お寺のオバサンのひとりごと

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自力本願 その3

2011年02月28日 | 仏教
 組の若婦人の集いは、若手住職、若院さんたち「にわかぼーず一座」の寸劇により、大盛り上がりのうちに修了いたしました。
 ご参加いただいた、若手女性の皆様、ありがとうございました。
 関係各位、本当にお疲れ様でございました。

 さて、先日の記事「自力本願 その2」では、
仏教で言う「他力本願」の意味(世間で言う人任せの意味ではなく、阿弥陀如来の本願力のこと
を未熟な私なりに紹介させていただいきました。

 本願は、阿弥陀如来が私を悟らせたいと願われていることですので、それは他力(阿弥陀さまのほうからの はたらき)でありまして、

 自力本願という言葉は、矛盾した造語です。

 他力の仏教の立場から言う「自力」とは、人に頼らす努力する、頑張る と言う意味ではなく、
自分の理性(我執)をあてにしている、つまり、自分の小賢しい頭で、仏さまを理解しようとする、自分の「はからい」 のことを言います。

 煩悩まみれの私のような人間は、自力(自己執着)の危うさを実感し、他力(仏さま)に心をゆだねて、おかげさま と、仕合わせに生きてまいりたいと存じます。
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