通称ねじりまんぽ、大谷道の東にあるマンボウトンネルに行ってきました。
(2022.04.19)
谷崎小説「細雪」の中に"あのマンボウを通り抜けて"とあり、西宮方面では
小さなトンネルのことを「マンボウ」というそうです。
ここは線路とトンルが直行しており、ねじれはなく平行です。
カテゴリーの"ねじりまんぽ"ではありませんが、地域に親しまれた存在です。
JR西宮駅からも阪神西宮駅からも近く、図中に名所の記載があります。
産所交差点から見えるところなので、すぐに分かりました。
やっと人が通れる大きさ、谷崎もここを通ったようです。
レンガ模様のシート
シートの破れからは本来のレンガが…ねじれは無く平行です。
北側坑口
茨木市の門ノ前橋梁に続き、高槻市のねじりまんぽ・奥田畑橋梁に行って
きました。(2022.03.27)
阪急上牧駅から南下して最初の、JR京都線の直交トンネルです。
写真は上の地図の直交トンネルaですが、トンネルbも同様です。
上のレールとトンネルは直角に交差しているので、レンガ積みは平行です。
目的のねじりまんぽ・奥田畑橋梁です。
西側の坑口から眺めた写真ですが、複々線化で追加されたコンクリート
製のトンネルです。
奥田畑の銘板、奥田端としている書籍もあるようですが…下の説明板も…
上のレールとトンネルには交差角があり、強度上レンガ積みはレールと
直角にするためこのように捩れています。
斜架角は左68度(「ねじりまんぽ」の諸元 小野田滋他より)
ねじりまんぽの東側坑口、多くの自転車・歩行者にであいました。
JR線に沿って南に行くと、レンガ積みの水路トンネルがありました。
よく見ると水路は元々は斜めであったのを、Z形に曲げて線路部分は
直角にしています。そのためレンガ積みは通常の平行になっています。
人が腰をかがめてやっと通れる大きさです。
どのトンネルも、明治初期の建設で今なお現役で健在なのは驚きです。
正式には斜拱渠(しゃきょうきょ)と言い、鉄道に対し角度をもつレンガ組
のアーチトンネルのことです。気にかかったことがあり2度目の訪問です。
(2022.03.24)
Google Mapの航空写真に書き込み(左の川端通通リは茨木川橋梁)
開花が始まり、元茨木川遊歩道の桜の木の根っこからも咲いていました。
南から見るレンガ造りの門ノ前架道橋
上部はJR京都線下り2車線が走っています。(ねじりまんぽは下り線)
トンネルとレールの交差角(斜架角)θは図上計測で70度です。
文献によると斜架角の方向は「左」ですが、何を基準としているのか
わかりません。このとき起拱角βは「左」上りです。(下5枚目の写真)
もう少し近づくと、レンガが捩れていることが分かります。
坑口にあった「史跡丸また」の文字、地元では「田中の丸また」と……
「丸また」について
下部は大きな石組
上部電車のレールとトンネル天井のレンガ張りは、強度上直角になっています。
そのため、垂直壁の水平面に接するアーチは、角度β(起拱角)がついています。
斜架角は左70度(「ねじりまんぽ」の諸元 小野田滋他より)
スマホアプリの傾斜計でβの角度を測定しました。13.1度でほぼ計算値通リ?
北側に進み、中間点より南側を見ると、ここまでがレンガ組み
北側の坑口から見るJR京都線上りは、コンクリート壁の橋梁
ねじりまんぽとは別物、後の交通量の増加に伴い増設されたものです。
右の元茨木川の土手に上がって、架道橋を見ました。
すぐ西隣の川端通リにはレンガ壁のユニークな茨木川橋梁があります。
一級河川の勝尾寺川(赤線:2021.06.30)から茨木川(青線:2021.06.27)
の川沿いを歩いてきました。
「安威川茨木川合流の碑」の位置が地図上の合流点ではなく、西へ約200mの
元茨木川の屈曲点にあります。
なぜだろう?と思い、合流位置周辺の古地図を参考に少し調べてみました。
一級河川勝尾寺川の起点である粟生間谷4丁目の西田橋から出発
猿が枝で遊んでいる西田橋の親柱
右岸の細い道を歩いて下流の間谷橋右トンネルをくぐります。
新大井出橋(バス道でもあるこの辺の主要道に架かる)から下流の大井出橋
右岸を歩いてゆくと左勝尾寺川に、右彩都粟生南から流れる裏川が合流
モノレール彩都線をくぐって振り返ったところ
茨木市川合の落ち着いた街並み
奥は茨木国際GC、その西を流れる川(名称不明)が流入
国道171号を渡り西国街道を東へ、少し西に戻った所の山下橋
山下橋から見た、左箕川、右勝尾寺川
西国街道に面した春日神社参道
巡礼橋の次にある豊川橋、親柱の文字は明治時代か?相当古い字体です。
幣久良(へくら)橋の向こうに見える森は耳原(みのはら)公園
耳原から流れ込む佐保川(白い建物の辺)、このあと勝尾寺川は茨木川
と名を変えます。
名神高速
春日橋
茨木川下流に見える緑色の田中大橋の先で、茨木川と安威川が合流
「安威川茨木川 合流の碑」、ここから南に元茨木川緑地公園が続きます。
1922年の地図に、茨木川を延長して安威川に接続した様子を記入しました。
今の安威川は合流位置から北に真っ直ぐ付け替えられ、地図の"逆く"の字は
今では西河原公園になっています。
JR京都線茨木川橋梁の橋脚のレンガは古くて趣があります。
隣にある門ノ前架道橋・ねじりまんぽ「田中の丸また」は有名です。
線路とトンネルの角度が直角でないため、レンガ積みがねじれています。
元茨木川を改修して公園にしたもので、桜並木が4kmも続くのは圧巻です。
元茨木川緑地から西河原公園まで歩いてきました。(2020.03.17)
"ねじりまんぽ"はJR京都線の橋梁・トンネルで、線路と直角でないため
"ねじりまんぽ"はJR京都線の橋梁・トンネルで、線路と直角でないため
レンガ積に角度がつき螺旋状に見える"ねじりまんぽ"となっています。
(下の地図現在地あたり)
明治10年鉄道開業とか…今も現役でこのトンネルは使用されています。
明治10年鉄道開業とか…今も現役でこのトンネルは使用されています。
たくさんの散歩者やジョガーに出会いました。
JR京都線(下り)の線路下にねじりまんぽ(壁右に「丸また」の文字)
トンネルの向こうに、地元で有名な豆腐屋さん「伏見屋」が見えます。
トンネルの向こうに、地元で有名な豆腐屋さん「伏見屋」が見えます。
振り返って見るJR京都線(上り)門ノ前架道橋、向こうの下り線が
ねじりまんぽ です。
西河原公園に向かう途中に立派な常夜灯がありました。
疣水神社なのか御魂神社なのか……その後疣水神社と判明しました。
疣水神社なのか御魂神社なのか……その後疣水神社と判明しました。
ホタルが生息するという親水がありました。
右の航空写真の逆「く」の字に見える森・西河原公園に、昭和初期まで
安威川が流れていました。
二つの公園をつないで2時間ほどのリフレッシュができました。
二つの公園をつないで2時間ほどのリフレッシュができました。
戸隠神社の横にある肝川観音堂のモミを見てきました。(2024.06.05)
歩いてきた肝川大橋の方をふり返ります。
左から公会堂、観音堂、モミ、カフェ山の駅
モミの説明板には「県内第5位の巨木」とあります。
観音堂、その向こうにモミの巨木があります。
狭い地形なので全体の姿を撮るのは難しいです。
上を見上げるとすごい迫力です。
奥の方から観音堂の眺め 樹高 26.1m 樹周は道路側が崖で測定できず
ネット情報では、樹高 27.0m 幹周 460cm 推定樹齢 480年 とのこと
車道に戻って見上げるモミの巨木
つつじが丘BSで下車、東側のスンドゥブ専門店OKKIIから肝川大橋をくぐり
西に歩くとやがて国の重要文化財に指定されてる肝川神社です。(2024.06.05)
つつじが丘BS
赤いOKKIIの向こうから右の肝川大橋の下に降ります。
すぐにカフェ山の駅が…その向こうに物流施設、右の山は鳥脇山ですね。
肝川戸隠神社、参道はスギの巨木の中を登ってゆきます。
国指定重要文化財の肝川戸隠神社
観音堂の手前のスギを測定 樹高 28.4m 樹周 180cm