箕面里山のブログ part2

 里山歩きと山野草のことなど_猪名川町大日山よりみる北西の山やま

北播磨の三草アルプス・数曽寺山塊を歩く

2023年12月09日 | 播磨の山
「播磨に面白い岩山がある」と山友達に誘われて、三草アルプス・数曽寺
山塊を歩いてきました。(2015.12.07)
三草アルプスは仮称ですが、歩いてみて近在では第一級の山容と思いました。
ここは交通が少し不便ですが、それだけに手つかずの自然があります。



加東市山口の公民館前の私道手前に駐車
今日は天気も良くて風もなく絶好の登山日和となりそうです。 

ケルンのあるP186ピークを過ぎて馬の背を快適に歩きます。
播磨アルプス(高御位山)に比べ、この山はスラブ尾根が広範囲に亘り、
望もアルプスを想わせるものがあります。
藪も谷もあり変化に富んだ山行ができました。


 ケルン北の鞍部から北~西~南の展望

P298を過ぎると、小さいながらも少し緊張するキレットがありました。


 P298図根点より南~東~北の展望


 南に広がる雄岡山と雌岡山
その間に架かる明石海峡大橋、さらにその右には淡路島が

 展望が良すぎて時間を食ったので、大坂山は寄らずに数曽寺峠から谷
を下ることにしました。(写真はWEBから借用)
岩尾根とは違ってこの谷道は、穏やかで森林浴がたのしめました。 

数曽寺池に下山
対岸には別荘地が並び、ちょっとエキゾチックな感じでした。 



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殿下から氷ノ山山頂を往復

2023年11月19日 | 播磨の山
久し振りに氷ノ山に登ってきました。(2013.11.16)
天候が今一つでしたが、積雪10cm、山頂に着くころには展望もありました。
以前登ったのは、大久保からだったので合わせて縦走したことになります。



今回はN氏の車にお世話になり、R29から林道を殿下登山口まで登りました。
ここから稜線を目指して登ります。 

稜線の分岐

三ノ丸避難小屋

この地域は、氷ノ山・後山・那岐山国定公園になっています。 

隣にある展望所

山名柱、宍粟(しそう)50名山

氷ノ山頂上、青空が出てきて展望もありました。 

山頂のケルン、標高1510m

薄く見える鉢伏山、扇ノ山も望めました。 

三の丸から氷ノ山頂上を振り返ったところです。 



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全山岩山、360度大展望の加西アルプス

2023年09月10日 | 播磨の山
小野アルプスに登ったとき、加西アルプス(善防山、笠松山)の展望が良い、
と聴いたので登ってきました。(2014.09.08)
笠松山の展望台からは、天気も良く360度の大展望が得られ感激しました。



青春18きっぷを使ってJR大阪駅から加古川線に乗りJR粟生駅まで、
北条鉄道に乗り換え播磨下里駅で下車しました。
駅前に咲いていた、マルバルコウソウとアサガオのコラボです。 

路傍のニラの花(ユリ科だそうです)
ニラからは想像できない、アケボノソウに似たかわいらしい清楚な花です。

 シロバナハギも咲いていました。
ハギといえば一般的な紅紫色のミヤギノハギですが、これはその変種とか 

下里農協前BSにある「善防山登山口」の道標から登ります。
少し登ると視界が開けて岩尾根に、登ってきた尾根を振り返りました。 

この岩のスラブは小野アルプス・紅山同様流紋岩なのでしょうか?
ここでも橙色の地衣類を見かけました。 

小野アルプスと同じ岩の表情… 

笠松山に向かうと岩場が…フリクションがあるので楽に登れます。 

振り返り見る善防山(左上)、右下に渡ってきた吊橋が見えます。 

中央の尖峰が笠松山、頂上には展望台があり360度の視界が開けます。
周回コース・馬の背コースがあるので、もう一度訪ねたいです。
展望台で一緒になった方のご好意で車に同乗させてもらい、古法華自然
公園に下りました。ありがとうどざいました。 


南西方向のパノラマ 


北方向のパノラマ 




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播州の小野アルプスを歩く

2023年09月02日 | 播磨の山
近くの高御位山は何度も登っていましたが、小野アルプスは未登だった
ので青春キップを使って登ってきました。(2014.08.31) 




 案内図

JR大阪駅を出発して、加古川線に乗りJR市場駅で下車
白雲台温泉「ゆぴか」を目指すと、広場の向こうに登山口がありました。
展望広場まで800歩だそうで、歩数表示の案内はは初めてです。 

少し登って下ると、日光峠の道標が
この辺からいろんなキノコがありましたが、今日はキノコ博士がいない
ためどれが食用キノコが分かりません。 

あさぎり山道分岐、といっても"あさぎり山道"が何なのか不明 

アザメ峠にある「峠の地蔵」、ここで昼食
台座に「最寄」とありますが何の意味?、アザメの漢字表記?? ?

アンテナ山、山頂という感覚がなく、ずっと展望がないので単調です。 

惣山、小野富士ともいうらしいですが山名板もなく寂しい感じです。 

やっとアルプスの雰囲気のある岩場に到着、傾斜は30度位でしょうか?
岩の表面はフリクションがあり、滑る心配はないので、急なところは手を
ついて安心して登れます。 

登りきった南方向の展望、すぐ下に山陽自動車道が走っています。
『岩石地質は流紋岩(白亜紀 相生層群伊勢累層)
流理構造は、貫入した岩脈あるいは流出した溶岩が、その流れを残しながら
固結したことを示している。』  Web「兵庫の山々山頂の岩石」による。 

西側の権現ダム湖方面の眺め
視界が開けているのは紅山くらいで、北方面の展望はありません。 

紅山山頂
東方面の惣山(小野アルプス)を振りかえっても富士には見みえません。
縦走路の岩山へ向かうと帰りの車道歩きが増えるため鴨池に下山しました。

 小野アルプス”表銀座”山道とあります、ちょっと……日本一低いアルプス 



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西光寺山にサギソウを観に行く

2023年08月27日 | 播磨の山
今年冬(2016.02.26)に西光寺山に登ったとき、寺坂道が分からず表道を
往復しました。
今回は山麓のサギゾウ観賞に合わせ、寺坂道を探索するべく出かけました。
(2016.08.26)
サギソウは少し遅かったですが、そこそこ咲いていました。
寺坂道は谷筋のガレた急登を詰めると、P519の鞍部に出て以降は踏み跡も
明瞭となります。金鶏山西光寺跡付近は道が定かでなく迷いやすいです。


今回は車山行なので、今田学校BSからの炎天下の30分の歩きが省略できました。
東屋手前右手にサギソウ自生地が…湿地帯を好むようです。 

シーズンを過ぎたようでしたが、まばらに咲いておりじっくり観賞できました。 

東屋のすぐ手前左から寺坂道に 

すぐのところに石の祠が、しっかりしたきれいな造りです。
扉の蝶番にプラスねじを使っていたので昭和55年以降の製作でしょうか? 

かろうじて踏み跡が確認できる程度です。テープをたよりに進みます。
お寺が健在だった頃は、整備された歩き易い道であったと想像できます。 

P519の鞍部、下りに使う場合はこの下降点に注意しましょう。
これからは傾斜もゆるくなり歩きやすくなります。 

途中の谷筋へショートカットすると、いきなり「金鶏山西光寺」跡に 

少し右に進むと広い敷地に礎石が残る広場に出ました。
多くの堂宇や宿坊があったようです。 

西光寺山に向かう途中案内書きがありました。
加東神山(こやま)へ、洞ヶ山経由、巻道(寺跡)経由とありました。


西光寺山頂上からのパノラマ 
 

 播州三草山と数曽寺山塊の展望  

表道を下って炭焼き窯跡まで帰ってきました。
この窯は現役で使えそうな感じです。 


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播磨平野の雄岡山と雌岡山を歩く

2023年05月14日 | 播磨の山
丹生山系のシビレ山から西を見たとき、播磨平野に雄岡山と雌岡山が端正な
姿で並んでいました。(2012.05.13)
標高250m未満ながら、ふるさと兵庫100山、大阪周辺の山250に入っており、
さらに雄岡山には一等三角点があります。


神鉄緑が丘で下車、すぐ線路を横断してゴルフ場フェンス沿いに進むと、
このような道標があります。 

雄岡山(おっこさん)登山口、左側にたくさんの杖が……
杖には、毎日登山会雄岡山支部のシールが 貼ってありました。 

植林でない、明るい自然林

一等三角点(点名:雄岡山)、兵庫県にある一等三角点は21柱、ここはその一つ

山頂にあった小さな石の祠

左に薄く明石海峡大橋、遠景は淡路島です。 

雌岡山へ向かう途中、大皿池から見た雄岡山

雌岡山登山路にある梅林

雌岡山(めっこさん)頂上にある、立派な神出神社

左菊水山、右高尾山

手前の押部谷にある、赤い建物の神戸ワイン城、左高取山右横尾山です。
横尾山は六甲全山縦走路の出発点、須磨浦公園のすぐ北側にあります。 

山麓にあった「日本標準時子午線標準柱」
東経135度線上を示しています。(日本測地系TOKYO)
現在の世界測地系WGS84では東に約255mずれています。
(さらに雌岡山頂上近くを通ることになります)
他に子午線上の山として、氷上町谷村の白山(547m)、福知山西部青垣町の
烏帽子山(512.5m)、豊岡市但東町の郷路山(620m)などがあります。 

丹生山系のシビレ山から見たシルエット(空は修正加工)
左雄岡山、右雌岡山



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播磨の小京都・龍野の鶏龍山(城跡)に登る

2023年04月19日 | 播磨の山
青春18切符を使って姫路の北東に位置する播磨の小京都、竜野を歩いてきました。
(2012.04.12)
揖保川に沿った童謡の里、うすくち醤油の伝統がある閑静な城下町でした。
今回山は鶏籠山のみでしたが、北に伸びる点線の道・新龍アルプスも歩きたいです。


JR姫新線の本竜野駅から西側に歩き、揖保川にかかる旭橋を渡ると鶏籠山
(けいろうさん)が迫ってきます。 

龍野城・大手門

本丸御殿
明治まで続いた城主・脇坂家は赤穂城請取り、江戸幕府の老中としても有名です。 

本丸御殿の横にあった鶏籠山の登山口、西側の紅葉谷の方が登りやすいようです。 

頂上の本丸跡
ルートを外れて三段の横堀の崖を直登したので大変でした。
(横堀は敵を防ぐ防塁ですからね) 


 よく残っていた 当時の状態


 鶏龍山龍野古城想像復元図

両見坂にある立派な石灯篭、旧出雲街道(姫路~松江)は交通の要衝
的場山の登山口でもあります。 


 ここは山陽自然歩道、両見坂・的場山から北は近畿自然歩道

三木露風の立像(童謡・赤とんぼの作詞者)哲学者・三木清も龍野の出身
(今まで両者とも龍野出身とは知りませんでした。) 

竜野の桜まつりで大賑わい、数百人の武者行列は圧巻でした。
和太鼓、ほら貝、ジャズ演奏(山中で見れなかったが音は聞こえました)
とにぎやかでした。 



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篠山市と西脇市境の西光寺山に登る

2023年03月02日 | 播磨の山
西光寺山は篠山市と西脇市の境にあり、JR福知山線、JR加古川線いずれから
も遠く、交通に難があります。
バス便を調べていると、少し車道歩きがあるものの、登山の時間がとれること
がわかったので出かけることにしました。(2016.02.28)


JR福知山線相野駅からこんだ薬師温泉方面行きのバスに乗り、今田学校BSで下車
今田本庄から見る西光寺山(右、中央は大洞山)です。 


近畿自然歩道は西光寺山を越えて西脇市側の双葉小前バス停に 拡大

要所に道標があり迷うことはありません。
東屋手前の寺坂コース入口を見落とし、金鶏山(大洞山近傍)には行けず
ピストンになりました。 

炭焼窯跡、ここからは距離は短いですがかなりきつい登りになります。 

山頂の東屋

西寺山から白髪岳、松尾山方面ですが、ガスって展望はなくガッカリです。
大展望を期待したのですが…… 

下山後、今田学校BSより見る白髪岳(左)と松尾山(右端)

今田町のシンボル、サギソウのマンホール蓋のデザイン
(日本のマンホール蓋学会より借用) 参考に花期は8月前後 



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雪の京丹後市、高竜寺ヶ岳登山

2023年02月13日 | 播磨の山
昨年3月、積雪期に登れなかった高竜寺ヶ岳に登ってきました。(2015.02.11)
期待していたトレースはなく、雪質も重かったので沈んだ足を引き上げるが
大変でした。


たんたんトンネル北側に駐車
壁画には竜頭の飾りの漁船の画が、海に面した久美浜が実感できます。 

トンネルに向かって右側の林道に入ってゆきます。
最初からワカン、スノーシューを装着しました。 

40cmほどの積雪、トレースはありません。 

谷に架かる橋を渡って登山開始 

休み石も隠れています。 

尉ヶ畑(じょうがはた)峠で昼食、南側から上がってきた林道に合流 

ここで林道と別れますが、登山道も広いゆるやかな道です。 

ここからが本当の登山道ですが……山頂まで900mと書いてあります。 

途中の北に開けたところから形の良い尖峰の久次(ひさつぎ)岳が 

頂上直下

昨年3月に登った西側の磯砂(いさなご)山

 
青地山の向こうに久美浜の小天橋(砂州)が見えます。
登り4時間50分、下り1時間40分でした。(休憩含む) 



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姫路の岩脈の露頭が続く、鬢櫛山から苫網山を歩く

2023年01月11日 | 播磨の山
低山ながら岩脈の露頭が続く、姫路の鬢櫛山から苫網山を歩いてきました。
(2016.01.08)
この山は姫新線JR播磨高岡から登り山陽本線JR英賀保に下山する、いわゆる
駅から登る山です。


JR播磨高岡駅から南に出て変電所鉄塔裏から取り付くと、小さな道標が 

すぐ流紋岩質溶結凝灰岩の露岩が……岩の表面は地衣が付いていました。
黄色はダイダイ苔、白いのはヘリトリゴケです。 

採石をしたらしい石斧で開けた楔の穴跡 

鬢櫛(びんぐし)山に到着、露岩が続き展望は良いです。

 東側の姫路中心市街の展望 

西側の展望、南は播磨灘の工業地帯、中央の山は京見山と白毛山(電波塔)です。 

籾取(もみとり)山でこの岩脈の最高峰です。 

伏見宮貞愛親王殿下採蕨之跡の石碑、日露戦争当時の元帥陸軍大将だそうです。 

苫網(とまみ)山

大きな露頭、生野・相生層群で、 流紋岩質溶結凝灰岩だそうです。
播州の山に多い岩質で展望が良くアルペン的です。 

本徳寺西山廟所、大変きれいな寺院です。
裏山の広大な墓地を通って下山しました。 



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