと食べたら?
おばあちゃんたちこんなに食べられないし、、、」
といって 唐揚げやソーメンにはじまり
結局おいなりさんからビールまで
みーんな取り分けしてもらって 私と蓮太郎も
一緒に乾杯させてもらった。 お 美味しい、、、!
おばちゃんたちは「昼間からビール!」と楽しんでいて
なんだかとてもいい感じ。


 私たちはヨガの人やらお店の人やらと会話をしたり
していたら 「あら?もしかしてれんちゃんじゃない、、、」
あれ?と思うと あ!こんにちは、
かつて蓮太郎をよく預かってくれていたおばさんが目の前に。
そして彼をかまってくれて「ひさしぶりねー」と
お話に花が咲く。ようやく蓮太郎がまた席に戻ると
今度は金曜日のヨガで2回だけご一緒させてもらった
おばさんがお店に入って 彼女が少し蓮太郎に
声をかけてくれている。


 でもまああんまり知らない人だしなつかないよな、、、
と思っていたら あれよあれよという間に
蓮太郎は彼女のテーブルのとこにいき
イスに座って本をとりだし そのおばさんに
新幹線やら車やらの名前を説明しはじめている。
へー こんなことってあるんだなあ!!!
おばさんも楽しそうにしてくれているので
自分の席から眺めていると その関係は長く続いて
私は本当にうれしくなった。蓮太郎、、、成長したなあ


 これこそまさに 地域の人たちが出会う場じゃないか
大人から子供までがそこで約束もせずに出会って
一緒に笑って元気になって そしてまた帰ってゆく。
これじゃない?これじゃないですかここの代表の人が
したかったのは?本当に この地域の拠点になっている、、、
私はとっても嬉しくて 席を立ち、蓮太郎と遊んでくれてる
おばさんと話にいったら「私もとっても嬉しくてねえ
こうして自分から来てくれたのよ!」
「こんなこと普通ないんですよ はじめてなんです!
私もびっくりしました」
「あらまあ 気が合うのかしらねえ、、、」
と彼女は笑顔で喜んでくれて私も蓮太郎もとても嬉しい。
そう ここの人たちはあたたかい。


 子供がどういうものなのか
母であるということが 一体どういうことなのか
みーんなもうよくわかっているから
だからとってもあたたかく 彼の成長を見守ってくれ
みんなで笑って声をかけてくれているから
蓮太郎も 沢山の人のところをまわっていける。

 彼はこうして 人の間で 関係性を学んでいって
振る舞い方を学んでいって あんなにも愛想よくなり
誰にでもバイバイをして いつも笑顔の子になった。
蓮太郎 あんたはきっと 大きくなるよ
今のこの姿を大事にしたら きっと素敵な大人になれる。
そんな彼をつくっていったのは バスで出会ったおばちゃんたちや
カフェで出会った人たちで そんな出会いが起こったのは
私が彼を連れ出して 彼の笑顔に かわいさに
みんなが心を開いてくれたから。
私も笑い 彼も笑い 目の前の人も笑っていった
そこにはいつも あたたかく 優しい空気が流れてた。

 保育園もいいけれど 子供を外に出すことで
何かが変わることもある こちらが 大人こそ が
学んで変わることがある。こうして蓮太郎は
たくさんの人に囲まれて すくすく元気に育っていった。
近所にあった あたたかいカフェ 若者専用のカフェではなくて
沢山の世代が集い みんながちょっと 前より笑顔になれるカフェ
私はやっぱり そんなカフェこそ
そんな愛のあるカフェこそが
私は一番素敵だと思う。

フランスに行くなら

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