ご飯とおかずを一緒に口の中に入れて、よくかむことでより複雑な味わいを楽しむ方法を「口中調味」という。伝統的な和食では、普通に行われてきた食べ方だ。おいしいお総菜を食べると「ご飯が食べたい」と感じるのは、この味を舌が知っているからかなのかもしれない。
日本食には欠かせない米飯が、パンやパスタ、うどんなど他の主食と違うのは、塩分をまったく含んでいないこと。このため、口中調味ができるし、例えば刺し身と煮物の間にご飯を食べることで、それぞれの味を新鮮に感じることもできる。漬物やみそ汁は塩分が強いといわれるが、ご飯をある程度食べることで、全体の塩分を調節することもできるのだ。
最近は「ベジタブルファースト」といって、まず野菜だけを食べ、そのあと肉や魚、ご飯などの炭水化物は最後に食べる方法も勧められている。あまり糖質を吸収しない食べ方ができるという。
もし、ご飯抜きでおかずだけを食べる、ご飯の代わりにパンを食べるなら、味付けはかなり薄味を心掛ける必要がある。
□南雲つぐみ(医学ライター)「口中調味 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2018年2月16日)を引用
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日本食には欠かせない米飯が、パンやパスタ、うどんなど他の主食と違うのは、塩分をまったく含んでいないこと。このため、口中調味ができるし、例えば刺し身と煮物の間にご飯を食べることで、それぞれの味を新鮮に感じることもできる。漬物やみそ汁は塩分が強いといわれるが、ご飯をある程度食べることで、全体の塩分を調節することもできるのだ。
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もし、ご飯抜きでおかずだけを食べる、ご飯の代わりにパンを食べるなら、味付けはかなり薄味を心掛ける必要がある。
□南雲つぐみ(医学ライター)「口中調味 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2018年2月16日)を引用
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