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スギ花粉症マウスモデルにおけるLactococcus lactis subsp. cremoris YRC3780の抑制効果

2024年09月09日 10時20分21秒 | Weblog
ケフィアから分離されたLactococcus lactis subsp. cremoris YRC3780がアレルギー反応を緩和する可能性があることが多くの研究論文によって示唆されています。この論文はスギ花粉症(JCP)のマウスモデルに対するLactococcus lactis subsp. cremoris YRC3780の効果を調査した結果、スギ花粉抽出物(CPE)で免疫化されたBALB/cマウスは、血清免疫グロブリンEの増加を示し、鼻腔内アレルゲンチャレンジ時にくしゃみ、鼻過敏症、鼻好酸球蓄積などの鼻炎症反応を起こしましたは、Lactococcus lactis subsp. cremoris YRC3780の経口投与によって抑制されました。Lactococcus lactis subsp. cremoris YRC3780 を投与したマウスでは、スギ花粉抽出物感染マウスや Lactococcus lactis subsp. cremoris YRC3780 を投与していないマウスと比較してBifidobacteriales, Veillonellaceae, Lactococcus, およびLactococcus lactisの存在量が多く、Bacteroides の存在量は少なかった。著者らは、スギ花粉症の緩和に Lactococcus lactis subsp. cremoris YRC3780 が有用であることを示唆していると述べています。図 は血清免疫グロブリン E (IgE) 反応に対する Lactococcus lactis subsp. cremoris YRC3780 の効果を示しています。(詳しくはPCの方はこちらを、モバイルの方はこちらをクリックして日本語に訳した論文を読んでください)。
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