北大ボートblog

北大ボート部部員によるほぼ定期更新ブログ。

新人戦

2012-10-24 15:32:52 | 日記
について徒然なるままにつらつらと書いていきたいと思います。
二年目エイトの三番漕いでた荒木です。


今回僕らのエイトは新人戦を通して大きな収穫が3つあったと思います。

一つ目 ある程度の成績を残したことにより普段やってることが間違いではないと証明できたこと。
二つ目 「戸田はレベルが違う」という先入観、つまり嫌なイメージを完全に払拭できたこと。
三つ目 だがトップレベルには程遠いということ。
です。

それぞれについて順を追って書いていきたいと思います。

まず1つ目ですが
冷静かつ客観的に僕らのクルーを見るとその特徴は
八位以内のチーム中最も背が低く、体重が軽く、恐らくエルゴが回らずかつ船が規定の重さより6キロ重くあまり新しくない、エイトメンバーが選抜されたメンバーではない
といったことがあげられます。
これらのネガティブな要因があったにも関わらず仙台大学や東京経済大学などのセレクションチームにまぐれなりにも勝つことができたのは普段やってることが正しいという何よりの証拠だと思います。

すなわち澁谷さんの提示してくださるメニューをもとに学生コーチの指導を受け自発的に思考し適度に監督に刺激を受ける、という一連の指導体制が(こんなことを言うと生意気ですが…)ある程度板に付いてきているということだと思います。
僕はこのことは素直に喜んで良いことだと思います。北大のパラダイムシフトがうまく成し遂げられている兆しと捉えれるからです。選手が勝手に早く速くなる部に僕はいたいです。

次に2つ目ですが
もともと僕たちの代は戸田に対する悪いイメージがあまりありませんでした。つまり北大の「やっぱり戸田は洗練されている」という「戸田病」とでもいうべきものがあまりなかったのです。これはなぜかというと僕らの代は去年オックスフォード盾レガッタに僕らの学年だけで出場し準決勝に進出したことにより別にそこまで悪いイメージがなかったこと、また僕水澤井上まさきはインカレで6位だったので自分たちがある程度まで通用するレベルだと認識していたことによります。ですが周りの「あいつらは冬も漕げるから」という風潮やレース報告の「戸田に私たちは通用しません」という発言を少し気にかけつつありました。それが今回の結果を通して完全に払拭できたと思います。
次項につながることですが「やっぱり戸田は洗練されている」のではなく「やっぱり戸田の強豪校の漕ぎが洗練されている」という認識に変わらなければ戸田に対する苦手意識はなくならないと思います。

次に3つ目ですが
今回実際に早稲田、中央、一橋と並べたり見たりしたときに技術レベルの圧倒的差、つまりブレードワークやシークエンス、ユニフォーミティ、有効レンジ等を僕たちは感じました。正直僕たちの漕ぎはThe北大、某監督いわくパワフル(笑)って感じです。要は勢いと気合でゴリゴリ行く感じで僕はそんなに嫌いじゃないのですが、トップレベルでもそのゴリゴリ行くのが通用するとは思っていません。やはり漕ぎが「洗練」されなければ2000メートルレースは無理です。トップレベルに勝ちに行くにはまだまだ技術が足りません。
またパワーも足りません(パワーを技術に含めずに考えてます。)。今回某強豪校の人と話す機会があったのですが彼らのエイトの平均エルゴ2000のタイムは僕らのエイトのタイムより格段に速いタイムでした。また彼らのエイトで一番エルゴが回らない人で僕と同じくらいでした。ちなみに僕は北大の現役全員の中で5番目くらいに回ります。恐らく他の強豪校のエルゴタイムも似たようなものだと思います。僕らはパワーも足りません。
つまり北大はトップレベルではまだまだ戦えるレベルではありません。
まだまだ変わっていかなくては新歓のときによく謳ってる全国優勝はおろかメダルも難しいです。
全く手に届かないというわけではないけど超えるのは難しい壁、という風に僕は感じました。


今回の新人戦でつかんだきっかけ、気づきを無駄にせず来年のインカレでベストを尽くせるように頑張りたいです。
北大って言っただけでおぉ~っていわれるような部になりたいな、したいな・・・どうですかね?
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