箕面里山のブログ part2

 里山歩きと山野草のことなど_猪名川町大日山よりみる北西の山やま

茨木市の「ねじりまんぽ」、門ノ前架道橋

2024年06月26日 | 関西周辺のねじりまんぽ探索
正式には斜拱渠(しゃきょうきょ)と言い、鉄道に対し角度をもつレンガ組
のアーチトンネルのことです。気にかかったことがあり2度目の訪問です。
(2022.03.24)


Google Mapの航空写真に書き込み(左の川端通通リは茨木川橋梁)


開花が始まり、元茨木川遊歩道の桜の木の根っこからも咲いていました。


南から見るレンガ造りの門ノ前架道橋
上部はJR京都線下り2車線が走っています。(ねじりまんぽは下り線)
トンネルとレールの交差角(斜架角)θは図上計測で70度です。
文献によると斜架角の方向は「左」ですが、何を基準としているのか
わかりません。このとき起拱角βは「左」上りです。(下5枚目の写真)

もう少し近づくと、レンガが捩れていることが分かります。


坑口にあった「史跡丸また」の文字、地元では「田中の丸また」と……


「丸また」について


下部は大きな石組

上部電車のレールとトンネル天井のレンガ張りは、強度上直角になっています。
そのため、垂直壁の水平面に接するアーチは、角度β(起拱角)がついています。
斜架角は左70度(「ねじりまんぽ」の諸元 小野田滋他より)

スマホアプリの傾斜計でβの角度を測定しました。13.1度でほぼ計算値通リ?


北側に進み、中間点より南側を見ると、ここまでがレンガ組み


北側の坑口から見るJR京都線上りは、コンクリート壁の橋梁
ねじりまんぽとは別物、後の交通量の増加に伴い増設されたものです。


右の元茨木川の土手に上がって、架道橋を見ました。
すぐ西隣の川端通リにはレンガ壁のユニークな茨木川橋梁があります。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 一級河川の勝尾寺川から茨木... | トップ | 高槻市のねじりまんぽ・奥田... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

関西周辺のねじりまんぽ探索」カテゴリの最新記事