サラの苑 院代崇正のブログ

熊本県ペットのお寺“沙羅の苑”。現在、沙羅の苑の院代を勤めている 蔵本崇正のプライベート日記を公開しています。

今年も一年

2012-12-31 10:54:29 | 崇正の独り言

お世話になりました。

今日で今年も終わり。

早いなー。

サラの苑を含む、菩提樹苑、本蔵院もいろいろと変革の年でした。

また、個人的にもお寺の大坊守が亡くなるというとても寂しい事も

乗り越えました。

正直、まだ少し辛く思うときもありますが、そうも言ってられません。

各部署でそれぞれの企画をやりましたが、成功、失敗といろいろありましたが、

失敗ということを少しは前向きに捉えることができたかな?

というよりむしろ、失敗は前向きな概念ですもんね。

念願叶って、babaybooのコンサートを行うことも出来たし。

これも、過去の数多くの失敗の上に成り立ってることだし。

だから、スタッフの準備からのノウハウも素晴らしかった。

 

さて、本蔵院は、今年以上に変革の年となるのです。

まだまだお知らせできる段階ではないですが、スタッフみんなと一緒に

また次の階段を登れたらいいなと思っています。

 

お寺の本懐を基本に、哲学を持った運営をしていきます。

 

物の荒廃は必ず人に由る 人の昇沈は定めて道に在り


一音一仏コンサート 無事終了

2012-12-22 20:52:07 | 崇正の独り言

昨日の興奮から一夜明けました。

昨日行いました定例イベント

「一音一仏コンサート ~ひとつの音にひとつの仏が宿る~」

が、本院本蔵院で行われました。

古き良き日本の名曲をアカペラで。

檀信徒、その他お寺に御縁のある方々が約200名が本堂に集まり、

素晴らしい時間を共有いたしました。

中には、90歳にもなられるおばあちゃんもがんばって参加され、

懐かしい名曲に手拍子をのせて楽しんでおられました。

準備から当院のスタッフをふくめ、たくさんの方々にご協力いただきました。

ありがとうございました。

途中、サプライズで住職とのセッション!

仏教聖歌「みほとけは」をメンバーとレッツハモリ!

ライブ終了後は、CD販売会とサイン会

次のライブで売る数量が無いほど売れたようで、うれしい悲鳴?

 

皆さまからも、是非来年も呼んでください!との声が本当に多かった!

また、来ていただけるようお互い頑張っていきたいです!

今回はあまり良い写真がなかったですが、カメラマンさんの写真をいただければ

またお知らせしたいと思っています!

それまで!

 

今は、いつもの静かな本堂に戻っております。

御本尊様も少しゆっくりなさっているのでは??

 

 


生老病死

2012-11-25 10:18:55 | 崇正の独り言

修行時代の頃。

道場内には、蓮華の池がありました。

ちょうど蓮華が立ち枯れていたので、寮監だった私は掃除しようとそれを

バサッと刈ってしまいました。

そうしたところ、当時の院長先生に「馬鹿もの―」と叱りつけられた事がありました。

なんと、その枯れていく姿こそ、本当の仏の姿ではないかと諭された事がありました。

 

毎日、檀信徒様のお宅にお伺いしておりますが、お年寄りの方は皆

「ここが痛くてね」 「膝がねー」といつも嘆いておられます。

また、39歳で子供を2人も残して病気で旅立たれた娘のお母さん。

ちょっと目を離したすきに崖から落ちて、わずか3歳のお孫さんを亡くされたおばあちゃん。

娘を授かった私としては、聞くに堪えないほどの辛いご経験だったと思います。

本当にいろんな方のお気持ちに触れさせていただいております。

 

母が言いました。「老い」とは残酷なものなんだよ。

老いていくと、本当にいろんな事が降りかかってくるものなんだと教えられました。

まだ、若い私には分かりにくい現実だろうと思います。

口では、生老病死を説きますが、身に迫ったお話など到底できないものです。

先ほどの蓮華のお話もそうですが、生まれ死んでゆくその命の中に「苦」という現実が常に迫っているのだという

ことを自覚しなければなりません。

そして、生老病死というのは、順番に起こるという事ではないということも思います。

「同事」ということが仏教にはありますが、すべてその一瞬に同事に存在しているのだと思います。

 

ふと、檀家参りをしている中で、院長先生に叱られた事を思い出し、無常という事を考えさせられました。

 

 


夢まちランド 出演しました!!

2012-10-30 12:54:28 | 崇正の独り言

先般、盛大に開催されましたKKT主催の「夢まちランド」!!

サラの苑からも、私院代が村上美香さんとのトークショー「動物愛護トークショー」に出演いたしました。

テーマは、「会い方・飼い方・送り方」

私はもちろん「送り方」を担当しました。

サラの苑の飼い主様もたくさんいらっしゃって、たくさん声をかけてもらいました!!

「院代!!!!」って!

とっても楽しい時間でしたので、あっという間に終わってしましました!

ペットと呼ばれる家族をむかえることの素晴らしさと人間の身勝手さから行われている

殺処分と言う現状を少しでもお伝えする事が出来たのではないかなと思っています。

 

 

 


夢まちランド 出演します

2012-10-25 11:53:55 | 崇正の独り言

来る、10月27日に熊本県民テレビの

 

夢まちランド

に出演いたします。

14時から辛島公園でーす!!


動物愛護についてのトークショーです。

アナウンサーの村上美香さんや竜之介動物病院の徳田先生

などを交えたステージ。

タイトルは「会い方 飼い方 送り方」


詳しくは、夢まちランドのHPへ!

美香さんのブログにも!!


みなさーん!お待ちしていまーす!!




生きるって・・・

2012-10-17 12:29:23 | 崇正の独り言

おはようございます。
朝のお勤めも終わり、ふと事務所のメモ用紙に目をやるとこんな言葉が置いてあった。
おそらく父のメモだと思うが、
「60年生きてきた人生よりも、ガンになってからの1年半が意味があった。」
はっとさせられる。
自分は生きているように思うが、本当に生きているといえるのだろうか。
他の命を奪ってまで生きる価値のある人間だろうか。
目標、夢、やりたいこと、結構だが、「本当の人間の願い」ってなんだろう。
そんなことを、朝から考える。

この方は、生きている本当の願いと出会ったんだろうなー。


安楽院へ

2012-10-12 21:42:18 | 崇正の独り言

今日は、当院が兼務している八代の「安楽院」の秋祭りのお勤めに行ってきた。
本尊は、薬師如来で50年に一度御開帳をする、という秘仏。
平安時代の作で市の文化財指定。
次の御開帳は33年後。
だけど、数年前博物館に出展するという依頼で私はたまたま拝見する事が出来た。
そのお姿は・・・。

時代を耐え抜いた様。

お勤めの後は、地元の世話人の方々と公民館で食事会。
わいわい歓談と田舎料理←絶品!!

帰りには、醍醐寺でお世話になった「吉岡覚仙」さんにお会いして帰る。
お元気そうでしたよ!!
タロット占いしてもらった・・
 
 
 
 
 

しらぬい荘へ

2012-10-10 21:34:56 | 崇正の独り言
今日もお疲れ様です。
今日は「特別養護老人ホーム しらぬい荘」に行ってきた。
曾祖父からのお付き合い。
毎月、その月に亡くなった方々をご供養するのだが、過去帳に記帳する。そうすると、曾祖父、祖父、父の字が残っている。
歴史の重みを感じる。

現在、200名の入居者が入られている。ホームの中では、最大規模の収容人数だそう。
ご供養の前には、入居者の方々と昔懐かしい歌を歌う。
童謡ならまだしも、戦時中の「戦友」などの歌が出てくるとさすがの私もさっぱり!
でも、楽しくて仕方がない。
ご供養が終わってからも、まだ歌を歌って見送る。
車いすをおしてお見送り。

こんな時、法話なんて何の意味もなさい気がする。
理屈なんていらない。
手を触れ、笑顔を見せ、耳元でありがとうとつぶやき、また会える日を誓い合う。
それでいいんだ。

毎回、理事長様と熱く語り合う。
「老」という事をあらためて考えさせられる。
本当の「生」ということを教えてくれるのは、
「老」であり「病」であり「死」である。

あー明日もがんばろう。力もらったー!!!!!

来月は何を歌おうかな?!
 
 

真言宗青年会 結集迫る

2012-09-27 21:45:26 | 崇正の独り言

ただいま帰りましたー

と言いますのも、またまた京都に行って参りました。

10月頭に行われます「全真言宗青年連盟 結集醍醐大会」の執行部をしているため

何度も本山醍醐寺へ通っているわけです。

特に私は大会記念誌を担当しました。

今までにないとても素晴らしいものが出来ました。

 

 

こちらは、その大会で講演会をする会場「霊宝館」

 

 

素晴らしいお堂です。相当な人数が入れるみたい・・

 

結集ってどんなことするって?

ご興味のある方はこちらまで ↓

 

http://goseiren.main.jp/ketsujyu/

 

さあ、いよいよ本番です。

 

たくさんのつながりの中でこうしてなんとかやっていける事に感謝しながら

精一杯やりたいと思います!!


醍醐寺は素晴らしいところ

2012-09-07 22:45:38 | 崇正の独り言

ただいまー

醍醐寺の青年会の用事で、ここのところ頻繁に本山に上がっております。

お昼ごはんを食べようと、仲間と久しぶりにゆっくりと境内を歩いてみました。

修行中は何とも厳しいように映っていた境内が、今日は何とも優しい姿で向えてくれました。

やっぱり醍醐寺は素晴らしいお寺です。

良かったら桜の季節、これからは秋の紅葉を是非ご覧になってください。

今は、京都駅から直通バス「山急」も出ていますので、何と30分で醍醐寺まで行く事が出来ます。

 

修行時代、毎朝お勤めしていた「大講堂」

 

京都で一番古い五重塔

 

醍醐寺の本堂 金堂

 

紅葉の参道 とその他の者たち 

 

醍醐寺