本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

菩提樹苑 新緑の香りにつつまれて

2012-04-30 17:12:13 | 住職の活動日記
 菩提樹苑では 「 さくら 」 も終わり、

今は鮮やかな緑が目に優しく飛び込んできます。

 そして、新緑の香りがお墓全体包み込んで、

「 うぐいす 」 の声もあちこちから聞こえてきます。



    



 今は、つつじが真っ盛りです。

一雨ごとに、草木もどっと芽を出し始めます。



    



 生垣の天敵 「 かずら 」 です。

とても精が強く、あっという間に生垣を包み込んでしまい、

ほっておくと、生垣が窒息して死んでしまうのです。

 これからは 「 管理の職員さん 」 はかずらとの戦いです。


    



 かずらが出てくると、それに答えるようにどこからともなく

虫もわいてきます。

 この虫もだんだんと大きくなっていくのでしょう。



 
     



 今日は曇り空    

遥かに 「 阿蘇山 」 を眺めることができます。

大きな雲に覆われて、雨が降っているのかもしれません。


 連休は遠くよりの帰省も多く、少し早めての 「 ご法事 」

の予約も多く入っています。

 これから 「 菩提樹苑 」 もお参りの車が

多くなることと思います。


   ご先祖さまもさぞやお喜びの事でしょう。   






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今週の言葉 4/30~5/6 「にちにち出会う なんでもない あたりまえの

2012-04-29 18:34:16 | 今週の言葉
          『 にちにち出会う

         なんでもない
 
         あたりまえの人を

         ひそかに拝めるような

         私になりたい 』



                    榎本栄一


 当院のお向かいにある 『 東光石油 』 

朝から元気のいい声が響いています。

 お店に来る車はもちろんのこと、

止まってくれた車に対しても、歩道を通られる方にも

大きな声で挨拶をされています。


 また、以前お参りしたおり、そこのおばあさま

  「 いつも娘から笑われるのですよ !!

    失礼があってはいけないと、

    すれ違う方には必ずお辞儀をしているのです。

    そしたら、電信柱に向かって挨拶をしていたのです。

    誰に挨拶をしているの ?!

    ぼんやり人影のように見えたものですから … !! 」

と、おっしゃっておられました。

 
 三浦先生も来る方来る方に、いつも合掌して挨拶をしておられました。

そのお姿がなんとも型にはまっているのです。

なかなか合掌する姿は身に付かないものです。

私たちがしてみても、とってつけたような形になってしまいます。

 それから、よく聞かされたのは、

  「 仏さんというと、立派な姿を想像しているでしょう。

    ほんとうの仏さんは目立たないところで、

    もくもくと仕事をしているかもしれませんよ。」

という話です。

 私たちも仏さまというと、きんきらに輝いた仏さまを想像してしまいます。

ところが、ほんとうの仏様はボロをまとっていらっしゃるかもしれません。

ついつい、金襴の立派な衣を着た方を仏さまと思ってしまいます。


 昔の話ですが、

鈴木大拙という方が博士号を取ったので祝賀会が開かれたそうです。

そこに西田幾多郎先生も来賓で呼ばれ、挨拶をされました。

そしたら、西田先生は、

 「 なんでそんなものがいるのか。

   鈴木大拙は鈴木大拙でいいではないか。

   博士なんて俗界の話だろう。

   俗界の名誉だろう。

   そんなものを超越するのが仏教じゃないか。

   祝賀会、大拙を小さくするだけの話しじゃないか。」

という挨拶をされたということです。


 なかなか難しい事もありますが、

仏教の立場からいったらそうでしょう。


 なにも、勲章や肩書きをぶら下げた人が本物ではありません。

にちにち出会う、なんでもない人が

かえって、本当のことを見抜いているのかもしれません。


 なんでもない人をひそかに拝める、

東光石油の社員の方、なんでもない行為かも知れませんが、

誰彼となく、あたまをさげ挨拶をされる。

そこに、拝むという心が入ると、

これは、とても大切な修行をされているという事になります。


 このことは私たちにとってもとても大切な事です。

仕事を拝み、人を拝み、見るもの聞くものを拝む

この心がなかったら、本物の声は聞こえないように思います。





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『修行成満』 報告法要

2012-04-28 18:07:27 | 住職の活動日記
 今日のお不動さまは 『 行 』 を終えて、無事帰山した

新しい 「 ほとけさま 」 を迎えての、

お不動さまへの報告法要となりました。

 先日 4月7日 『 醍醐寺 』 をお参りしたおり、

宗良君の姿をごらんになた方々も多数お見えになりました。


 法螺貝も3丁、それだけでもすごい迫力です。




    




小山盟央君の法螺貝を先頭に 「 崇正 」 「 宗良 」 と法螺貝が続き、

  《 法螺を吹く人を 『 吸螺師 』 ( すいらし ) といいます。

    やはり、法螺師というと、ほらを吹く、間違えられるからでしょう。》

八代の 「 教覚院 」 さん 、

  《 この方は、公務員を定年されてそれからの修行でしたから、

    滝に打たれたりとかの厳しい修行ではなく、

    一年間かけて毎月醍醐寺へ通い、お参りの作法とかを学ぶのです。 》

兄の慧亮部長、わたくし護摩師との順番で入堂です。

6人のお坊さんですと、お経の声も見事にそろい、



    




護摩を焚く私も力がこもります。




    



 ここまでの写真は 「 今村智弘さん 」 に撮っていただきました。






    



 護摩祈祷も終わり、新しくお坊さんになられた方々を紹介し、

一言ずつ、自分の抱負を語っていただきました。



    



 今日の 「 お斎 」 は定番のお赤飯に 「 大根のゆず味噌 と 菜の花漬け 」 です。




    



 こんなに揃うことは初めてでしたので、

全員で記念写真です。



   



 お勤めと片付けも終わり、最後の 「 衣をたたむ 」 という

大事な仕事が残っています。

 今回は全員 「 綿の衣 」 です。

  ( この衣が原点です。)

着た感じは一番身体にしっくり来るのですが、いざ、たたむとなると、

とても難しいのです。

 たたんであった折れ目がわからなくなり、

新人さんには悪戦苦闘です。

 やっとたためたものの、まるで団子状態、そこで

たたみ方の指導です。

 衣を手に馴染ませるように、しわを伸ばしながら、

折り目を見つけて、一つ一つ丁寧にたたんでいきます。

そうすると、きちっとした四角形にたためるのです。

 これは、一番の基本で、お参りが終わるたび

必ずたたむという習慣をつけなければいけません。

 東寺の御影堂にいたときも、毎日数回たたむことは当たり前です。

お参りが終わって、衣文掛けにかけるのではなく、

そのたびにたたむという習慣を身に付けておくと、

衣を大切に扱うということが自然と身に付いてきます。


 このことが終わり、ご本尊さまへの、無事修行が終わったことの

ご報告ができた事と思います。


   これからの日々精進を祈っています。






 
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とつぜんの別れ !

2012-04-27 21:39:50 | 住職の活動日記
 別れは突然やって来ます。

頭ではわかっているつもりですが、

本当のところはわかりません。

 でも、必ず別れはやって来ます。

それも突然です。


 今日は奥様の三十五日、もう一月もたってしまいました。

けれど、いまだに奥様の死が実感として捉えられません。

ふと、玄関から帰ってくるような気がします。

 交通事故で亡くされ、

ご一緒に買い物に行って、一足先にご主人は家へ

奥様は買い足りなかったものを買いに近くのお店へ行かれました。

その横断歩道で  …  での出来事でした。


 ご主人は当然、自分が先に行くものと、

預金通帳の名義から、ありとあらゆるものまで、

奥さまのためにいろいろと手配しておられました。

ところが、その奥さまの方が先に  別れも告げず  

いってしまわれました。


 …  ところが、大変な問題が起きたのです。

奥さま名義のものはすべて凍結されてしまったそうです。


 「 困ったことに、まだ葬儀代も支払いが出来ないのです。」


いま、名義の書き換えの最中なのですが、

自分が一生懸命働いて、貯めたお金なのですが、

妻の名義となると、妻から自分が遺産を相続するという事になるのだそうです。

その、相続の手続きがとても面倒で、


  「 市役所に行くたびに、足らない書類が出てきて、 

    その手続きだけで、心底疲れ果てしまいました。」


相続の手続きが完了するのは半年ほどかかるのではないでしょうか …  ?

と、こぼしておられました。


その間、事故となると、様々な問題もでてきます。

本当に悲しんでる間がないほど、

世間の雑用雑事に振り回されるということです。


 男が先に行く !!  それに越した事はありませんが、

ほんとうに、明日は何が起こるかわかりません。


 逮夜、逮夜にお邪魔していたのですが、

はじめて、息をせっきったように、次々と今の問題を話されました。


 ( 本当に、男が残されると大変です。

   順番どおりに行くことが何よりなのですが、

   世の中そうはうまくはいきません。)


『 相続 』

 本来は仏教の言葉でしょう。

 「 念念相続 」 という言葉もあります。

世間では形あるものの相続でもめるのです。

本来は形なきモノを先祖代々相続しているのですが、

そのことは露忘れて、形にとらわれて

大事な形なきモノを忘れてしまいがちです。


 とはいえ、なにせ順番に行く事を願うばかりです。

そして、せめて 

  「 ありがとう 」 の一言だけでも

言ってお別れしたいものです。


 ※ 余談ながら、通帳はそれぞれに持ってるほうが

   なにかのときには困らなくてすむようです。











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「 第十八回 世界遺産劇場 醍醐寺 」

2012-04-25 21:51:04 | 住職の活動日記
 先日、醍醐寺で催された 「 世界遺産劇場 醍醐寺 」 の

テレビでの放送が決まりました。




 5月26日 午後6時25分  から、

 BSフジテレビ  で、

 「 第十八回 世界遺産劇場 醍醐寺 」  が放送されます。


 醍醐寺の桜もすっかり花を落として、

今は、見事な新緑のみどりが見る人の目を楽しませています。



   


 ちょうど、伝法学院を出て三宝院へ向かう参道です。



   



 三宝院に入ると 「 枝垂桜 」 の枝振りが

花は落としたけれど、緑の織り成す枝振りがまた風情を醸し出しています。


 一歩外に出てみると、



   



 昔の街道あとが、コンクリとに覆われながらも

わずかに、お向かいの格子の姿にその様子をとどめています。

この松並木も、往古は出~んと構えていたのでしょう、

今は歩道になり、それでもやはり松並木に遠慮するように

曲がりくねって薄くアスファルトが引いてあります。



   



 歩道の横にはまだ、昔のままに小さな小川が流れています。

コンクリとの溝になってないところが、

子どものころの郷愁を誘います。

なぜか、じっと眺めていたくなる風景です。


 さて、 『 世界遺産劇場 』 は三日間にわたって上演されたものですが、

テレビでは30分ほどにまとめて放送されるようです。


 別の機会に全作品が放送されることを願っていますが  …  



  ですので

  是非是非  ご覧遊ばせ   






 
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醍醐寺伝法学院卒業式

2012-04-24 22:37:13 | 住職の活動日記
 今日24日、お地蔵さまのご縁日である目出度き日に

『 醍醐寺第80回伝法学院卒業式 』 が挙行されました。



   


 伝法学院の入り口には、下界とを遮るように重々しく

「 伝法学院 」 の石柱が立っています。


そして、入り口には


   



 俗世間の人は入るなとばかり、この立て札が学院生たちを守ってきたのです。

反対に学院生たちには恨めしくも思えたかもしれません ? 。

 入学式と卒業式は親族の方も入院が許可されます。

  ( 「 入院 」 ももともとは仏教用語らしいです。

    こういう学院に入ることを意味したようです。)


    



 そして、下駄箱もこの時ばかりは、白い鼻緒のぞうりに混じって、

革靴・ハイヒールも並びます。

 聖と俗が一緒になるひと時です。



    



 玄関には醍醐未生流の生け花が待っていてくれました。

張りつめた空気の中にほっとする一コマです。



   



 「 実修実証 」 という、醍醐寺の面目である言葉が待ち受けています。

「 岡田宥秀門跡 」 の書になります。


 9時前には到着、衣に着替えさせていただき、

控えの間で、式まで待ちます。


   



 控えの間として用意していただいたのは、

学院生たちが一年間学んだ教室です。

 少し小さめの机が積み上げてあります。

いろいろ思い出の落書きもあるようです。

この机を前にして座り、正座に苦しんだことでしょう。


さて、

 本堂を覗いてみると、もう学院生たちは正座・合掌で待ち受けています。


    
 
  
 この時間から正座とは、式が始まってからが心配です。



   



 一年間の 「 行 」 の賜物でしょう、微動だにしないようです。



式はとても厳粛な中に進んでいきます。

 一人ずつ名前を呼ばれ、田村学院長より卒業証書が手渡され、

その人の一年間頑張ったことや辛かったことに対して、

それぞれに 「 ひとこと 」 ねぎらいや励ましの言葉を頂き、

みな感無量の気持ちで受け取られた事でしょう。



   


 式が終わると 「 仲田管長さま 」 を中心に記念撮影です。

手前の蓮池も学院生たちと育ち、その修行をじっと見つめていた事でしょう。

今はまた、静かな眠りについています。


 「 宗良君 」 卒業証書を持ってやってきました。



   



 坊守さんを見るなり、思わず涙がこみ上げてきました。

辛い修行もあり、悲しい出来事もあり、

じっと耐えてきたことが、どっと噴出してきたのだと思います。



    



 この半鐘によって目覚め、お勤めに入り、 …  と

学院生たちの生活にメリハリをつけて、

ときには恨めしく、ときには勇気をつけてくれ、

学院生たちの一挙手一投足を見守り続けてくれたことでしょう。



   



 学院の庭には 「 たけのこ 」 が目を出してきています。

卒業生たちもこれからが本番です。

この竹の子のように、ぐんぐんと成長して欲しいものです。

これから、実社会で悩める人、苦しむ人の友となり、

頑張ってほしいと願っています。


          








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今週の言葉 4/22~4/29 「 平凡なことを 毎日平凡な気持ちで …

2012-04-22 21:24:24 | 今週の言葉
           平凡なことを

     毎日 平凡な気持ちで 実行することが

       すなわち 非凡なのです


                              アンドレ・ジイド


 「 普通が一番よね !! 」

つくづくとお話ししておられました。

 今年で93歳、お友達に誘われて老人ホームに入ったものの、

その友人は先に亡くなられ、急に一人になられました。

 「 彼女が頼りで来たのにね。 先に行ってしまって …  」


最初は大勢の人との生活にも慣れなかったものの、

しかし、よくよく考え直してみると、

何も悪い事してるわけでもないので、そう遠慮する事もない、

と思い直してからはずいぶん気が楽になりました。

 自分の言いたい事は言うし、こう思った事は迷惑にならないよう実行する。

 「 そうすると、結構刺激があって、元気になるの ! 

   一人で暮らしていたら、人との接触もなくなり、

   落ちんでいったかもしれません。

   あの人に負けてはいられない、

   そう思うと元気になります。

   この年まで生きるとは思いませんでした。」


 今日はご主人のご命日でホームから一時帰宅です。

  「 今日まで生きてみると、

    平凡に普通に生きれることが

    なんと素晴らしい事でしょう。 」


 私たちも 「 修行 」 というと、なにか特別な事をしがちです。

しかし、その極意は

 「 当たり前のことを当たり前に続けること 」 でしょう。

24日は 『 醍醐寺伝法学院 』 の卒業式です。

当院の 「 宗良君 」 もいよいよ卒業です。

長かったようで、短かったのかもしれません。

傍から見ると、とても大変な修行に見えます。

朝は3時に起きて、滝に打たれて、お堂でのお参り … と、

単純な行が延々と続くのです。

けれども、本当は人間として当たり前の行いです。

電気のなかった平安時代は夜明けと共に起きて、日が沈めばやすむ。

「 行 」 とは、そんな時代に逆戻りした生活をするのです。

だから、昔は当たり前の生活だったのです。



ところが、

 『 宗良君 』 はとくに悲しい出来事がおこり、

「 行 」 中に父親を亡くすということに辛い目に遭いました。

父親の死に目にも遭わず、行の間は知らされる事なく、

ひたすら 「 行 」 に励んでいたのです。

 彼はこの行の中で多くのことを学び取ったと思います。

でも、 ほんとうは、これからが 「 本当の行 」 が始まります。


 お寺の生活は、ある種単純なことの繰り返しです。

お経といっても毎回変わるわけではありません。

ほぼ同じお経を毎日何回も唱えるわけです。

ですが、毎回新たな気持ちで唱えるという、

そこに、単純な事を深めていくということがあります。


 真理は単純、そのことを深めていく

 そこに人間としての深さが出てくると思います。


 「 道という言葉に 迷うことなかれ

     朝夕己がなす業と知れ 」









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生命の限り、ひと時を咲く !!

2012-04-21 21:04:03 | 住職の活動日記
 いま、満開の 「 牡丹の花 」   まことに美しい 

ところが、さすがに … 19日に咲いて、夕方には花を閉じて

もう一回ぐらい咲くかな ??  と思っていたら

案の定、20日の朝、また開きました。

 しかし、力尽きたか  …
 
3時ごろからは       萎えてきました。



            
   



やっぱりそうか  と思いつつ、




 「 あれを見よ

     明日は散りなむ 花だにも

   生命 ( いのち ) の限り  ひと時を咲く 」


という、 『 九条武子 』 さんの歌を思い出しておりました。




  ところがですよ    

今朝、一番に見てみると、  元気を取り戻しているではありませんか  



   

復活 で~す 

 全員  そろい踏みで  咲き誇っています。

不思議な花です。

  ( 私が知らないだけかもしれませんが )

一旦萎んで、また朝には元気になる。

 『 月下美人 』 は、ほんの一夜の美しさでした。

夜にはあんなに元気だった花も、朝には力を尽くしたかのように

萎んでしまいます。


 「 牡丹 」 という花はそんな性質なのかもしれません。

しばらく楽しめるのは、ありがたい限りです。

          のエールを送ります。





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安永蕗子先生メモリアル

2012-04-20 22:43:02 | 住職の活動日記
 お参りにお邪魔するたびに、

「 安永蕗子先生 」 のお話を耳にする機会も多くなりました。


 若いころ、中学生の頃でしょうか、

白川中学で 「 安永先生 」 に国語を教えて頂いた。

昭和23年、ちょうど教科書も新しく変わったところです。

 ( 私が生まれた年です )

それから、先生の書道を教えて頂いたそうで、

九品寺のご自宅までよく通われたそうです。



   



 お一人お一人に、さらさらとお手本を書いていただいたということです。

  「 このお手本で意味もわからず、稽古をしました。

    細いけれどもしっかりした字がとても好きでした。」


本当にきれいな字です。



   



 昭和36年の日付と先生のお名前が入っています。




   

 お手本の題ですが、私もよくわかりません。



   



 ページをめくっていくと 『 仏道 』 という字も

見受けられます。

 けれども、意味はとても難しい !!


それから、


   



 先生から書いていただいた 『 色紙 』 を大切にしておられました。


  「 生き耐えて

     はげしき

    時も虹たつと

     空のかなたに

      関はりていつ 」


 この言葉がこの方の人生を支えてくれたそうです。

苦しいとき、この歌を見て先生のことを思うと

元気が出たそうです。


 来る  4月26日 11時~2時

     ホテルキャッスルでお別れ会が開かれます。

また先生にふれることができる、とてもいい機会だと思います。




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おはようございます !!

2012-04-20 08:25:23 | 住職の活動日記
 今朝も、ゆっくりと 牡丹は開き始めました。

8時ごろには、


   


 満開の牡丹の姿になりました。



   


 実際はもっとピンクが鮮やかなような気がします。




   



 今日も元気で    ましょう。 





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