語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【医療】医師はとにかく「教授」と呼ばれたい ~病院教授・臨床教授~

2014年05月15日 | 医療・保健・福祉・介護
 次のいずれも正規の教員のポジションではない。それでも医師は「教授」と呼ばれたいのだ。

(1)病院教授
 医局のヒエラルキーの中では、教授の一歩手前の准教授と同格だ。
 大学病院が「臨床で優れた業績がある」という名目で与える肩書。待遇(給料など)は准教授と同じだ。
 准教授は字面や響きがカッコ悪い。【ある国立大学教授】
 権力と体裁を第一に考え、教授ポストが空くのをじっと我慢している准教授たちへの「ご褒美」が病院教授という肩書きなのだ。

(2)臨床教授
 実態がわかりにくい「教授」の一つ。
 医学部生の教育を担当してもらうため、大学側が一般病院の経営者や開業医などに与える称号だ。
 大学病院以外の医療機関で臨床実習を行うために付与するケースが一般的だが、医学部同窓会の実力者に付与されることもある。

(3)客員教授
 実態がわかりにくい「教授」の一つ。
 他大学の教授や関連病院の実力者などに、非常勤で講義してもらうための肩書。
 医学部以外でもよく使われる。支払われる給料の額は、仕事内容による。

(4)特任教授
 実態がわかりにくい「教授」の一つ。
 医局OBや他大学の名誉教授など、定年を過ぎた医師を再雇用するため使われることが多い。
 給料や勤務日は少なめで、任期付き。
 製薬会社から大型研究費を獲得した研究者に付与することもある。 

□コラム「病院教授や臨床教授も存在 医師は「教授」と呼ばれたい」(「週刊ダイヤモンド」2014年5月17日号)
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 【参考】
【医療】1日30分でも3万円稼げるバイト ~レセプト審査~

   
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