北大ボートblog

北大ボート部部員によるほぼ定期更新ブログ。

孟子の戦争論

2013-08-12 18:03:11 | 日記
こんにちは。
四年目の的場です。

孟子曰はく
「天の時は地の利に及ばず、地の利は人の和に及ばず。三里の城、七里の郭、かこみてこれを攻むるも勝たず。
それかこみてこれを攻むるは、必ず天の時を得ることありしなり。然れども勝たざるものは、これ天の時は地の利に及ばざればなり。城は高からざるにあらず、堀は深からざるにあらず、兵革は堅利ならざるにあらず、米は多からざるにあらず、捨てて逃ぐるはこれ地の利は人の和に及ばざればなり。」


上記のものは孟子の戦争論であり、
天の時:季節・天候・昼夜など、自然の変化が都合よいこと
地の利:地勢が険しく要害なこと
人の和:民心の和合統一

古代の戦争ににおいてこの三つはとても重要であったが、孟子の立場ではとりわけ、人の和が大切であった。

孟子はこの後続けて、
「道を得たる者には助け多く、道を失える者には助け少なし」と言っている。

天の時<地の利<人の和

と孟子は言っている。
孟子 朝日新聞社 金谷治 著 より引用

どんなに立地が良くても、練習環境が良くても、べスコンが続いても、
そこで漕いでいる人たちが、一つになっていなかったら、もしくは一つになろうとしていなかったら、決して勝つことはできないと解釈できるのではないでしょうか。


環境も、天運も、人たちも一つになったならば、その時必ず勝利をつかめる
と信じます。
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