箕面里山のブログ part2

 里山歩きと山野草のことなど_猪名川町大日山よりみる北西の山やま

北アルプス最北端・錦秋の栂海新道

2023年11月12日 | 北・中央アルプス
この先は日本海という北アルプス最北端、草紅葉に染まる絶好の季節、
栂海新道を歩いてきました。(2006.09.29~10.01 2泊3日)



9月29日
JR泊駅からタクシーで北又小屋まで、今回のメンバーは6名です。


黄葉に包まれたイブリ尾根の木道 


山肌の黄と緑の配色が素晴らしい 


朝日小屋(泊)、女性の経営者に代替わり、とても親切できれいな小屋
"朝日小屋の営業が2023年9月3日をもちまして諸般の事情により終了する
ことになりました。"(現地Web情報)

 小屋の傍に咲くウサギギク 


9月30日  朝日小屋から見た翌朝の朝焼け 


朝日岳(Y氏撮影、左後ろから、Tさん、Kさん、K氏、Hさん、私O)


朝日岳を北側に少し下ったところから南の展望、左端に立山すぐ右が剣山 


雲上を行く木道、ザックの重さも気になりません。


 ヨイショ!と越えて、吹上のコルから栂海新道に向かいます。 
この先は、赤ペンキの「栂海新道→」「日本海↑」


照葉の池、これから先は池糖が点在し黄葉を映した景観がすばらしい


 この色合いの景色はこの時期の特権


あやめ平を見下ろす


池糖の間を縫って下ってゆきます。 


山中の真珠のような小さな池 


アヤメ平と黒岩平の中間点より振り返る朝日岳 

ミヤマリンドウ

犬ヶ岳に到着
今晩の用水を担ぎあげたので疲れました。

栂海山荘に到着(素泊、写真はWEBより借用)
「サワガニ山岳会」の皆さんが栂海新道の山小屋や登山道の整備を
されています。 感謝します。

10月1日 栂海山荘出発(右後ろY氏)

白鳥避難小屋に到着(WEBより借用)
下りもかなりのアップダウン、疲れました。
坂田峠からタクシーを呼び、坂田峠林道下の車道から下山しました。
後から思うと車道出合までの歩きも長く、親不知まで行けたという意見
もありました。(坂田峠~車道1時間、~親不知3時間、差2時間)




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北アルプス④・太郎平小屋~折立

2023年08月25日 | 北・中央アルプス
新穂高温泉から雲ノ平を越えて折立に至る縦走の最終日です。(2015.08.15)
今日は朝から晴れで、展望を楽しみながらゆっくり下ります。
5:50太郎小屋発~8:05三角点~9:50折立~タクシー、亀谷温泉(白樺ハイツ)
入浴~12:15富山駅~(第三セクター)~金沢~(普通、快速青春切符)~
大阪駅着



太郎平からのパノラマ  

薬師岳の東南稜ピーク、薬師岳山頂は蔭に隠れて見えません。
左の四角が避難小屋跡、すぐ右山頂の尖ったケルンが愛知大遭難慰霊碑

朝の露玉をつけたチングルマの果穂

有峰湖を覆う雲海

ヤマハハコもたくさん咲いていました。 

イワショウブだと思います。 


五光岩ベンチ付近からのパノラマ 

アカモノの果実

三角点に到着、これから先は樹林帯の中を折立に向かいます。 

折立登山口にある十三重之塔 慰霊碑

折立に下山、建物の左端に水道とタワシがあり靴を洗いました。

 タクシーの車窓から眺める有峰湖

亀谷温泉・白樺ハイツ、入浴中タクシーは無料で待っていてくれました。
入浴料は610円でした。
タクシーは太郎平小屋から、3人乗車富山駅までと昨夕予約しました。 

富山駅、市電が右の駅舎から出てきました。
新幹線が開通して、金沢までは第三セクターになったので、青春切符が
使えず、仕方なく1220円を別途支払いました。 



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北アルプス③・雲ノ平山荘~太郎平

2023年08月24日 | 北・中央アルプス
今日も雨の1日です。アラスカ庭園から薬師沢小屋に下る道は大きな岩石が
累々、大きな木の根も無数、木道も雨で滑りやすく歩きにくい以上に危険で
した。(2015.08.14)
6:00雲ノ平山荘発~7:05アラスカ庭園~10:50薬師沢小屋~12:45左俣出
合~14:00薬師沢を外れ急登開始~15:15太郎平小屋(泊)


今日も雨の中の出発
2階奥の天上横梁が低い所に寝たため、何度も頭をぶつける音がしていました。 

奥日本庭園に向かう木道、雨で濡れて滑るため気をつけて歩きます。 

かすかに薬師岳方面の稜線が…高天原温泉にも行きたかったのですが、昨日
の話で、この雨では温泉が川に浸かっているとのことで中止にしました。 

ゴゼンタチバナがたくさん咲いていました。 

池塘に咲くイワイチョウ、花びらが縮れています。 

ミヤマアキノキリンソウ?、別名コガネギク? 

オヤマリンドウ

急降下の険路を難儀して下ると、黒部川に架かる吊橋の向こうに薬師沢小屋
ここまで来れば太郎小屋は時間の問題です。 

アサギマダラを見かけました。
ヨツバヒヨドリのアルカロイドを取りこむことで毒化し、敵から身を守るそう。 

濃い紫色のミヤマアケボノソウ、アケボノソウよりセンブリに似た感じ 

コマツカサススキ?、ベンチの湿地帯にありました 。

ミソガシワ

最後の急坂を登りきって太郎平小屋に到着
夕食時に山岳警備隊の方より、木道でスリップ事故が多発しており、歩き方に
ついて注意がありました。小刻みにゆっくり歩くのがコツとのことでした。 


小屋の広場にあった鳥瞰図  



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北アルプス②・双六小屋から雲ノ平

2023年08月23日 | 北・中央アルプス
今日はあいにくの雨となりました。
巻道を選びましたが、中道のほうが歩きやすかったかもしれません。
(どちらにしても展望は望めませんでしたが…)(2015.08.13)
5:20双六山荘発~5:55巻道分岐~8:10三俣峠~9:05三俣山荘~10:05黒部川
水源地~10:10岩苔乗越分岐~日本庭園で昼食~スイス庭園分岐~13:45
雲ノ平山荘(泊)


双六小屋を出発して30分ほど登ると三俣山荘巻道分岐
真っ直ぐ進めば中道コースと双六岳コースですが、右の巻道コースへ。 

清楚なハクサンイチゲ 

エゾヨツバシオガマ

アマニュウ? 
シシウド、シラネセンキュウなどよく似たものが多く特定できません。 

三俣峠中道との合流点
正面に鷲羽山が見えるはずですが、今日はこのような状態で残念です。 

鷲羽岳と雲ノ平の分岐、とりあえず三俣山荘に立寄りました。 

三俣山荘、ゆっくりくつろぐわけにもゆかず早々に引返しました。

 沢沿いをどんどん下ってゆくと「黒部川源流地標」に 

岩苔乗越分岐、急登だが距離の短い左のコースをとりました。

 黒部川源流の渡渉(WEBより借用)、ロープが張ってありましたが、
増水時の渡渉は困難…。
岩石の急登を越すと日本庭園、後は木道のゆるやかなアップダウンでした。 

雲ノ平から先は水不足とのこと、キャンプ場の先にある水場で補充しました。
水場は分岐から片道10分でした。
雲ノ平山荘は雨で停滞の人が多いのか、お盆休みなのか超満員でした。 



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北アルプス①・わさび平小屋から双六小屋

2023年08月22日 | 北・中央アルプス
昨年のお盆は雨で、北アルプス山行は中止の憂き目に会いました。
今年は晴曇時々雨でしたが北アルプス縦走を決行、なんとか達成できました。
昨日はJR高山から濃飛バスで新穂高温泉BT、わさび平小屋で泊まりました。
11日:大阪駅9番ホーム8時59分発⇒高山15時25分着、濃飛バス15:40発⇒
新穂高温泉17:25着、19:00わさび平小屋(素泊)
第1日目は、わさび平小屋から双六小屋です。(2015.08.12)
12日:5:10わさび平小屋発→6:45秩父沢→8:35シシウドヶ原→10:10鏡平山荘
→12:15弓折岳分岐→16:00双六小屋(泊) 


いよいよ今日から雲ノ平への縦走開始、わさび平小屋 12日 5:10出発   

ヨツバヒヨドリ
アサギマダラはヨツバヒヨドリの蜜に含まれる毒成分アルカロイドを
取込み、鳥からの襲撃を避けるそうです。 

秩父沢
若い頃立山~薬師岳を縦走して、ここで冷やしソーメンを作った思い出が… 

変わった種子を見つけました。調べたらクロツリバナでした。
紫色の花から写真のような薄緑色、そして赤色に変わるそうです。 

シシウドヶ原に到着、鏡平まであと一息 

鏡平山荘に到着、少し休憩をとり先を急ぎます。 

弓折岳分岐から見る槍ヶ岳と、ふもとに見える鏡平山荘 

弓折岳分岐にて

ハクサンフウロの花後
苞が花びらのようでピンクの種子とあいまって鮮やかでした。 

中央が槍ヶ岳

左奥が鷲羽岳

左が笠ヶ岳


双六小屋と双六池キャンプ場(14:20到着)

双六小屋に宿泊



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

念願の黒部源流・赤木沢を遡行する

2023年08月18日 | 北・中央アルプス
長年行きたいと願っていた黒部源流・赤木沢に、やっと行くことができました。
(2005.08.15)
聞いていた通り明るく、きれいな小滝・滑滝の連続で、最高の気分で遡行
できました。


薬師沢小屋に泊まって、今日は早朝5時から入渓(5:04)
小屋の前に架かる吊橋の手前で黒部川上流に降ります。

 歩けるところを探して進む、今日は水量が少なく危険は少ないようです。
(雨天・増水時は危険です) 

赤木沢分岐の瀞に到着(7:19)、右側の岩肌をヘツッテ赤木沢に入ります。

 斜爆、六甲の沢のような蜘蛛の巣は、全くありません。 

この滝も楽に超えることができます。 

きれいな広い滝

いい感じです。 

少し大きな3段の滝

この滝は右岸を高巻きました。 

滝が読きます。 

大勢の人が一息入れています。 

次々に現れる滝 

大滝、手前から高巻く(9:56)
猛烈な逆笹を漕いだので時間がかかりました。

 北ノ俣岳から見る左赤牛岳、右水晶岳方面の展望(14:47) 

太郎山からの左薬師岳、右赤牛岳の展望
沢自体の難度は1級、アプローチの長さを考慮して2級とのことです。
ロープ、ハーネス、カラビナ、エイト環は一度も使用しませんでした。


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中央アルプス・千畳敷カールのお花畑を歩く

2023年08月07日 | 北・中央アルプス
友達と千畳敷カール遊歩道のお花畑を歩いてきました。(2016.08.01)
南アルプスの展望を期待したのですが、駒ヶ根ロープウェイ千畳敷駅を降りると
雲の中で展望はありませんでした。
帰阪後、山の展望ソフト・カシミール3Dにより山座同定をして擬似体験としました。
 


ロープウェイ千畳敷駅から左図(駒ヶ根観光協会HPより)の周回遊歩道を
巡ってきました。花の宝庫として有名、見かけた花を以下に掲載します。 



カシミール3Dによる南アルプスの展望図です。
(カメラ設定:対地高度150m、撮影範囲75km、35mm標準広角レンズ) 

駒ヶ根ロープウェイ千畳敷駅、濃い霧の中です。
ロープウエイの高低差 950mは日本一
千畳敷駅は日本最高所駅で標高2612m
メーカー:安全索道
当日の気温:17.5度 

ホテル前石畳の広場
15年ほど前に、空木岳から駒ヶ岳まで縦走したときは、天候が悪く宝剣岳を
パスしてここから迂回しました。 

駒ヶ岳神社、少し雲が取れてきました。 

周回遊歩道の案内板

遊歩道下部にある剣ヶ池から、ホテル千畳敷が見えます。 

以下、遊歩道で見た花々です。ミヤマアキノキリンソウ 

ヤマハハコ 

カイタカラコウ 

イワツメクサ 

シナノオトギリ 

同上、赤い蕾が周囲を引き立てます。 

ウメバチソウ  前田利家、菅原道真(天満宮)、湯島天神の家紋 

ミヤマゼンコ?ハクサンボウフウ? セリ科は種類が多くて見分けにくいです。 

エゾシオガマ 

オンタデ 

ミヤマリンドウ 

ウサギギク 

サクライウズ(トリカブト属) タカネトリカブトかも?違い分かりません。

 クロトウヒレン 

タカネグンナイフウロ  鮮やかな紫色が眼をひきます。 

同上、花後もきれいです。 

クルマユリ 

シナノキンバイ 

同上、若い実 

ウラジロナナカマドの実 

綿毛を付けたチングルマの花穂

これはバイケイソウ  コバイケイソウは花が房状です。 

ヨツバシオガマ 

ムカゴトラノオ 




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上高地から霞沢岳 2/2(徳本峠~霞沢岳往復)

2023年08月06日 | 北・中央アルプス
西穂高岳山荘から梓川を挟んでま近かにそびえる霞沢岳を見て、いつか登って
みたいと思っていました。(2013.07.31)
今回は、徳本峠をベースに霞沢岳往復、翌日大滝山から蝶ヶ岳という計画で
したが、2日目の夜半から大雨となり蝶ヶ岳は断念しました。



バイケイソウの咲く泥んこ道、それと木の根道が多いです。 

ジャンクションピークまではコメツガ林、気持ちよく登ってゆけます。 


ゴゼンタチバナ

ニッコウキスゲの群落 

ハクサンフウロ

ジャンクションピークに到着、一休みです。
ちょっとしたスペースから南面の展望…あまりよくありません。

 中央の乗鞍岳と左奥に御嶽山

エゾシオガマ

中間地点・最低標高部にある小さな池

チダケサシ?

シラネニンジン? 

おなじみのシナノキンバイ

くっきりとしてよく目につくキヌガサソウ

エンレイソウ、横に開いている三枚は、がく(咢)でしょうか。 

ロープのある急登を「これでもか」というほど登るとやっとK1ピーク
ここは穂高の展望台、ま近かにK2と霞沢岳が見えます。
足首が痛くなってきたので、明日の長丁場に備えここで引き返しました。 

左から西穂高岳、奥穂高岳、前穂高岳、岳沢もよく見えます。 

中央左に雲のかかった常念岳、明日はその右の蝶ヶ岳に行く予定です。 

雲の向こうに笠ヶ岳がきれいな三角錐を見せていました。 

南アルプス方面ですが山名は全くわかりません。
条件がよいと、富士山が顔をのぞかせるそうです。 

クルマユリ

マルバダケブキ

ギンリョウソウ

テン場に戻って……夜半から大雨となりました。
翌日計画していた蝶ヶ岳は断念して来た道を上高地に戻りました。 



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上高地から霞沢岳 1/2(徳本峠まで)

2023年08月05日 | 北・中央アルプス
今年は北アルプス・上高地の霞沢岳に登ってきました。 (2013.07.30)



あかんだな駐車場からバスで上高地バスターミナルに到着
河童橋の横から明神岳方面を眺めますが、雲がかかっています。 

明神館を過ぎてすぐに徳本峠分岐、広い川沿いの林道を行きます。 

エンレイソウの実

クルマバツクバネソウの実

タマガワホトトギス

最後の水場(峠まで800m)を過ぎると、霞沢岳分岐(峠まで200m)

徳本峠小屋でテント設営の手続き完了、小屋前のテン場10張りはOKのようです。 

徳本峠小屋HPより

センジュガンピ、たくさん咲いていましたが取り損ねました。(Webより拝借) 

カニコウモリ 同上 



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

信州・霧ヶ峰と上高地で涼んできました

2023年07月27日 | 北・中央アルプス
JTBツアーで車山から霧ヶ峰をドライブ、白馬山麓に宿泊して翌日は
上高地の大正池の自然研究路を廻って涼んできました。(2012.07.25)
蓼科山の南に、幾度か親しんだ南八ヶ岳連山が続いています。
上高地は北アルプスで最大の登山基地で、よく利用した懐かしい場所です。

 駒ヶ根の食堂の箸袋、南アルプスはどの山も同じように見え山座同定
は難しいです。中央アルプスの駒ヶ岳は手前の山に隠れて見えません。 

ロープウエーで車山の中腹へ、写真左は蓼科山で諏訪富士と呼ばれています。
右(南)には八ヶ岳連山が続いています。
なだらかな高原がどこまでも続いていて、阿蘇山の草千里と似ています。


 当日は曇りで展望は良くなかった車山、山頂からの大展望図 

ニッコウキスゲの大群落 

一日花

小谷村の栂池自然公園すぐ北、コルチナ国際スキー場にある
「ホテルグリーンプラザ白馬」に宿泊しました。
山中にいきなり現れた派手で巨大なホテルにはびっくりしました。

翌日の上高地・大正池を巡る自然研究路、白樺の樹林がきれいでした。
白樺は中部地方以北に自生していて、ここは信州なのだと実感します。  

大正池対岸(西側)の焼岳(活火山・南峰立入禁止 2012年現在)
山頂からの土石流による大崩落が、山すそまで続いています。

 上高地温泉ホテルからの展望、左から六百山、三本槍、霞沢岳、
残念ながら穂高は雲の中でした。 

梓川の河童橋と明神岳、平日でも学校は夏休みに入り賑わっていました。


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする