NHK大河ドラマ「SEGODON」も
昨日が最終回でした。
生き様はやはり涙がこぼれました
来年には鹿児島の城山を訪ねようと
思っています。
そこで、
なかなか面白い演技をしていた
岩倉具視役の笑福亭鶴瓶さん
何かと気になり
その旧居を訪ねました。
まず行ったのは
38歳の時落飾を命じられた
霊源寺です。
拝観は出来ません
外からだけ見て
こういう場所かと
向かいに見える山は
大文字の舟形のある山です
門前にあった南天
記念に鮮やかでしたので納めました
それから
東へ取り、上賀茂神社を通り過ぎて
岩倉具視が隠れ住んだという
本来はここが門ですが
入り口は迂回したところからです
小さいながらもよく管理された
美しい旧宅が残っています
大きく伸びた松が印象的です
家の中へ
品のいいガラス障子です。
38歳の時、
幕府との通牒を非難され
落飾を命じられるのです。
得度した後、苔寺に暫く居ますが
そこも追われて
やって来たのがこの岩倉の地です
40歳から3年間ここで過ごされます
この建物は二棟あって
中庭を挟んで向かいの建物が
母屋というか台所があります
綺麗な台所です
お竈さんも三つあり
そこにある絵を見ると
一人住まいで
ご自身で調理されていた様子が
描かれています。
慶応3年、岩倉具視43歳の頃
入洛の禁もとかれたのですが
この頃盛んに
中岡慎太郎、坂本龍馬、大久保一蔵
が訪れていたということです
ドラマにあるように
西郷隆盛はここには訪れていない
そうです。
ドラマでの岩倉具視像は
随分脚色があるようで
お伺いするとどうもそんな姿では
ないということです
この床の間を前にして
錦旗の図案、王政復古の
話しが練られたということです
しかし、
この岩倉という地は市内からは
かなり遠く、
昔は歩いてここまで来た
ひと山越えて、
やはり難儀されたようです
泊りがけで訪れて
夜を徹して話されたのでしょう
庭の横には
岩倉具視の遺髪を納めた塚が
あります。
入れなかった門の内側から見た
様子ですが
当時はこの門から入り
大きな松を眺めながら幽棲の家へ
行かれたのでしょう。
少しだけ本当の
岩倉具視像に触れたような
気がしました。
※余談ですが
加山雄三さんはその末裔のようです
岩倉具視の二男が具定、
具定の三男が具顕、その娘さんが
小桜葉子さんで雄三さんの母
ということです。