お寺のオバサンのひとりごと

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念仏の教えは劣ったものなのか? その3

2011年10月14日 | 仏教
 真宗の教えでは

 お釈迦様は、凡夫を他力の(阿弥陀如来に任せきって生きる)教えに導くために、まず表向きは、自力の教えを説かれた と解釈します。 

 まずは、

 修行することで、我執を離れ、我執を交えない正しい物の見方ができるように感受性を鍛え整えることを目指す 

という教えの方が、誰もがわかりやすいし、納得できます。

 だから、まずは、「仏教の基本を学び、修行ができるなら、自力修行をやってごらん。そうすれば、いかに煩悩が根強いかわかる。自分流の我執を抜けきれなくて、覚りにほど遠いことがよくわかったでしょう」

 と、凡夫に凡夫の自覚をうながし、凡夫を他力の道(凡夫が救われて往く道)に導くために
自力の道を説かれたのだ・・・という受け取り方です。

つづく・・・

 
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