本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

象徴ということ

2018-12-30 16:45:39 | 漢字

来年の干支は「亥」ということで

いのしし、

猪という字を見ていたのですが

この字には豕編(いのこへん)の

文字もあり、豬もいのししです。

そこから、

象という字も豕編です。

象さんという動物が浮かびますが

 

先日の、

天皇陛下誕生日のお言葉、

象徴天皇としてのつとめを

深く考えていた

ということがありました。

 

象徴という文字も

象という字が入っているのです

この字には、かたどる、とか

のり、おきて、かた、という意味が

あり、形象とか、現象、気象

という言葉もあります。

 

象徴という言葉どこから

生れてきたのだろうと、

どうも、1883年ころ

中江兆民という方がフランス語の

symboleを象徴と訳されたようです

白は純潔とか、黒は悲しみ

というように具体的なものから

抽象的なものを関連付ける

ということのようで、

漢和辞典には

抽象的な精神内容を具体的な

事物によって連想させること

とあります。

 

象徴天皇ということも

日本とは日本人とは

といってもよくわからい

その日本人としてもあり方を

表しているのが天皇陛下の

在り方であり

生きておられるお姿そのもの

であるように思います。

 

だから象徴ということも

とても大切なことで

その本質を表す言葉でしょう。

 

また豕編には

「豪」という字もあります。

元々はヤマアラシということで

そこから、つよい、すぐれた

という意味が出てきました。

今では、豪華絢爛という

豪華という字がよく使われます。

昔は豪傑とか豪放磊落という言葉が

よく使われたようです。

 

しかし、

象徴ということも

その人にとって象徴となるような

そういうものが見つけられたら

いいように思いますが、

何々と言ったらこれというような

そういうものを持てたらいいですね。

 

 

 

 

 

 

コメント
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