本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

ベイビーブー 『ふるさとのうた』 奉納 !

2013-04-30 18:20:06 | 住職の活動日記

 昨夜の興奮も覚めやらぬ、今朝の勤行

ふと、ご本尊さまの前にCDがお供えしてありました。

 今回出された 『 CD 』 の発売を祈念しての

奉納だったようです。

 

   

 

ジャケットもセピア色、往古をしのんで

こういう色使いなのでしょう。

 

   

 

入っているCD版もレコード盤をもじって作ってあるようです。

 ( なかなかいい感じ   )

 

 アルバム監修は 株式会社 「 ともしび 」 さんがされています。

タイトルは

 うたごえ喫茶アルバム

『 ふるさとのうた 』

 という題です。

 

 案山子

 ともしび

 思い出のアルバム

 青葉城恋歌

 私の愛した街

 芭蕉布

 赤とんぼ

 愛に生き平和に生きる

 ふるさと

 いつまでも

の、全11曲です。

カラオケも付いていて、

自分で口ずさんでみるのも

青春時代を思い出し、

なかなかいいものではないでしょうか。

 

 彼らもハードスケジュールで

今日は福岡でラジオの収録

明日は四国での公演、

崇正の友人のお寺での演奏です。

 

 また、輪が広がっていくことを念じています。 

 

 

 

 

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ベイビーブー 『 一音一仏コンサート 』  開演

2013-04-30 07:47:25 | 住職の活動日記

 クーラーが欲しいほどのよい天気です。  

3時に一旦お寺の門は閉められました。

門の前にはそろそろと人の列が出来始めました。

 4時  開門  

待ちかねたように席が埋まっていきます。

 5時開演

いつものように素晴らしい歌声にしびれます。

初めての方も ネスカフェのコマーシャール

 『   ダバダ~   』

という聞き覚えのある声に、

この方がこのようにして歌っておられるのかと

  と納得しておられたようです。

 半分ほどの方が前回もお見えでしたので、

今度のコンサートは観客との息もピッタリ 、

自然な流れの中で会場は

ベイビーブーの世界へ引き込まれていったようです。

2部は、今回発売されたアルバム

『 うたごえ喫茶アルバム 』 

「 ふるさとのうた 」

を中心に歌われました。

 一緒に口ずさむ方もいらっしゃって、

皆さんそれぞれに自分の思い出に

浸っておられたことでしょう。

 アンコールでは 「 ふるさと 」 を

全員で大合唱です。

 

  盛大裡のうちに 「 一音一仏コンサート 」 は

つとめあげることができました。

 

    

 

サイン会では和やかに交流していただき、

また多くの方が今回発売のCDに

サインを頂いておられました。

 

 

    

 

全員で記念写真、

スタッフのみなさまごくろうさまでした。

おかげをもちまして無事終了です。

 

 「 打ち上げ 」 はご近所の

『 ペゴッパヨ 』  で、これも盛大におこなわれました。

 

   

 

宴も盛り上がり、崇正も加わり

一曲ご披露しておられました。

 

 ほんとうによかった    

 

 ま~ 起きてみると

春の嵐でしょうか ??

 雨風も強く

   

 

バラの花も激しく雨に打たれ、

風に揺らいでおりました。

 

 本当に天候にも恵まれた素晴らしい

演奏会でした。

 また、次回も期待したいですね !

 

   待ってま~す  

 

 

 

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べイビーブー 『一音一仏コンサート』 リハーサル

2013-04-29 14:09:20 | 住職の活動日記

 

リハーサルに余念がありません 

 

   

 

外の駐車場までも響き渡っているようです。

 

 お参りによせていただいた

お檀家の方、 「 楽しみですね  」

とても、楽しみに待ち望んでおられるようでした。

 「 4時前にはお邪魔しますよ 」

 

   

 

それぞれのパートごとにマイクの調節をしていかれます。

 

 聴いたことのある曲ばかりのようです。

リハーサルといえども、

横で聞いていて、その時の昔を思い出し、

胸が熱くなってくるものを覚えます。

 

 感動していただけるものと思います。

 

心楽しみにお越しください    

 

 

 

 

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「唯識」  写経

2013-04-29 09:06:41 | 住職の活動日記

 朝勤行しようと思ったら、

そうです、  本堂は

 

   

 

ステージへと大変身をしていました。

 

  そうだ !  今日は読む代わりに

お経を書こう  

と、 『 唯識三十頌 』  の経本を書き始めました。

便箋とか和紙とかには

筆やらペンで書いたのですが、

毎朝、唱えるように経本を書き出したのです。

 

   

 

幸い、お次第用の白紙の折れ本になったものがありましたので、

一頁に一頌を書き、ふり仮名もつけました。

 これで、唱えやすくなると思います。

しかし、下に桝目を書いた紙をひいた方が

文字の大きさにばらつきがでないような気がしました。

 今回はこれで、

もう一部は文字に合わせた方眼用紙を下にしいて書いてみようと思います。

 

 

    

 

 

庭は 「 バラの香り 」  がとても凄いです。

次々と花開いております。

 

 もう、音響の方がセッティングにお見えになったようです。

昼からリハーサル !!

 いよいよ、一音一仏コンサートも始動開始です。 

 

どうぞ  

   お待ちしています。    

 

 

 

 

 

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今週の言葉 4/29~5/5 「未来の自分から見た 今の自分を … 」

2013-04-28 18:54:33 | 今週の言葉

「 未来の自分から見た

 

     今の自分を考える 」

 

        永山絢斗

          ながやま けんと

 

 

 先日の 『 鶴瓶さん 』 の 「 Aスタジオ 」 という番組、

ゲストが 『 永山絢斗さん 』

 最初から見たわけではないのですが、

たまたま、お茶を飲みに台所へ行ったとき

この言葉を聞いたのです。

 『 鶴瓶さん 』  もとても興味を持っておられたようで、

しきりに聞いておられました。

 ちょうど、今封切られている映画

『 藁の盾 』 のことが話題になり、

顔合わせのとき、ほかのキャストの方は

「 山崎努 」 「 大沢たかお 」 「 伊武雅刀 」 

など、錚々たるメンバーです。

会いにいくとき武者震いがした、

と話されていました。

 『 鶴瓶さん 』  その熱さがいい、と

感動しておられました。

 

 この言葉を聞いたとき、今読んでいる

「 唯識 」 の話とかぶって聞こえました。

 「 未来の自分から見た、

    今の自分を考える 」

自分を考える、というとき、いろんな面から考えることができます。

 オギャーと生まれて、死んでいく。

一体何が生まれて何が死んでいくのか、

そういうところからも自分というものを追求できる。

 また、一体自分はどうなっていくのだろうと、

未来面からも考えていくことができる。

 いま、読んでいるところで問題になっているところが

『 阿頼耶識 』 ( あらやしき ) というところです。

人間の一番、こころの奥にある深層心理です。

アラヤというのは 「 蔵 」 という意味もありますから、

「 蔵識 」 ( ぞうしき ) とも訳されます。

人間の経験を蓄えていく貯金箱のような心です。

 その心を厳密に見ていくと

自分の現在面を 「 阿頼耶識 」 

自分の過去面を 「 異熟識 」 ( いじゅくしき )

自分の未来面を 「 一切種識 」 ( いっさいしゅしき )

というのです。

 

 永山さんの言う

「 未来の自分から見た 今の自分 」

とても唯識的表現だと思うのです。

 仏教では、 「 未来 」 のことを 「 当来 」 ともいいます。

「 当来 」 ( とうらい ) 当に来るべき、

ということで、

未来は偶然にやってくるものではなく、

現在の中にすでに約束されている。

だから、将来に 「 こうしたい 」 という夢があれば

それは現在に行動となって現れてくる。

 いま、「 がんばれ ! 」 といっても、

未来に希望が持てなかったら、

現在を頑張ることは出来ないのです。

 

 過去の経験が現在に、異なった形で完成する ( 熟する )

という意味で 「 異熟識 」 ということをいいます。

過去が現在しているのです。

 それから、経験の可能性ということを言うと

一切の経験の種となるものを持っている、

ということで、心の未来面を一切種識というのです。

未来が現在している、

ということになると思います。

 

 鶴瓶さんも

「 どういうこっちゃろ ?? 」

とさかんに問いかけられておられましたが、

わからないなりにも、

何か気になり、見過ごすことの出来ない

言葉として、心に響いてこられたのでしょう。

 

 わからなくても心に響いてくる言葉は多々あるものです。

そのことを聞き流すのではなく、

心にとめて、考えつづけていくことが大切なように思います。

そうでないと、

言葉が弱くなれば、国も弱くなってくるのです。

 難しいかもしれませんが、

頭のどこかで常に考えつづけることを

怠ってはいけないように思います。

 仏教の難しいところは厳密性です。

人間の微妙な心の襞も見逃さず、

それを丁寧に紐解いているのです。

 

 

 

 

 

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九州八十八ヵ所百八霊場 自転車遍路

2013-04-28 18:43:50 | 住職の活動日記

 ちょうど、どんでん返しにかかる 前 !

一服しているときに

若い方がお参りに見えられました。

 なんと 『 自転車 』 での

お遍路さんです。

 長崎の方からお見えになったようで、

今日は一泊して、明日ご帰還ということです。

 

    

 

いちおう、 記念写真  

 「 元気にお参りを続けております 」

ということで、    させていただきました。

 

 これより、五十六番さん 「 金剛寺さん 」  へ

 

    

 

元気な足取りで向かわれました。

 どうぞ、お気をつけて  

連休で車も多いことと思います。

無事に満願されることを祈っております。

 

 ( むかし、長崎まで自転車で行ったことがあるのですが

   なかなかアップダウンの多い道のりで

   とてもきつかった思い出しかありません。

   大変と思いますが、

   どうぞご無事で  …    )

 

 

 

 

 

 

 

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本堂どんでん返し !

2013-04-28 18:21:15 | 住職の活動日記

 お不動さまも無事に勤めました。

( 段々暑さが厳しくなってきます )

日曜日と重なり、多くの方にお参りいただきました。

 

 明日29日は、いよいよ 「 ベービーブー 」 の

『 一音一仏コンサート 』 です。

 160を超えるほどのお申し込みがあります。

 

    

 

まずはコーヒーブレイクして  …  

「 どんでん返し 」 で、本堂を

コンサートホールへと変身です。

 

   

 

瓔珞をはずし、中の仏具関係を移動して、  と

 

   

 

イスも並びました。

 

 明日には、音響さんも入り、照明さんと

いよいよ、ホールらしきものにとなっていきます。

 

 今、 6:30  まだ外は明るい

5時の開演となると、ちょっと明るすぎるような  ??

工夫を凝らして    

智慧を絞っているようです。

 

  先日も、90歳のご婦人の方が

 自分がパンフレットに載っていたということで

 お申込にお見えになりました。

 とても楽しみにしておられるご様子です。

 

前回とはまた違った味  を出していただけるものと

楽しみにしております。   

it’s  

 

 

 

 

 

 

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「頂戴供養」  感謝 !!

2013-04-27 21:20:27 | 住職の活動日記

 ご法事がありました。

遠路、関東の方よりもお参り頂きました。

 

 お不動さまへ、とお供えものを頂戴いたしました。

 

 

   

 

ずしりと重い、 『 福蔵 』  という最中のようです。

 

   

 

開けてみると、なるほど !!

 小判の形をしています。

ズシリと重い千両箱をイメージしているのでしょうか ?

 

明日の 「 お不動さま 」  への

何よりのお供えとなりました。

 感謝です     

 

はたまた、

ベービー の誕生を祝って

お花もお届けいただきました。

 

   

 

珍しい色です。

はじめてみる色 、紫がかった美しさです。

 

  

 

たくさんの花が付いています。

これから楽しみです。

 もう一鉢は、白い色のような微妙な  …

 

   

 

白い色ながら、ピンク交じりの緑がかったような、

淡い色がなんとも美しい 

 

   

 

つぼみはこのような姿です。

 

 

こんな見事な花をいただき 

  ベービーもさぞかし喜んでいることでしょう。  

 

   

 

「 ありがとうござまちゅ~ 」      

と言っているような  !?

 

 

   

 

足もこんなに立派に大きくなりました。

今盛んに足を延ばし、指を広げ

バタバタとしています。

 こうやって日に日に大きくなっていくのでしょう。

 

 今日はいろいろとお心遣いに感謝です。 

 

 

 

 

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「さとり世代」 !?

2013-04-26 21:35:52 | 住職の活動日記

 最近、若者達をこう呼ぶのだそうです。

「 さとり世代 」

「 ゆとり世代 」 が終わって、

それに続く社会現象でしょうか。

 山岡 拓 氏の 「 欲しがらない若者たち 」

から、出てきたようですが  …

 面白い表現をするものです。

そういわれて、回り見てみると、

 「 さとり世代 」 といわれる若者たちの現象は

1.車に乗らない

2.ブランド服も欲しくない

3.スポーツをしない

4.酒を飲まない

5.旅行しない

6.恋愛に淡白

などなど、

「 草食系 」 を通り過ぎて

「 干草系 」 ともいわれているようです。

 なるほどという一面を

垣間見るような気もします。

 

 無欲恬淡 ( むよくてんたん )

というところから、 「 さとり世代 」

と、名付けたのかもしれません。

 

 しかし、さとりを求めるということも

無欲になるということではありません。

 内にはほとばしるほどの情熱がないと

さとりを求めることは出来ないのです。

 

 私たちの世代は物のない時代に育ちました。

それで、人一倍いろんなものが欲しかったのです。

「 車 」 ということも、最終的に欲しいもののひとつでした。

何でもかでも憧れたものです。

三浦先生からは、

 「 上見れば、あれ欲しこれ欲し 

   欲し ( 星 ) だらけ

   下見て暮らせ ( 星 ) 欲し

   の 気 もなし 」

といわれたものです。

 それでも 「 欲しいものだらけの若者たち 」

だったのです。

 

 仏教でも、 「 清浄意欲 」  ということがあります。

また、 「 煩悩即菩提 」  ということもいいます。

煩悩がなければ悟りもない。

仏道を求める意欲がなければ、

修行は続けることは出来ません。

 

 学生時代、大学の講義で

ある有名な先生の集中講義に出ました。

本は読んでいて、とてもデリケートな

繊細な言葉使いをされるので、

インテリで華奢な先生かと想像していました。

 ところが出会ってみると、

手は骨太でごつく、体つきも肉体労働でもされたような

圧倒されるような姿でした。

 なるほど、仏道を求めるとは

体つきからして情熱の塊のような

エネルギーが飛び散っている

そういうものかと、

あらためて思い知らされました。

 

 確かに無欲というということは

一面にはあると思います。

 それは、足るを知るということであって、

こころの中はどこまでも

自分の煩悩対治、

コンプレックスの克服に一生

情熱を持って立ち向かっていくことだと思います。

 

 「 団塊の世代 」  も

内面的には  「 さとりの世代 」  であって欲しい、

どこまでも、自分のこころの姿を見続け、

死ぬまで煩悩と戦いつづけて欲しいと思います。

それこそが、私たちに与えられた

「 さとりの世代 」  でしょうし、

「 さとりの世代 」  にしていかなければなりません。

 

 

 

  

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陽気に誘われて !!

2013-04-25 21:58:10 | 住職の活動日記

 今朝のお参りのときはまだしっかりした

蕾のままでした。

 ところが、お昼庭に出てみると

  なんと、バラはすっかり満開になっていて、

もう、花びらも落ちしまいそうなくらい

開ききっていました。

 

 

   

 

 

とてもいい香りを放っています。

 その香りに誘われてでしょうか、

 

   

 

蝶もやってきていました。

 香りも素敵なのですが、

私たちは目で楽しむことのほうが多いようです。

蝶にとっては花の姿かたちより、

香りに惹かれてやってきたのでしょう。

 

 『 薫習 』  ( くんじゅう )

という言葉がお経に出てきます。

 今日のバラの花のようにとてもいい香りを漂わせています。

このバラの花にハンカチを被せます。

しばらくして、ハンカチをとると、

このバラの花の香りがハンカチに移っています。

 そのように香りがしみこみ移っていくことを

『 薫習 』 といいます。

 

 台所では赤ちゃんがすやすや眠っています。

4月9日に生まれて、今日で16日

日に日に大きくなっているようです。

そして、動き方も違ってきています。

いろんなことを吸収しているのでしょう。

周りの環境の動きを察しているのです。

 まだ赤ちゃんの感覚は視覚はあまりないはずです。

たぶん、触覚 ( 母親との肌のふれあい )

そして、臭覚 ( 母親の香り、お乳の香り )

その感覚が研ぎ澄まされているのでしょう。

今赤ちゃんの脳細胞には

周りの状況がバラの香りがしみこむように、

刷り込まれていっていると思います。

 見ていると、自分の意志も芽生えているようです。

やはり、持って生まれたものもあるようです。

それに、周りの環境も多大な影響を与えているようです。

持って生まれたものに、刻一刻と新しい経験が

「 薫習 」 されていっている。

そうやって人格が作り上げられていっているのです。

 

 仏教では 「 薫習 」 というような

こころにいろんな経験が香りがしみこむ、

そういう表現をとるところは

実に面白いところだと思います。

 持って生まれたものを 「 種子 」 ( しゅじ )

ともいうし、植物の命の姿を

仏教の用語にしてるところは

興味深いところです。

 

 明日からはどんどんバラの花も咲いていくことでしょう。

また、楽しいことが増えました。

 

 

 

 

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