ホームメイド・ケフィアを好きな方のために

ホームメイド・ケフィアをこれから始めたい方、すでに始めている方のブログです。ケフィアについての感想や質問をお書き下さい。

夏バテを防ぐケフィアシャンパン

2006年07月04日 18時19分12秒 | Weblog
ケフィアは乳酸菌だけで牛乳を醗酵させるヨーグルトと違って、酵母と乳酸菌で発酵させますので、微量のアルコールと炭酸ガスができ、そのためにヨーグルトと違った独特の風味が醸されます。ケフィアにはライトケフィアとディープケフィアがあることは、3月2日に書きましたが、殆どの方は牛乳が固まると冷蔵庫で冷やしますのでライトケフィアとして召し上がっています。ライトケフィアでも味覚の敏感な方はピリッとした刺激を感じるようですが、ディープケフィアにしますと、つまり冷蔵庫で1ケ月位保存してから召し上がるとピリピリとした炭酸ガスの刺激を感じるようになります。ヨーロッパではこのピリピリとした刺激を好んで、ディープケフィアにして食べている人が多いことは3月2日に述べた通りです。

ところで、ディープケフィアよりもさらに炭酸ガスの刺激の効いたケフィアドリンクがケフィアシャンパンです。ケフィアシャンパンの作り方は、きわめて簡単、牛乳に少量(5%程度)の砂糖を加えて醗酵させます。これからの季節は醗酵しやすいので、2日ほど室温に置きますと、牛乳の液面が膨れ上がってきます。この現象を湧くと言いますが、室温によってはもっと速く湧き上がることもありますので、噴きこぼれないように牛乳パックを受け皿の上に置くか、別の大きな容器で醗酵する方が良いでしょう。牛乳の液面が膨れ上がってくると、長めの清潔なスプーン(ケフィアスプーンが適しています)で軽く攪拌し、液中の炭酸ガスを逃すと液面が元に戻りますので、それから冷蔵庫に移して冷やしてください。冷蔵庫の中でも酵母の発酵が続き、牛乳の固まり(カード)が表面に浮き上がってきますが、スプーンで攪拌しますとカードが砕けて滑らかな飲料になります。これを私はケフィアシャンパンと呼んでいますが、爽やかでまろやかな独特の風味があります。

ケフィアシャンパンは、ケフィア(いわゆるライトケフィア)より醗酵が進んでいますので、酵母や乳酸菌によってタンパク質や脂肪が部分消化されて低分子のアミノ酸や脂肪酸になり、炭酸ガスによる腸管の刺激とあいまって牛乳の栄養成分が吸収しやすくなっています。アルコール濃度は1%未満ですから酒とは呼べませんが、飲むと体がポカポカとして元気が出てくるような気がします。今夏は滋養強壮ドリンクとしてケフィアシャンパンが流行るかもしれません。

コメント (2)
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