hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

伊岡瞬『桜の咲かない季節』を読む

2020年11月15日 | 読書2

伊岡瞬著『桜の咲かない季節』(2012年8月20日講談社発行)を読んだ。

 

講談社BOOK倶楽部の内容紹介は以下。

五つの謎と一つの恋
恋と占いと謎解きの連作短編集!

カメラマン耕太郎は占い師の桜子の仕事場によくいる。心配性の彼女を思って、客の不幸を的中させないように動くのだ。二人の未来は?

第一話 守りたかった男
第二話 翼のない天使
第三話 ミツオの帰還
第四話 水曜日の女難
第五話 桜の咲かない季節

 

乾耕太郎:報道系のフリ-カメラマン。中3年の時、父が病死し、父が親しかった近くの深沢天山の家に同居した。20歳で離れた。カメラマンとして独り立ち後、深沢家のそばのアパ-トに住む。しょっちゅう占い室の隣室に入り込み、仕事しながら監視カメラのモニターを見て桜子のボディガードのつもりになっている。ペンネーム霧月透で副業も。
深沢桜子:占い師としては七ノ瀬桜子。天山のあと「占い処七ノ瀬」を継いだ。耕太郎より3歳下。意思の強さともろさを併せ持つ美貌。
深沢天山:占い師七ノ瀬天山。桜子の父。インドで耕太郎と合流し、強盗により胸を刺され、後遺症で1年後に亡くなる。

 

宮本:「宮本金物店」店主。
「タナベ寝具店」のおかみさん:道で耕太郎を捕まえては町の情報をペラペラ。

辻本均:パン屋「シャンボール」店主。高校時代からの友人。店員は明るい黒田美奈子
池田:刑事

舟山:妻・昌美に殴られると相談に来た占いの客。ナイフを買って、昌美が殺されたので、刑事に追及される。

藤村珠子:「藤村漬物店」店主。娘は春美29歳、独身。
堀田光雄:ミツオ。洋食屋の息子。悪さを重ねて補導され、騒動のあと10年以上姿をくらましていた。
笹森陽子:耕太郎に接近する謎の女性。29歳。
三ノ瀬厳海:一ノ瀬一門の高弟の占い師。

 

私の評価としては、★★☆☆☆(二つ星:読むの?)(最大は五つ星

まるで少年少女小説か、ヤングアダルト小説だ。ややこしく、難しい小説はもはや避けており、気楽に楽しく読める本に偏っている昨今だが、この本のようにあまりにも簡単に読め、あとに残らない本を読むと、これで良いのだろうかとふと思ってしまう。齢80に近づき、「いいんじゃないの!」と思ってはいるのだが。

伊岡瞬の略歴と既読本リスト

 

コメント
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