箕面里山のブログ part2

 里山歩きと山野草のことなど_猪名川町大日山よりみる北西の山やま

近代化産業遺産・旧別子銅山東平(とうなる)を歩く

2023年05月17日 | 中国・四国の山
バスツアーで四国新居浜の、近代化産業遺産・旧別子銅山東平を歩いて
きました。(2011.05.06)
東洋のマチュピチュと謳っている通り、標高800mの山奥に鉱山と共に
大規模な街の跡があったのは驚きでした。




 東平(とうなる)の案内図がありました。社宅、小中学校、
劇場、商店、診療所、墓地、変電所があり、1万人を越えた人の
生活する立派な街(旧別子銅山)であったようです。
明治13年牛車道開通、明治26年鉱山専用鉄道が開通しました。
その以前は標高差800mの急峻な山道を、鉱石を背負って降り、
帰りは物資を運び上げた、想像を絶する重労働だったようです。 

マイントピア別子からは小型バスに乗り換えて、細い山道を登り
ました。駐車場から遺跡を見下ろした写真です。 

駐車場から一旦下り見上げた写真、下から見上げると迫力が
ありました。

 インクライン跡、エレベーターを斜めにしたケーブルカーの
ようなもので、効率よく荷を揚げることができます。
鉱石と物資の運搬は、明治初期までは主に女性が担っていた
ようです。担ぐ重量はマイントピア別子から新居浜まで、比較
的平坦地で男45Kg、女30Kgとありました。 

赤石山系の遠望、いつの日か登ってみたいです。 


 描画ソフト・カシミール3Dで鳥瞰図を作成してみました。

 

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青春切符で坂出の山(金山、常山、笠山)に登る

2023年01月06日 | 中国・四国の山
青春切符で坂出の山と、讃岐うどんを求めて香川県に行ってきました。
(2017.01.05)
坂出駅付近の金山(280.8m)、常山(283.2m)、笠山(109m)の
三山に登りましたが、低山ながらそれぞれ個性のある山でした。



JR坂出駅から線路沿いに高松方面に進み、江尻町の鉄塔末端から取り付きます。
少し登ると鉄塔があり着衣調整の休憩、金山頂上まで急な登りが続きます。 

登りきると鉄塔があり向かい側に舗装道路がありました。
鉄塔すぐのところに左側頂上の案内が、奥まったところが金山頂上でした。
頂上近くにはサヌカイトの露頭があり、予期しない出会いで感動です。
サヌカイト(讃岐石と命名された世界的に有名な石)、古代の石器または楽器、
大阪では二上山のサヌカイトが有名だとか。

舗装道に落葉の絨毯、心地よく下山です。 

金山トンネルの上から、これから登る常山を眺めます。 


 常山に登る途中の展望所から眺める笠山、遠方に薄く見えるのは
岡山の山々? 

少し登ったところで道が分岐
どちらも頂上に行けそうですが、テープの多い右側に入りました。 

頂上に近い鉄塔を過ぎ水平道を進むと、右頂上の案内がありました。
急な道をしばらくで常山頂上に、展望は坂出駅方面が少しあるだけです。 

金山から下山道まで戻り次の笠山に…、横潮神社下から笠山を望みます。 

 御大師池にあった笠山登山ガイド


 笠山頂上から振り返り見る、金山と常山


 常山と角山、木立の間には飯野山(讃岐富士)が見えます。


 瀬戸大橋方面、360度の展望

坂出駅に戻ってきました。駅近くの八百屋さんでみかんや野菜を激安で
ゲットして幸せ!
続いて讃岐うどんを求めましたが、行った店はなんとうどん玉が品切れ
とのこと。そんなことあるんですか!! 低山ながら楽しい山旅でした。 



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リフトを利用して四国の剣山に登る

2022年10月28日 | 中国・四国の山
大阪からバスをチャーター、リフトを利用して四国・剣山に登りました。(2014.10.26)
今回の登山は交通に多くの時間を要しますが、次郎笈を踏んだ班もいました。

登山ルートです。


見ノ越駅から登山リフトで西島駅へ


亜熱帯植物林の説明板

尾根道をゆくと刀掛の松、右は大剣神社、尾根道を直進です。

近くにある枝折神社

見晴らしの良い尾根の階段道

剣山本宮の鳥居、すぐそこに頂上ヒュッテが見えています。
山頂はすぐそこですが、展望がよくないためパスして大剣神社に向かいます。
元気組の他の班は次郎笈ピストンです。

大剣神社、後ろの50mの大岩がご神体です。

往復リフトで楽ちん


西島に下山

小説天涯の花で有名になった、剣山固有種のキレンゲショウマ、今は季節外れです。 
写真(2017.08.24撮影)は六甲高山植物園で、栽培種では日本最大規模



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四国・東祖谷のたたずまい

2022年10月23日 | 中国・四国の山
農家民宿「祖谷八景」さんにおせわになり、今日は東祖谷のたたずまいに浸ります。(2016.10.13)
「祖谷八景」さんは、10人ほど宿泊可能な"かくれ宿"で、リピーターが多いのが特徴です。


東祖谷観光マップ 拡大

大きな囲炉裏のある、落ち着いた雰囲気の居間です。 

どこのお家にも、かかしがあります。 

おかみさんに見送っていただきました。山の帰りにまたお訪ねしたいです。 

お宿のすぐ近くから落合集落が眺められます。
いたるところに、このような斜面の集落があるのは驚き!

 落合集落の説明板 拡大

祖谷川の清流 

路傍の花名前分かりません、この虫さんも 

シコクフウロ(四国風露)? 下界で見れて感激 

ユキノシタ、小さな花いつ見ても清楚でかわいらしいです。 




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四国・三嶺~天狗塚縦走(2日目)

2022年10月21日 | 中国・四国の山
今日は三嶺から天狗塚の縦走です。天気が良さそうなので山座同定が楽しみです。
(2016.10.12)
延々と続く笹原の尾根道は天空の楽園です。石槌山まではっきり見えて最高でした。


 三嶺避難小屋を出発して20分、三嶺頂上から剣山を眺めます。 


 山頂から左、石槌山方面の展望


 左奥の尖峰がこれから行く天狗塚


 三嶺から見る西側の展望


 三嶺から見る北東側の展望


 西熊山から見る南東の展望

登山道にあったテキサスゲート
スノコ状のゲートになっており、鹿などは通ることができません。

 山の右裾をしばらく歩いてゆくと、稜線に出て西熊山に到着 


 西熊山から見る西側の展望、石槌山とその周辺の山がよく見える

お亀岩分岐、中間左に行けば綱附森、すぐ下にお亀岩避難小屋と水場があります。 


 天狗塚から見る北側の展望

天狗塚から三嶺とその向うの剣山を振り返ります。
一旦、西山分岐まで戻り西山林道登山口に向かいます。 

どこにも第一ピークという道標はありませんでした。なんと書いてあるのかな?
たぶんここが第一ピークと思いますが…… 

やっと西山林道登山口に下山、車が4台ほど停まっていました。 




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四国・三嶺~天狗塚縦走(1日目)

2022年10月20日 | 中国・四国の山
好天のもと、四国は徳島の三嶺から天狗塚まで縦走をしてきました。(2016.10.11)
1日目は久保登山口から三嶺非難小屋まで、登山開始が14時っと少し遅いのですが
明るい内に着きたいです。
一面の笹原の開放感、360度の展望、きれいな三嶺避難小屋、申し分なかったです。


大阪梅田の三番街からの高速バスで、ここ阿波池田BTに着きました。
同じBTより乗り継ぎで剣山、三嶺方面行きのバスが出ていたので、
すぐに乗り込みました。 

久保BSで四国交通バスから三好市営バスに乗り換え名頃BSで下車 

祖谷川の橋を渡るとすぐに名頃駐車場が、山裾にかかしが座っています。
東祖谷地区はかかしの里といわれ、住民の人口より多いそうです。 


 登山口にあった案内図

林道出合、立派な林道ですが以前の谷筋の登山道は通行止めでした。 

ダケモミの丘の道標はありませんでした。
ロープとネットが張り巡らされて、迷うことはありませんでした。
無かったら、なだらかな樹林帯で迷うところでした。 

最後の急登を詰めもう少しで三嶺の池という所に水場の案内が
(水場60mとあります) 

池のほとりにある道標、三嶺頂上まで残りあと300mです。 

三嶺の池

やっと着きました今夜の宿、三嶺避難小屋です。中は広くてとてもきれいでした。
トイレは少し離れたところにあります。 




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蒜山の山麓高原を歩く

2022年09月24日 | 中国・四国の山
クラブツーリズムのバスツアーで「さわやか蒜山高原ウオーク」に行って
きました。(2016.09.22)
あいにくの天気予報、蒜山高原は 12時~18時は降雨確率100%、降水量
1~2%、風速2m/sで、なんとか歩ける状態です。歩行距離8km、6.5km、
5kmの内5kmを歩きました。
蒜山山麓地図: Map と、下の写真は蒜山観光協会HPのものをを転載 

当日は雨天のため見晴らしがなかったので、天気が良ければこういうふうな、
いい景色があるのだと想像しました。

「蒜山にたどりついた際、目の前にとびこむ四季の彩りで縁取られた3つの
コブ。これが約60万年前に火山活動を停止したとされる「蒜山三座」です。
岡山県と鳥取県境、中国山地を織りなす大山連峰の東に連なる上蒜山(1,202m)
中蒜山(1,123m)下蒜山(1,100m)の3つを蒜山三座と表現。特に上蒜山の
山腹から山裾にかけての火山麓扇状地は、採草放牧地として利用され、雄大
で牧歌的な風景を展開。
山の稜線付近にはブナ林が広がり、山頂から山腹にかけて広がる落葉樹林が
季節とともに色鮮やかな表情を見せてくれます」(蒜山観光協会 HPより) 

5kmコースの出発地点、雨具を着用して出発です。
ひるぜんジャージーランドの少し手前でミネラルウオーターをいただきました。 

地図の蒜山三座山麓の車道わきのサイクリングロードを歩きます。
天気が良ければ、8kmコースを歩く予定だったのですが…… 

道路脇にはたくさんツリフネソウが咲いていました。 

ミゾソバかその近隣種かな? 可憐な花ですが小さくてピントが合いませんでした。 

クラブツーリズムからは近畿~九州で四十数台のバスが出ていたようです。
沿道にはたくさんのスタッフが支援してくださって、万全でした!

途中からトチノキ(ベニバナトチノキ?、マロニエ?)の街路樹がゴール
まで続きます。右下は落ちていた葉です。 

葉の拡大、誰に聞いても樹種は教えてもらえませんでした。 

トチノキ(たぶん)の実の殻、実は栗と似ているようですが、道中一つも
見かけませんでした。 

ひるぜんワイナリー、仲間はワインを飲みましたが、私はお腹の調子が悪く
先を急ぎました。 

蒜山高原の広大な雰囲気が伝わるでしょうか。(???) 

ヤマボウシの木がたくさんあり、赤い実をたわわに着けていました。
食べてみましたが、味がなく淡白でした。
(熟すると甘く、果実酒にしたことがあります) 

ゴールのヒルゼン高原センター・ジョイフルパーク、大勢のスタッフ
の歓迎コールです。
二十世紀梨とジャージー牛乳のプレゼントがありました。
帰りは、道路の渋滞もなく予定よりも早く千里中央に帰着しました。 





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アケボノツツジを求めて四国の西赤石山から東赤石山へ

2022年05月24日 | 中国・四国の山
M社の登山ツアー企画で、アケボノツツジを求めて新居浜の西赤石山と
東赤石山に登ってきました。(2013.05.19)
当日の稜線は暴風雨で視界もなく大変でしたが、なんとかアケボノツツジを
見ることができました。
ツアー参加者8名、リーダーは先頭と末尾の2名体制でした。



 日浦(ひのうら)登山口にあった、旧別子銅山の案内図(7:52) 


 同じく西赤石山と東赤石山の案内図

学校、劇場、宿舎、醸造所の遺跡が多数残っています。
最盛期は2万人以上の人口を有する、四国最大の空中都市でした。 

ダイヤモンド水で喉を潤して休憩

銅山越
この辺から風雨が激しくなり、防雨対策を再点検して西赤石山に向かいます。 

 砂交じりの風雨が頬に打ち付けるなか、西赤石山の頂上に着きました。

物住頭(ものずみのあたま)

所々に咲いていたアケボノツツジ、風雨のなか折れる気持ちを救ってくれました。 

前赤石山の南トラバースで道迷い発生、25分ロスしました。
風雨の中地図を広げるのは大変、私は持参のGPSでルート確認をしました。
全コース中唯一の難路ですが、当日は視界が狭く断崖絶壁が見えなかった
ので恐怖感はありませんでした。 

風雨のなか赤石小屋(赤石山荘)に到着
小屋の情報では、昨日南トラバースで転落事故があったそうです。
小屋のなかで食事をさせていただき、寒い中助かりました。 

赤石山荘の前に咲いていたオオカメノキ

岩石を乗り越えやっと東赤石山に到着 

東赤石山からは下り一辺倒の、長い道のりを経て筏場に下山 (17:32)
歩行距離 16.5km、所要時間 9:40(休憩含む)、累積標高差+1254m、-1417m 



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