本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

看看臘月盡

2018-12-13 21:25:23 | 住職の活動日記

もう早や師走も半ば

その時に出会った言葉

「看よ!看よ!臘月尽く」

臘月とは12月のこと

「看よ看よあっという間に

今年も終わってしまう

一日一日を大切に」

という禅の言葉です。

 

 

「丸久小山園」のショーウインドー

師走ということでしょう

 

 

この言葉に出会いドキッと

しました。

庭の山法師もすっかり葉を落とし

眠りについたようです

 

 

梅はもう春の準備を始めています。

今は休む木々もあれば

山茶花のように今盛りの花も

 

 

歩いてみると

あちこちの山茶花が目に止まります

 

 

こういう純白の花も見られ

 

 

ピンクの面白い形もあります

山茶花、文字通り読めば

「ザンサカ」です

昔大学で聞いたことがありますが

音位転換という

読みやすいように逆さまに読む

というような、

子供がトウモロコシをトウモコロシ

と読むような、

潜水艦もスイセンカンと

読んでみたり、

新しいもあたらしいと読みますが

元はあらたしいだったようです。

 

そんなこと思いながら、

 

 

面白いミカンの木でしょうか

枝の先に突き刺さるように

実がなっています

 

 

たぶん渋柿、

誰からも取られなくて

たくさん柿の実が付いていました

 

 

又こういう艶やかなサザンカ

 

 

花びらに覆われて

花弁が見えません

 

 

すっかり手入れの終わった木

その枝ぶりが何とも不思議な造形美

枝もよし葉が茂ってもよし

手入れの行き届いた木は

それなりに美しいものです

 

 

ちょうど今頃がお茶にとっては

花を付け

次の新しい葉を準備している

というところでしょうか。

この辺り一面には

いい香りが漂っています

お茶を焙じているのでしょう。

 

今年も残すところ2週間余り

看よ看よ!

師走も尽きようとしている

心せよ!

と呼びかけているようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
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