梅雨の憂鬱を吹き飛ばすかのように、
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二日に渡る玉龍の昇龍祭が成功裏に幕を降ろした。
学生のための学生による、学芸の祭典であった。
遠い昔、家族総出で、
いや集落総出で楽しんだ学芸会を思い出した。
運動会と学芸会は学校の重要な二大イベントであった。
学校は生きていた。笑顔が溢れていた。
素晴らしい秩序と規律があった。
倜儻不羈（てきとうふき）の精神で溢れていた。
青春ドラマの舞台であった。
いつの頃だろう？こんな学校の姿が消えてしまったのは。
昇龍祭は、そんな学芸会の復活であった。
さらに進化していく形の学芸会であった。
中学生、高校生諸君に希望が見えた。
未来が見えた。
そんじょそこらの大学のレベルなら、
大学を凌駕するほどのエネルギーを感じた。
日本の高校生諸君！
君らが本気になれば、日本の未来は明るい。
僕は、
甲乙付け難い作品発表審査を余儀なくされた審査委員長の立場から、
気のエールを送った。
今日は、そんな希望の一日であった。
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