腸管免疫系は、食物に対する免疫反応の誘導において極めて重要な役割を果たします。T 細胞反応の場合、樹状細胞が特に重要です。著者らは、伝統的な発酵乳製品であるケフィアから分離された乳酸菌株である Lactococcus lactis subsp. cremoris YRC3780 が、腸管樹状細胞による T 細胞への抗原提示によって誘導される免疫反応に影響及ぼすことを実証し、樹状細胞によって媒介される腸の免疫応答の調節と乳酸菌の抗アレルギー効果について洞察しています。図はL. cremoris YRC3780 が腸間膜リンパ節樹状細胞と T 細胞共培養システムにおけるサイトカイン産生に及ぼす影響。YRC3780 :Lactococcus lactis subsp. cremoris YRC3780 、OVAp :がん抗原ペプチド(詳しくはPCの方はこちらを、モバイルの方はこちらをクリックして日本語に訳した論文を読んでください)。
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