お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

あたりまえ 

2012年12月05日 | 仏教
 お笑いのCOWCOWの「あたりまえ体操」

 「右足出して、左足出すと・・・歩ける

う~ん、健常者が観たら、面白くて笑えるけど・・・笑えない人も多いと思う。
 「いや、それは決して当たり前じゃないんだよ」って。

 井村和清氏の著書「飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ」
の文章です。

 あたりまえ
 こんな素晴らしいことを、みんなはなぜよろこばないのでしょう
 あたりまえであることを
 お父さんがいる
 お母さんがいる
 手が二本あって、足が二本ある
 行きたいところへ自分で歩いてゆける
 手をのばせば何でもとれる
 音が聞こえて声がでる
 こんなしあわせはあるでしょうか
 しかし、だれもそれをよろこばない
 あたりまえだ、と笑ってすます
 食事が食べられる
 夜になるとちゃんと眠れ、そして又朝がくる
 空気を胸いっぱいに吸える
 笑える、泣ける、叫ぶこともできる
 走り回れる
 みんなあたりまえのこと
 このすばらしいことを、みんな決してよろこばない
 そのありがたさを知っているのは、それを失くした人たちだけ
 なぜでしょう
 あたりまえ

 「あたりまえ体操」でなく、「よろこぼう体操」なんだと、思います。

 私は、仏教に出遇って、当たり前と思っていたことが、当たり前でなかったことに気づかされました。
コメント
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