お寺のオバサンのひとりごと

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念仏の教え

2022年07月04日 | 仏教
 

 台風接近中の佐賀。きょうはまだ穏やかな曇天。
 写真は田植えの済んだご近所の田んぼ。
 
 さて本日、寺族勉強会にて聞かせていただいたこと。 
 
 本願の真実を説き明かしているお聖教の趣旨は「本願を信じ念仏申さば仏になる」
 信じて(阿弥陀如来にお任せして)南無阿弥陀仏と称える以外に、どんな学問も、往生(浄土に生まれて仏と成る)のためには必要ではない。
 他宗の人が
「念仏は能力のない人のために設けられたもので、その宗旨は浅薄で低級な教えである」
と言っても、言い争うことはしないで
「念仏は私のような能力のない凡夫のためのもので、あなたのようなすぐれたお方にとっては低級な教えのように見えても、私にとっては、この上ない勝れた御法である。念仏以外の教えがいかに勝れていても、私の能力が及ばなければ実行できない。我も他人も、生死(しょうじ・煩悩に惑わされ迷わされる)を離れることが、ご諸仏の御本意であるから、私の念仏を妨げないでください」と申せばよい。
と、親鸞聖人の仰せである。

 そうです。
 自己中心で、仏になりたいとも思わない、こんな私を仏(真理の覚者)にしたいと、誰にも称えやすい「南無阿弥陀仏」となって願い届いてくださる
この教え以外に、私が修する仏道は有り得ないと拝受しております。



 
コメント
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