お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

初夏

2018年06月06日 | 雑感


写真は生け花稽古。
かきつばた1種生け。

先日、晴天続きの頃、老人施設にお世話になっている母が
「昨晩は何も言われず、どこかに連れて行かれた。皆、一緒だったから、付いて行った」
と、言いました。
「何も言われず」はなく、本人が言われたことを覚えていないだけなのは、すぐわかりますが、
夜、この時期、例年..と推理?して、
「ああ、ホタル見物に連れて行ってもらったんじゃない
それを聞いて、母は記憶がつながったようで、私が帰る頃は
「昨晩はホタルを見に連れて行ってもらった
と、初めて語るように、話してくれました。

いいな、私はまだ小城にホタルを見に行ったことがありません。(佐賀の田舎ですが、近辺にホタルは飛びません)

枕草子の夏の風情。

夏はよる
月の頃はさらなり、
やみもなほ、
ほたるの多く飛びちがひたる。
また、
ただひとつ
ふたつなど
ほのかに
うちひかりて
行くもをかし。
雨など降るもをかし。

清少納言の時代は、ホタルがたくさん美しく飛びかっていたことでしょう。

私も順調に年を重ねたら、間違いなく記憶が低下し、認知症になるので、母がお世話になっている施設に私も入らせていただきたい。
そして、ホタル見物に連れて行っていただき、初夏を楽しめたら..と思ったことでした。


コメント
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