マジックと映画が、観客を騙すという意味で双子のような存在であることを思い知らせてくれる快作。
およそありえないマジックを、実際にどう行うかがきっちり検証されているあたりがいい。だからこそ、誰が誰を陥れようとしているのかのミステリ的興味が最後まで持続する。主人公の刑事のもっさり顔もタネですわね。「さあボクを見て!」というマジシャンの言葉につられていると……
マイケル・ケインとモーガン・フリーマンという重鎮ふたり(あ、バットマンのコンビでもある)の役割も渋い。くわえて「イングロリアス・バスターズ」で輝くほどの美しさを見せたメラニー・ロランが出ているとは……ああありがたいありがたい。
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てっきりメラニー・ロランがxxxxだと思いましたが
うまく騙されましたよ。近所だし、貸切だし、
軽く飲みながら観たので心地良く過ごせました。
今秋に「2」が撮影に入るそうで注目しています。
それにしてもこの映画は脚本がよく
できてる。最後に泣く人間があの人だったのは、
マジシャンの呪いかしら。
あ、これもネタバレ。