第十二回「十兵衛の嫁」はこちら。
ぶっちゃけ、今回のお話は、かの有名な斎藤道三と織田信長の初対面において、道三の娘である帰蝶の才覚がいかにはたらいていたか。脚本の池端さんは周到にいろんな事情を仕込んでいる。
さまざまな夫婦の形があり、道三(本木雅弘)の妻の深芳野(南果歩)は、不倫OK?息子の高政(伊藤英明)は、道三ではなく、由緒正しい土岐頼芸(よりのり……尾美としのり)が父親だと信じているが……
逆に、自分の父親であるマムシのことを、帰蝶は完全に承知していて、夫に鉄壁のアドバイスを。絶対に違いますよね(笑)。でも池端さんはそれで突っ走る。
大河ドラマには、たくさんの“関連図書”が出版される。それってどうなの、とか思いながらも木下昌輝が書いているとくれば読まないわけにはいかない。
「まむし三代記」(朝日新聞出版)
トリッキーな謎が仕込んであって、道三を中心とした三代には、“銅を使った武器”があったと。途中でそれがなにかは気づくけど一気に読ませます。土岐家と斎藤家の距離感を知るのにこれほど面白い作品はありませんね。関連図書。面白い。
問題はコロナ。撮影がうまくいかないから脚本にも影響があるんですって?うーん、確かに長谷川博己が陽性になればしんどい。
でもね、沢尻エリカがああいうことになったのに、代役の川口春奈がどんどんそれらしくなっていることをようやく私も認めます(上から目線)、いい代役だなあ。なんとかなるでしょや。
え、報道ステーションの冨川さんもなの?わたし、これだけは不思議なんですよ。いくら蔓延している疫病とはいえ、感染者に有名人が多すぎないですか。
豊臣秀吉登場。文字が読めないことと頭がいいことを瞬時に。これから佐々木蔵之介と染谷将太と長谷川博己がからむのか。豪華なことだ。
第十四回「聖徳寺の会見」につづく。
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