お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

家庭力

2007年05月19日 | 雑感
 雑誌「AERA」 5.21号 に「『家庭力』って言うな!」 という記事がありました。
 若いお母さん方の悲鳴のような記事内容です。お仕事をお持ちのお母さんの悩み、一方「子どものため」と頑張っておられる専業主婦のお母さんの悩み。

 私は決して「いい母親」ではありませんでした。自分が精神的に「大人」に育っていませんでしたから、自分のこと(お寺に慣れること)に精一杯で・・・
  
 つくづく「子育てほど大変な仕事はない」と、思います。親の全人格が問われますから・・・
 でも、大変だからこそ、子どものお陰で、自分が「親」にならせてもらい、少しは「大人」に成長させてもらえたと有り難く思っています。

 ダメ母でしたが、家族や周囲の皆さんのお育てのお陰で、いつしか子どもは、それなりに大きくなりました。(次女曰く「ご飯さえ食べさせておけば、大きくなる」そうな・・)

 昨日、ある50代のご門徒女性Mさんとお話したのですが、「若い子育て世代向けの気軽な雑誌が、本山から発刊されたら、いいのに・・・」
 本山から団塊世代向けには「ジッポウ」という高額な雑誌(売れたのかなあ)が発刊されましたが、若い女性向け雑誌がない。仏教婦人会誌「めぐみ」は、「ちょっと、結構です・・・」と、引いてしまうので、あまり仏教色を出さない「ほんわか子育て雑誌」みたいなもの。

 まず、子どもは、親が「作るもの」じゃなく、「授かりもの」という謙虚な気持ちから始まって、世間の価値観に合わせるために「頑張らない」ほのぼの子育て、親育ちを伝える「お気楽ユーモア雑誌」。そんなのを本山が企画してくださらないかなあ

 Mさん、はっきり仰いました。「とにかく、本山は宣伝(伝道)がヘタ

 

 
 
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2 コメント

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初めての書き込み (桔梗)
2007-05-20 13:37:45
こんにちわ。偶然立ち寄りました。

大谷派のお坊さんさせていただいています。

ほんと本山は営業・宣伝が下手すぎです。同感。
そもそもお坊さんですら読もうと思わないものや、
行きたいと思わない集まりばかり。

「あれがダメこれは間違い」なんて言ってる暇があったら、「真宗はこんなにおもしろいのですよ~」と世の中にアピールした方がよっぽど健全に思いますね。

本願寺新報も門徒さんだけに配るのではなく、駅や街角で無料配布くらいしないと。なんかこう「閉じて閉じて内輪で内輪で」という方向性が悲しくなりますね。

変な話、そういう分野は新宗教やキリスト教を見習った方が良いくらいです。

子育ても良いものがあまりないのですが、
「Q&Aから考える保育と子育て」見美智子著200円が東本願寺から出ています。これは門徒さんにも若い方にも割と受けは良かったですね。真宗保育ですが、難しい言葉がないので。もしよければ一読くださいませ。

http://www.daitsuji.or.jp/kyoumusyo/books/syuppan.html
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全く同感! (法専寺)
2007-05-20 18:27:31
桔梗さん、
ようこそ、コメントいただきありがとうございます。
同じ真宗でありながら、西にはお東の情報すら、聞こえてきません。
>「閉じて閉じて内輪で内輪で」という方向性が悲しくなりますね。

ホント仰るとおりです!
750回大遠忌にしても、あれだけ多額の浄財を集めて、各宗門内だけで盛り上がっても、どうしようもありませんよね。

子育て関連著著のご紹介、本当にありがとうございました。
これからは、桔梗さんを通じてお東の情報を教えていただきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。
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