お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

初参式

2012年10月08日 | 仏教
 初参式(しょさんしき)とは、赤ちゃんのお寺への初参りのことです。
 世間では、生後1ヶ月を過ぎた頃、神社に「お宮参り」をされますが
真宗門徒は、お寺で「初参式」のお参りをします

 と、いうことになっていますが、残念ながら、「お宮参り」には行っても、「初参式」にお参りくださらない方が大多数です。

 そういう状況の中、きょうは、法専寺で、とてもうれしい「初参式」がありました

 お参りくださった若夫婦ご家族は、法専寺のご門徒さんではありません。

 実は、数日前、「こちらで初参式をしていただけますか
と、胸に赤ちゃんを抱いた、若いご夫婦が法専寺を訪ねてみえました。

 お話を伺うと、鹿児島の方で、今、転勤で佐賀のウチの近くにお住まいとのこと。
上の2人は、鹿児島のお手次のお寺で、初参式を受けたが、佐賀で3人目のお子さんを授かり、鹿児島のお寺に紹介されて、ウチを訪ねてみえた・・・とのことでした。

 慶んでお引き受けし、きょうの「初参式」となりました。

 ご夫婦と主役の生後1ヶ月の赤ちゃんとそのお兄ちゃんたちもお揃いでお参りにみえ、一緒に「正信偈」をおつとめ、焼香、念珠や本のプレゼント、短い法話の後、仏教讃歌「小さきあこに」や「法専寺の歌」「恩徳讃」を歌い、記念撮影(カメラマンは私)で終了。

 ご夫婦は、結婚式も、もちろん、お寺で「仏前結婚式」だったそうです。
若いのに珍しい・・・と思っていたら、先日(5月でしたか)当ブログで、ご紹介した「隠れ念仏」の子孫のご夫婦でした。

 さすが、鹿児島

 いのちがけで守られた真宗の教えが、きちんと子や孫に伝わっています。  

 ちなみに奥様のお母上は、11月の九州仏婦大会で佐賀においでになるとのことでした。

 いずれ、また転勤され、佐賀を離れられるであろうご家族ですが、本当に尊いご縁をいただき、住職ともども、感動いたしました。
 
コメント
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