お寺のオバサンのひとりごと

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緩和ケアにおける患者と家族ケア

2012年10月23日 | 雑感
 昨日のビハーラ基本学習会

県立病院緩和ケア病棟・看護師長さんが
「緩和ケアにおける患者と家族のケア」と題して
講演くださいました。

 ホスピス緩和ケアの理念

 生命を脅かす疾患に直面する患者とその家族のQOLの改善を目的とし、
 様々な専門職とボランティアがチームとして提供するケアである


となっているそうですが、緩和ケア病棟を利用できるのは、厚労省の指導では「がん患者に限る」のだそうです。

 厚生労働省の平成17年の調査では

がんで死亡する人  日本人の3人に1人
がん患者数     日本人の2人に1人が、がんになる

 全国の緩和ケアのある病院・病棟の数 226ヵ所(4472床)

 佐賀県は3カ所

 苦しむだけの延命治療を受けたくないがん患者は多いかと思います。
また、末期がんの家族を看護する、家族の苦しみに、よりそうことなど、一般病棟ではなかなか手が回らないことだと思います。

 医療スタッフのみならず、ボランティアが加わる、緩和ケア
 今後ますます、緩和ケア病棟は、患者、家族にとって、身心やすらぐ、大切な場所として、絶対必要とされるであろうと思います。

 なのに、なのに・・・あまりに数が少ないことに驚きました。 
コメント (2)
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