夏の歌⑨ 白い夏の詩/とんぼちゃん
おっと、そうなのか菅首相退陣。あれほど手練手管を駆使して再選に意欲満々だったのに。いろいろと理由は考えられる。
1 勝てない、と計算したから。
党内情勢を読んで、このままでは党総裁として当選はおぼつかないと判断したから。
どうだろうこれは。もしもこれが当たっているとすれば、よほどの実力者が引導を渡したとしか。まあ、よほどの実力者って……
2 うんざりしたから
何をやっても批判される(もちろん、失政の嵐ではあったけれども。そんなことを言ったら前首相の時代の方がひどかったのに)現状に疲れ、なんでおれだけこんなに言われなきゃならないんだと切れた。
3 再選されてもろくなことにならないと察した
無派閥の人間がきついのは理解できる。本音のところで頼れる側近はほとんどいないし、いてもご存じのように無能なのがそろっている。要するに彼は、ろくな時代をつくれなかった前任者の後片付けに明け暮れ、そして失敗した人間というレッテルを貼られてしまう結果に。
4 だったら誰かやってみろよと開き直った
プライドの問題。おれは確かに失敗したけれども、じゃあ他の誰かだったらうまくこのコロナ関係とかをコントロールできるのかよと。誰だ、誰がだよ。
……次の自民党総裁にはいろいろな名前が挙がっている。その意味で、頭を抱えているのは野党だろう。総選挙に向けて、想定されるなかでいちばんきつい展開になってしまったのだ。この国の人たちは、スキッとしてしまうと、旧悪をすべて忘れてくれるので、政権にとってこれほど都合のいい人たちはいない。あ、それも理由だったか。まさか。
本日の1曲はとんぼちゃんの「白い夏の詩」別に秋田県出身者の曲だから選んだ……わけです。
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