本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

天草・崎津教会

2017-11-29 21:16:11 | 住職の活動日記

今回の一番の目的は

天草の「崎津教会」を訪ねる

ことでした。

長崎同様天草もキリスト教の文化が

色濃く残っている地です。

 

 

崎津教会は小さな漁村にあります

天草四郎の島原の乱に

参加しなかったので

この教会とその集落は残ったのです

 

 

珍しく教会内は畳敷きです

畳の上にひざまずいてお祈りを

したのでしょう

 

 

世界文化遺産をめざして

付近は綺麗に整備され展示室も

集落の模型もあり

その様子が今も残されています。

この模型の奥には諏訪神社があり

 

 

 

階段の横の建物が

最初に教会が作られた場所です

教会と神社そしてお寺も共存する

そういうことも世界文化遺産の

ひとつなのでしょう。

 

ザビエルが日本へやって来た

ただ偶然来たのではなく

マニラでしたか日本人に出会う

ヤジロウという

その日本人に惚れこむのですね

ぼろは着てても心は錦、という

日本人の忠誠心に感動したのです

福音(エバンゲリオン)を

伝えてくれる民族は

日本人をおいて他にない

という確信でやって来たのです。

日本人に対して崇高な心をもって

接したのです。

だからその当時のキリスト教は

日本人の心に溶け込むように入って

広まったのでしょう。

 

この崎津集落もその当時の形が残り

五島から長崎にかけて

この天草にいたる地域は

キリスト教の文化を伝える

とても貴重な場所なのです。

 

 

諏訪神社も立派に残り

お互いの宗教が共存したという

形もそこに生活する人々の

純粋さを感じます。

 

 

丁度この左側の石垣の上に

最初の教会があった所です。

まあ、これは神社の境内でしょう

そこに建てたという集落の人々の

寛容さも立派なものです。

 

信仰を守り伝える人は

「水方」(みずかた)と呼ばれ

ていました。

これは洗礼を受ける時に

水を使うところから

洗礼をする人をそう呼んだ

ということです。

信仰こそが何よりの宝

という心が

集落の人々の支えだった

ということです。

 

 

丁度諏訪神社の石段下には

ツワブキの花が満開です

 

そして教会の横にも

 

 

黄色い花咲き誇っていました。

 

このあと、大江教会とか

本渡のキリスト教資料館とかを

廻りましたが

とても見ごたえのあるところです。

 

昔は天草といえば

魚釣りとかイルカウォッチングなど

でもキリスト教の歴史も

又天草の八十八ヶ所もあり

とても奥深い歴史を持った所と

あらためて感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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プレミアムフライデーとサザエさん症候群

2017-11-28 21:21:59 | 住職の活動日記

ちょっと前までは「花金」と

花の金曜日と呼んでいたのですが

最近では「プレミアムフライデー」と

いうようです。

 

サザエさん症候群も昨日

宗良さんと話している時に

教えてもらったのです。

 

何かのことで、

宗良さんとお磨きをしながら

簡単な唯識の話しになり

自分が死んだらすべてはなくなる

今見えている金峰山もこの本蔵院も

なくなってしまう、

そんなバカな、!

自分が死んでも金峰山も本蔵院も

そのままあるだろうと

しかし唯識では

自分が死ねば全てはなくなると

そのように説いています。

 

本蔵院の住職だった頃と

今、居る本蔵院とでは

全く姿が違うのです。

この頃つくずく思うのですが

その方が亡くなれば

その世界は消える。

宗良君もある時期本蔵院を

辞めたいと思ったこともあったでしょう

その時は本蔵院が遠い存在だった

ことでしょう。

しかし、本蔵院をわが住処と思うと

全く違った身近な存在になるでしょう。

 

無住処涅槃ということがあって

人間は普通その反対で生きている

金曜日になれば

まだ仕事は残っているのに

何かしら心うきうき楽しい気分

になるものです。

明日の土曜と日曜日は休み

という思いが心楽しいのです。

その反対に、

日曜日の昼過ぎになると

心が重たくなってくる

明日から、また仕事

その思いが重たくのしかかってくる

事実は、

日曜日の夜寝るまでは

まだ休日なのです

しかし、心は明日から仕事という

思いが心を重たくします。

 

だから人間、事実から事実へ

ということは不可能に近いのです。

休みになると仕事の事が気に係り

仕事の時は

休みになにしようと

仕事中でもあるのに

頭の中は休みの遊びの事で

一杯になってきます。

 

よく、師匠の三浦先生から

叱られたものです。

「ほうきと体がバラバラだ」と

心の中は余分な事を考えている事を

見透かされたのです。

「辻野を見てみい、箒と体が

一つになって掃除をしているだろう」

辻野先生は体操部の監督で

箒を持てば体が自然と動いたのでしょう

 

無住処涅槃とは

その場その時に

そのものになれると言う事です

掃除のときは雑巾や箒と

一つになれる。

仕事の時は仕事と一つになれる

ある種、そのものになれる

ということが涅槃ということでしょう

三昧といってもいいかも知れません

 

けれども

なかなかそのようにはなれない

仕事の時は遊びを思い浮かべ

遊んでいると仕事が気がかりと

心はそのものになれないのです。

 

そのことを

プレミアムフライデーとか

サザエさん症候群というのでしょう

事実は

いくら明日から休みといっても

その時はまだ仕事中なのです

けれども休みの楽しい事を

心に描き楽しむ

反対に、

まだ休み中であるにも関わらず

仕事のことが頭を持ち上げえくる

というのが人間の性のようなものです

 

事実はここに居るということが

事実なのですが

心は、「心ここにあらず」、で

遊びの楽しい事を

思い浮かべているのです。

 

「お磨きのときはそのことだけ

考えてやればいいのですね」

と宗良君

なかなかできないけれど

そのものになりっきっていくことが

無住処涅槃ということでしょう。

 

プレミアムフライデーも

サザエさん症候群も

人間のそのものになれないという

本心をついた言葉だと思います。

 

 

 

 

 

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A列車で行こう!!

2017-11-27 20:02:50 | 住職の活動日記

JR九州には色々の列車があります

その中でちょっとしたローカル線で

熊本から三角(みすみ)まで30分ほどの

旅ですが、

この規格その先がありまして

船で天草本渡へ向かうという

船と列車を乗り継いでの

面白い旅なのです。

今回は天草より熊本へ向けての道中

 

 

本渡航を出発の船

「ビスタボニータ号」

 

 

小さな船ながらおしゃれな作り

 

 

天草宝島クルーズといいます

船は出発すると

 

 

大きな水しぶきをあげて出発です

パワーがあるのでしょう

モーターボート並みのスピードです

 

 

雨に曇った天草の島々を見て

一路、三角港へ

 

 

途中、遥か向こうには雲仙岳を望み

手前の平らな島は

天草四郎が談合したという

通称「談合島」

 

 

天草陶石や砥石を取った島

天草が国立公園になってからは

砕石をやめたという事です

 

 

途中停泊の松島が近くなると

昨夜泊まった『天空の船』が

見えてきました

 

 

五橋をくぐり

約1時間の船旅

 

 

三角港からは徒歩で三角駅へ

ほんの5分ほどです

ここからが『A列車』です

しばらくするとやって来ました

 

 

黒と金色の美しい車体

 

 

正面には「A列車で行こう」の文字が

ホームの中は「A列車で行こう」の音楽が

あふれていて、

出発までの雰囲気を盛り上げます

 

 

車内にはバーカウンターもあり

人が乗り込むと

この周りはあふれかえっています

ジュースを飲む人

ビールを注文する人

飲み物片手に

 

 

有明海の景色を楽しみながら

30分ほどで熊本です

 

天草熊本をむすぶ

面白い船と列車の旅でした。

退屈するほどの長さでもなく

ちょっとした

楽しい旅ではないでしょうか。

休日とか道が混むときは

この「A列車で行こう」の方法も

いいのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

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本蔵院の紅葉

2017-11-27 11:14:26 | 住職の活動日記

ただ一本しかないもみじですが、

今が見頃の紅葉です。

 

北海道の友人からは雪おろしのラインが届きました。

北と南では季節がこうも違うようです

 

 雨上がりのもみじは

なおさら美しさが際立っいます。

 

 

いつもは紅葉というよりも

枯れて散ってしまうのですが、

今年は美しい‼️

 

 

井出の上に懸崖のように伸びた枝、

熊本に帰った当時は

まだ半分ほどだったのですが、

もう井出を跨ぐほどに成長してます。

 

 

この角度も面白い!

まあ、一本しかないだけに

あちこちから眺め回しています

 

 

 太い幹の髄の部分は腐り

皮が大きくなり支えています。

 

 

中には真っ赤に色づいた葉も

見受けらます。

 

その近くのアジサイもまた、

 

 

 

残った花が紫き色に変化を見せています

 

明日はお不動さまです。

お御会になる方も楽しんでいただける

のではないでしょうか。

 

 そして、菩提樹苑も

 

 

遠くに見る紅葉も見事です

 

 

日陰に咲いている山茶花

昨夜の雨の滴がまだ残り

かわいくも可憐に咲いていました。

 

 

 

 

 

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天草・天空の船・戌徳さん

2017-11-26 20:47:59 | 住職の活動日記

天草の美しいホテル「天空の船」

 

 

 

外から見る外観が船が浮かんでいる

そのような景色で命名されたのでしょう

 

 

夜になると一転

また違った風情を見せています

そのときお世話いただいた

スタッフの方が「戌徳さん」

戌に徳と書いて「いんとく」と

読むそうです。

珍しい名前でこの天草の松島付近

にあるということです。

その由来はというと

さかのぼる事江戸時代、

綱吉将軍の頃とか

「生類憐みの令」に由来して

たぶん、

犬のお世話をされていたところから

「戌徳」(いんとく)という

名前をいただかれたという事の

ようです。

 

 

お料理もおしゃれな感じです

 

 

夜の景色もまたグッと趣が出て

とてもおしゃれな雰囲気です。

 

 

帰りは、

天草本渡より船で三角へ向かいます

船の中から見る

「天空の船」の外観

 

 

ホテルから見る松島の風景

互い違いに見た風景です。

 

 

ホテルのロビーから見る

景色も抜群です。

 

ただ泊まるだけではなく

今回は「戌徳さん」との出会いもあり

名前の由来も聞かさせて頂いて

とても楽しいたびになりました。

 

 

 

 

 

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まじ卍!?

2017-11-24 21:09:45 | 漢字

最近、若いこの間では

「まじ卍」という言葉が

飛び交っているとか?

何とはなしに、

わからない事もないような?

どうも、色々の使い方があるようで

それは若い人の間ではないと

微妙なニュアンスはわからないと

思います。

 

地図上ではお寺のマークは

「卍」です。

なぜでしょう?

一つには仏様の胸には

「卍」の印があるといいます。

そして一つには

仏様の光を表すともいいます。

また、万字というように

万の言葉、経典をあらわすとも、

卍蔵経という経典郡があります。

 

辞書には

吉祥海雲とも吉祥喜施ともいい

吉祥のしるし、

とあります。

仏の三十二相の一つで

仏の胸にはこの徳相があり、

また仏の手足頭髪腰間にある

といわれています。

サンスクリットでは

シュリー・バットサといい、

もともとの意味は

毛髪が巻いて重なり合って雲海の

ような状態である、

ということです。

ということから、卍とは

吉祥満徳が集まるところ

ということです。

 

若い子にとっては

「卍」マンジというひびきが

何かしら力を持ったもののように

感じたのかもしれません。

それをさらに強調するように

「まじ卍」という言葉が

生まれたのでしょう。

 

仏さまと言っても

色もなければ形もない

ただ表すとすればそれは光です

大日如来とか

阿弥陀様のことを無碍光如来とか

薬師瑠璃光如来というように

仏さまにはよく光の名前が

付いています。

そして、

仏さまの背中にある

「光背」(こうはい)は

まさしく仏さまは光の背を

背負っておられる。

 

また私達の行く先

浄土を指し示しておられる

光なのでしょう。

私たちを照らしてくださる光

とともに

目標を指し示す光でもあるのです。

 

「まじ卍!」

ということもあながち

バカにできない言葉でもあるし

考えてみると

とても重要な言葉でもあるような

気がします。

 

 

 

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洛南高校吹奏楽部第54回定期演奏会

2017-11-23 20:32:40 | 住職の活動日記

招待状は住職の崇正に来たのですが

代わりに行ってきました。

京都コンサートホール大ホール

熱気あふれる会場です。

 

 

亀さんがシンボルマーク

たぶん、

練習場の近くの東寺の池にいる

亀さんがモデルでしょう。

練習の音につられて池から亀さんが

顔を出していたのかもしれません。

 

今回も、

色々趣向が凝らされていて

見応えのある素晴らしい演奏会です

年々進化しているような感じです。

 

この定期演奏会も来年で55回

初代山下清孟先生から

宮本先生へと受け継がれ

そして池内毅彦先生と

完成された姿はますます

磨きがかかっていくようです。

 

 

山下先生の言葉

 

「心は生命の鏡である

 磨いて汚れを取らないと

 美、醜はわからなくなる」

 

そのことを受け継いで

実践されているようです。

 

NIRVANA ニルバーナ

という曲目、

洛南吹奏楽部のために

八木澤教司先生が作曲された

涙があふれてくるような

お釈迦さまの涅槃の姿が髣髴とする

そのお姿が出て来るようでした。

太鼓の音に楽器の演奏はなく

声だけで音を出して行く

まるで多くのお弟子さんたちが

嘆き悲しむような

そのような響きに聞こえました。

 

ジャズの演奏もよかったし

大政奉還150年を記念しての

和楽器の演奏とモニュメント

ブラックライトに映し出される

扇の一糸乱れぬ姿

とても斬新で驚くばかりです。

2時間半の演奏会が

あっという間に過ぎ去ってしまった

本当に感動的でした。

 

 

卒業生のお見送りのロビーでの演奏

ありがとうございました。

懐かしい顔ぶれの方々にも

お会いできて、

とても心豊かに帰路につきました。

 

 

 

 

 

 

 

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而今(じこん)

2017-11-22 19:34:56 | 漢字

御鮨を頂いている時に出て来た

お酒「而今」

 

 

三重県名張のお酒

日本酒では全国2位にランク付け

 

たった4人しか座れない御鮨屋さん

しかし、

全国の食材を取り寄せ

一番旬なものを出して頂く

その割には値段が安い

 

 

 

北海道のニシンとか

この写真はさんまかイワシか

なにせとても美味しい

 

 

煮アナゴも絶品!

この小ささがいい

一口でしかも

ネタとシャリのバランスもいい

 

ということで、

お酒も進み、出てきたのが

この「而今」です。

どうも気になるこの字

「而」

経典ではたしか

「しこうして」と読み

接続詞なんですが正反対のものを

同時に成り立たせる

そういう意味でとても大切な字

 

『十地経』でも今読んでいる所

「菩薩是の如く三昧智力修行に

通達して大方便智力を起こすが故に

身を世間門に現じて深心に涅槃す」

とありますが、

ここでは「而」はついてないのですが

身を世間門に現じて而も心は涅槃す

となっているのです。

身は世間、心は涅槃と

身体は世間にいるが

心は涅槃に住していると

世間と涅槃という正反対のものが

結ばっているのです。

とか、

「能く寂滅定に入って而も

寂滅定を証せず」

というようにも出て来ます。

 

ここも経典の

一つの特色かも知れません。

正反対のものが結ばって成り立つ

東京のどなたかが

「アウフヘーベン」ということを

おしゃいましたが

似たようでもニュアンスはちょっと

違うような気がします。

 

論理的に考えると矛盾する

ような気がしますが、

事実実践すると、

正反対のものが同時なりたつ

ということはよくあると思います。

 

「而今」という言葉は

道元禅師がおっしゃっているようで

過去でもなければ未来でもない

「たった今だ! 今しかない!」

ということのようです。

林先生の、いつやるか

「今でしょう!」

ということに匹敵すると思います。

 

この名張りの酒造店は

「過去にとらわれず、

 未来にとらわれず、

ただ今を精一杯生きる」

という意味で命名されたようです。

 

コースで40品目ほどでて

食べるほどに酔うほどに

「而今」という言葉も考え

とうとう、

 

 

最後の一品は

食べることができませんでした

せめて写真にでもと

残しておきました。

 

 

 

 

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お東さんの黄落

2017-11-22 18:54:54 | 住職の活動日記

東本願寺では報恩講の真っ最中

烏丸通りはバスや車で

ごった返しています。

 

 

時間もなく正面だけで失礼しました

この烏丸通の黄落が見事で

通るたびに気になっていました。

 

 

一寸車を止めて一歩踏み入れると

 

 

黄落の林、

 

 

もう、少し遅いのかも知れません

 

 

真っ黄色の絨毯

そこに寝そべる方も

気持ちいいのでしょう

 

 

和服姿の結婚式の写真のような

姿も見えます

 

 

紅葉もいいのですが

黄色に色づくイチョウも美しい

 

ふと足元を見ると

 

 

さくらの紅葉した葉

黄色にまじって美しい赤が

目を引きます

 

 

そして通りの東側のお店には

もみじの紅葉が赤さが際立っています

 

 

南天越しに見る向う側の黄色も

コントラストが美しい

そして、

 

 

今年の見納めかも知れないと

この真っ赤に紅葉したもみじを見て

本願寺さんを後にしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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お西さんの黄落(こうらく)

2017-11-21 15:49:43 | 住職の活動日記

もうそろそろかな、?と

西本願寺のイチョウ

 

 

このイチョウ上に伸びず

横広がりに伸びています。

俗に逆さ銀杏とか

 

 

もう少しで黄落でしょう

樹齢400年という

江戸時代より手入れをして

上に伸びないような剪定をして

こうのような姿に

 

 

育ってきたのです。

外にも黄落のイチョウが

 

 

ちょうど見ごろのようで

 

 

ここは南にある大宮学舎にある銀杏

今回は足をのばして

お隣の「興正寺」さんも参拝

浄土真宗の興正寺派の本山

正しく教えを興すという意味で

この名前が付いています。

ちょっと目を引いたのが

 

 

この建物、多分経蔵?

 

 

細工がとても丁寧な造り

擬宝珠にしてもとても立派

 

 

正面からの堂々とした威風

瓦の細工は

 

 

とても緻密です

 

 

 

この窓も最高の造りのようです

 

 

屋根の宝珠も

他ではあまり見かけない細工が

施してあります。

 

一寸穴場かなと思う路地

 

 

左が興正寺さん右が西本願寺

同じ土塀でも造りが違うのも

面白いものです

そこを進んで行くと、

 

 

とても立派な門が見えてきます

 

 

西本願寺の唐門です。

何の掲示板もないのですが国宝です

どおりで、

 

 

細工の美しさは絶品

 

 

左の欄間にも人物像があり

右の欄間は

 

 

馬に乗った人がいます。

 

 

扉の彫刻もとても丁寧に造られ

なんとも華麗な造りです。

その門を進と

 

 

まるで大名屋敷のような門

大玄関門というようです。

丁度今は報恩講の時期で

こういう門幕が張られているのでしょう

 

 

お寺といえども

こういう大層な造りもあるのです。

 

さらに足を進めると

 

 

台所門というのですが

今は、

幼稚園の門になっているようです

こういう門を通って

本願寺さんの境内の中で学ぶ子供達

こういう環境では自然と宗教心も

身につくのかもしれませんね。

 

 

こちらから見れば

どこかの武家屋敷の様でもあります。

 

黄落を見にいったお陰で

また、新しい発見もありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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